League 2014 vol.1
14.Leg.22 Tokyo Verdy YAMAHA Stadium
2014.07.20(Sun)
酷いゲームだった。ヴェルディは磐田のディフェンスの欠点をうまく突いて前半早々に2得点。ま、これでゲームはほぼ決してしまったわけだ。先制点のシーンがその典型。ラインを下げて守るやり方も破綻するようなことになったら、どーすんだ?
攻撃も相変わらずで、思いつきの連携主体の攻撃では2点のビハインドを跳ね返すのは困難だろうな。それに、磐田の攻撃のあり方は完全に読まれていて、中盤でのパスカットから速攻を食らうシーンは山のよう。このゲーム、完璧にヤスのプラン通りだったんだろうなと思う。
前田に続いて今日のゲームで金園が怪我で途中交代と踏んだり蹴ったりの状態。それでも、数少ない福音はチンガが攻撃ではかなり使えそうだと言うこと。ボールタッチが柔らかく、キープ力があり、パス出しドリブルと多彩な攻撃を繰り出せる。が、奪われたときのプレスバックはちょいとおざなりなので、ボランチより2列目での起用が良いのではないかと。
磐田 1-2 東京碧隊
14.Leg.22 Tokyo Verdy YAMAHA Stadium
2014.07.20(Sun)
酷いゲームだった。ヴェルディは磐田のディフェンスの欠点をうまく突いて前半早々に2得点。ま、これでゲームはほぼ決してしまったわけだ。先制点のシーンがその典型。ラインを下げて守るやり方も破綻するようなことになったら、どーすんだ?
攻撃も相変わらずで、思いつきの連携主体の攻撃では2点のビハインドを跳ね返すのは困難だろうな。それに、磐田の攻撃のあり方は完全に読まれていて、中盤でのパスカットから速攻を食らうシーンは山のよう。このゲーム、完璧にヤスのプラン通りだったんだろうなと思う。
前田に続いて今日のゲームで金園が怪我で途中交代と踏んだり蹴ったりの状態。それでも、数少ない福音はチンガが攻撃ではかなり使えそうだと言うこと。ボールタッチが柔らかく、キープ力があり、パス出しドリブルと多彩な攻撃を繰り出せる。が、奪われたときのプレスバックはちょいとおざなりなので、ボランチより2列目での起用が良いのではないかと。
磐田 1-2 東京碧隊
13.Leg.19 Bellmare YAMAHA Stadium
2014.06.21(Sat)
悔しいから今日は短い。
良いゲームだった。が、勝てないんでは仕方がない。
湘南は前からプレスをかけてショートカウンターが主体のチーム。ハイプレッシャーをかわせば前に出てきてくれるだけにスペースがある。山崎と宮崎が効いている。カウンターの応酬。球際で激しく競り合うゲームなのにレフェリーが流し気味なのでどんどんヒートアップする。もうちょいと上手くコントロールして欲しい。
ただ、祐希が狙われている感じで、奪われて何度かカウンターの起点になってしまっている。
そして、湘南の素早いリスタートから失点。後半のオウンゴールとあわせて実にもったいない失点。ちょっとした脇の甘さがゲームを台無しにしてしまう。。。なかなか直らん。
後半も似たような展開だったが、フェルジナンドのミドルが炸裂して一旦は追いついた。が。。。
そして、松井・フェルジナンドを下げた後は、リードした湘南ががっちり守備を固めてきたために崩せなくなってくる。さらにいつものように連携がバラバラになってしまい、もはやシュートまで行かなくなる。金園を投入したのだからもっと簡単に前田を狙って蹴り込んでそれを彼に拾わせたら良かった気がする。
良いゲームだっただけに、せめてドローで終わりたかった。
磐田 1-2 キングベル隊
12.Leg.18 FC GIFU NAGARAGAWA Stadium
2014.06.14(Sat)
久しぶりの快勝。久しぶりの複数得点に無失点勝利。
岐阜は引いて守ることをせず真っ向から勝負して来たワケだが、磐田にとってはその方が好都合であったはずだ。アレックスを高めに張らせて駒野を押し込もうとしていたように見えたが、駒野のサイドで起点を作っておいてサイドを変えれば簡単に崩せた。逆サイドに張っていた山崎が何度もチャンスを作った。アレックスはディフェンスに難があるから磐田から見た右サイドが主戦場となった。 結局、このサイドでの攻防が雌雄を決することになった。4点中3点が右からの崩しだ。
岐阜は中盤のディフェンスが曖昧だったために余裕を持って捌けた。祐希が攻守に良いプレイを見せていた。基本的に繋いで崩そうというチームコンセプトと見たが、前半に見せていた前線めがけて放り込んで来られた方がむしろ嫌だった。
このところ後半に足の止まることの多い磐田だが、この日は点差もあってか岐阜の方が足の止まる時間が早かった。今季一番安心して見られたゲームであった。
磐田 4-0 岐阜隊
11.Leg.16 FAGIANO OKAYAMA YAAMAHA Stadium Iwata
2014.05.31(Sat)
とにかく酷いゲームだった。
このところの気になる点なんだが、受けに入ったような立ち上がりが多い、このゲームも受け身で始まってしまったように思う。
プレスに連動性がなくしかも寄せが甘いと来ているからかわされて一気にピンチとなる。先制されたシーンがその典型。
さらに、サイドの守備に不安があるのでそこにボランチやCBが引っ張られ中が空いてしまう。結構ヴァイタルからフリーで打たれている。
終盤は運動量が落ちて押し込まれっぱなしになったが、これから暑い時期になるってのに大丈夫なのか?特にフェルジナンドはへろへろになっていた。換えの効かないピースが90分もたないのではまずいだろう。
攻撃は連携が悪い上に前線での動き出しが少ないんでタテに入れられない。前線できちんと楔を受ける形を作っていかないと崩せまいと思う。ま、それが出来ないんでこの日のように直接を裏狙った長いパスで崩そうとしていたのかも知れない。その一本が点につながったのだから、ありと言えばありなんだろう。
カウンターがカウンターにならないところも問題だ。そもそも、奪う位置が低いんで長い距離を走らねばならず結局スピードダウンしてしまう。奪った瞬間の切り替えも遅い。たぶん、それもこれもディフェンスに安定感がないためなんじゃ無いかと思う。いつも後ろ髪を引かれるようにして攻撃している感じだ。
5月に入ってから、1ゲームにつき1点ずつしか取れていない。失点は減ったが得点できなくなってしまった。ここまで点が取れなくなってしまったんだから、選手の組み合わせを考え直す時期に来たんじゃ無いかと思う。
磐田 1-1 岡山雉隊
10.Leg.14 KATALLER TOYAMA TOYAMA Athletic Stadium
2014.05.18(Sun)
前半
この日も低調な出来。富山の出足に受けに回るが、バランス良く守って形は作らせていない。崩されかけても個の力でねじ伏せられる。
問題は攻撃だな。北Q戦以来、大佐のスタンスがバランス重視の負けないサッカーだからな。相変わらずのコンビネーション不足なんだが、何度かいい形を作って崩していたが、フィニッシュまでいかないんだな。長いボールを裏に放り込んで展開しようとしていたが上手く行っていなかった。このゲームのシュート数は10本。富山と同数だ。
こりゃスコアレスでハーフタイムかなと思っていたアディショナルタイムに先制弾。前田のポストから祐希と松井の1.2で中央突破。祐希のシュートも見事だった。
後半になると一層の低空飛行。ポゼッションさえ富山となってくる。富山がサイドを使えるようになって活性化したために押し込まれて我慢の時間が続いた。選手の距離感が悪く奪ったボールを繋げなくなってくる。それでも決定機は、ゲーム終了間際の2回だけだったようにも思う。
まったく攻撃が形にならない時間を経て、終盤再びポゼッションできるようになって来た。最後はきちんとゲームをおわらせるだけとなったワケだが、祐希のつまらんミスからピンチを招きあわや勝点を2つ失うところだった。このミスが無ければ完璧に近い出来だっただけに残念。実際、この日の祐希は攻守に効いていたからね。ともかく、勝ててよかったよ。
磐田 1-0 富山雷鳥隊
9.Leg.13 OHITA Trinita YAMAHA
2014.05.11(Sun)
前半。
立ち上がりは選手間の距離も良く、よくパスが回り相手を崩す攻撃が出来ていた。特に左サイドからの崩しが良かった。だが、ラストパスが少しずれたり、クロスがアバウトだったりでシュートまで行かれる回数は少なかった。35分の前田の得点は諦めないで走った前田の執念がもたらした。
ディフェンスもバランス良く守って相手に決定機を作らせなかった。てんこ盛りのチャンスのもう一つを決めていればドローに持ち込まれることは無かったかも知れない。
後半。
大分が仕掛けてきた。サイドを高くとって押し込んでくる。磐田は後手を踏んで受けに回ってしまった。大分の攻勢はほぼ15分続いたが、ここがこの日のポイントだったと思う。我慢しきれずにセットプレイから失点。(56分)実にもったいない失点だった。
66分に前半終了間際から疲れの見えていた松井を交代したが、彼がいなくなってしまうとリズムを作ることの出来る選手が居なくなってしまった。ポゼッションはするが、前半のような崩しが影を潜めてしまった。その代わりにサイドを変える長いボールやDFラインから両サイドの裏へ放るボールがそれなりに効いていたんで、これを旨く使いたかった。
結局のところ、大分のプランにまんまと嵌まってしまいドローと。
もったいないドローだったと言わざるを得まい。大分がこちらの仕掛けに対応できていなかった前半の早い段階でゲームを決めてしまうことだってあり得たゲームだったが、決めるところを決めきらないと勝てないという典型的なゲームだった。後半の入り方が大事だったと思うわけだが、前半同様に前からしっかりと言って欲しかった。さらに後半に運動量がかなり落ちたことも気になる点だ。これから暑い季節になってくるさけに運動量をきちんと維持していかないと、昨年のように後半になってやられるゲームが続出しそうで心配だ。
磐田 1-1 トリニティ
8.Leg.11 V・VAREN NAGASAKI YAMAHA
2014.05.03(Sat)
松井が体調不良で代わってペクが先発。
前半。
中盤のつぶし合いでゲームは始まった。長崎はもっと前から激しくプレスをかけてくると思ったが割と大人しい印象だが、組織立ったディフェンスでなかなか崩せない。勢い、磐田は長いボールを裏に放って起点をつくろうとするがうまくいかない。いつまで経っても攻撃の連携が取れないのは一帯どういうことなんだろう。
長崎はリトリートして磐田に持たせている感じだ。前半は無理をしないで0-0で義人言うことなんだろう。
後半。
いきなりゲームが動き出した。長崎が仕掛けてきた。ディフェンスラインから両サイドの裏へ放り込んでポイントを作ろうということらしい。磐田も2列目の突破で対抗する。
54分 前田 ペクからのピンポイントクロス。
得点を取った後はずっと長崎のペースとなる。磐田は動き出しが遅く中盤で全くボールが拾えなくなる。ポゼッションは長崎となる。磐田は切り替えが遅くカウンターがカウンターにならないのも気になるところ。それでも、ポポに代わって入った山崎が裏へ抜ける動きを見せたり、ドリブルで突っかけたりとチャンスを作っている。
終盤になると押し込まれてほぼ磐田陣内でゲームは進む。この日は体を張った集中したディフェンスでことごとく跳ね返した。空中戦は伊野波が制空権を制してこれまた跳ね返した。このゲームのMOMは山田だったんだが、わたしの中では伊野波がMOMだ。
結局、このまま逃げ切った。しょっぱいゲームだったが、この日は最後まで集中を切らさず、苦手なタイプのチームに勝利。長崎は球際に厳しくよく走り、良くオーガナイズされた良いチームだ。そのチームに競り勝っての3試合連続の無失点勝利は大きい。
磐田 1-0 ジャパネットたかた隊
7.Leg.10 JEF United YAMAHA
2014.04.29(Tue)
立ち上がりからの千葉の攻勢。前からのプレス、両サイドを高い位置まで上げて磐田のサイドを封じる。中盤からの長いボールを放ってこぼれを拾って展開する作戦のよう。前線でのポジションチェンジにDFラインがついて行けていない盤面が散見された。千葉の速い出足と素早い切り替えに手を焼く磐田。攻撃ではサイドにフタをされて無理に中央突破をはかって失敗。速攻を食うの繰り返し。全くサッカーにならないまま前半終了。だが、相手のミスに助けられて無失点で終われたのは大きかった。ハーフタイムでの修正次第で流れが変えられる。
後半。SBとCBの間に旨く入ることが出来るプレイが散見されるようになって流れが良くなってくる。それにしても、この連携のまずさは何とかならないもんなのか?山田のところでスピードダウンするのが気になる。ってか、中盤で旨く奪っても全くカウンターにならないのはどうしたことなのか。2列目のアウトサイドにスピードのある選手(ペク)、ドリブルで突っかけられる選手(山崎)を入れた方が崩せるのではと思う。
50分 ポポ
これでやっと落ち着いたゲーム運びが出来るようになってくる。ボール回しにリズムが出来てきたしミスも減ってきた。板の攻撃が単調になってきたこともあって、中盤での守備も機能するようになってきた。放ってくる長いボールは伊野波がことごとくはじき返した。千葉の足が止まってくる。
63分 ポポ→ペク
ペクの投入で前線に新しい動きが出てサイド攻撃厚みが出来た。
81分 前田
81分 松井→山崎
前からプレスをかけて中盤から後はバランスを取ってうまく守れるようになったきた。攻撃は相変わらず連携が悪いまま。
91分 祐希→田中
磐田 2-0 千葉犬隊
6.Leg.9 TOKYO Verdy AJINOMOTO
2014.04.26(SAT)
酷いサッカーだった。まさに勝っただけ。まぁそれでも勝ったから良しとする。どんなに無様なサッカーでも勝てば良いと割り切っている。勝ち点も内容もだなんて今の磐田にはムリ。
この日は立ち上がりから動きが重かった。ポゼッションは取れるが、前線にポイントが作れない。サイドから崩そうというのは分かるのだがクロスが。。。動きだしが遅いし三つ目の動きが絶望的に足りない。縦に入らないのもいただけない。シーズン当初の方が前に向かうプレイが多かったように思う。昨シーズンのように安全なプレイに逃げる場面が増えて来ているように思える。失点が多くなって来たためなのかな。カウンターがカウンターになっていないのも萎える。ヴェルディの攻撃も見るべきところは少なく、寝ちゃいそうになりながら前半終了。
後半は多少の改善が見られた。松井のところに起点を作ってパスで中央突破。。フィニッシャーがいない。祐希が何度かウラへ放ってチャンスを演出していたし、右サイドで(磐田の)を何度も崩したが、ちゃんと収められなかったり、クロスがアレだったり、中にコマが足りなかったりでシュートまで行かない。それでも、このサイドでのポポの突破がPKを誘った。が、前田がこれを外した。決めていればもっと楽なゲームになったハズ。
とどのつまりはこの失敗が流れをヴェルディに持って行かれる結果となり劣勢に立たされる。組み立てが雑になりヴェルディのカウンターを食うようになる。ここで失点しなかったのはヴェルディに決定力が無かったから。こりゃドローだなと思い始めた86分、右サイドでFKを拾った。ここで途中交代で入った阿部ちゃんの一撃。対空時間の長いフワッとしたシュートが枠の中に!起死回生の一発。
その後はヴェルディの攻勢をかわしてタイムアップ。
内容的には勝っただけのゲームとはいえ、ゲームの流れを考えた時、この勝ち点3は大きいと言える。負けかドローで妥当なゲームで3ポイントいただいたのは良かったかと。アウェイでもあったし。
しかし、攻撃ももう少しオーガナイズでききないものだろうか。大佐はもっとソリッドなサッカーを志向するおヒトだと思っていたんだけど。
磐田 1-0 東京碧隊
5.Leg.8 YOKOHAMA FC YAMAHA
2014.04.20(Sun)
立ち上がりに横浜が前にかかってきた。これを受けに入ってしまい、ラインが下がりバタバタ。ボランチがDFラインに吸収されてヴァイタルがスカスカに。で、失点。これでプランが崩れたか?無理に繋ごうとせずにタテに大きく蹴っておいても良かったのでは。横浜のロングボールに苦慮していた印象。
それでも次第に落ち着きを取り戻し、サイドを崩してゴールに迫る場面も。ただ、シュートがワクに飛ばない。
前田がエリア内で倒されてPKをゲット。文句なしのPKだった。先制。
その後も基本的には磐田ペースなのだが有効な攻撃が出来ていたとは思えない。
FKをエリア内のDFが手ではたいてPK。これも文句なしのPK。逆転。
後半は磐田の攻勢で始まる。右、左をサイドを変えて揺さぶりをかけたあと真ん中勝負。それなりに機能してシュートまで行くが、やっぱり枠の外。この時間帯に追加点が取れなかったことは勝ちきれない結果につながった。
次第に受けに回るようになり中盤で拾えなくなってくる。それでも最初はラインを高く取って前線からプレスをかけて形を作らせなかったが、段々前からのプレスが落ちてきた結果ラインが下がってくる。中盤の守備がワヤだから前からきちんとはめないと一気にヴァイタルまで持ってこられる。そのうちに最終ラインがこらえきれなくなって失点ってのがいつものパターンかと。この日の後半の半ばに何度かサイドを破られたが、もともと横浜はサイド攻撃が得意のチームでこのあたりは想定内かと。中をきっちり固めて対応は、それなりにできていた。むしろ、長いボールを裏に蹴られた時の対応の方に問題が多かったかと。そんな流れの中でのPKだったわけだ。どうしてもひいき目に見てしまうが、このPKは不運だったかな。ただ、DFの対応が後手に回っていたのは事実かと。
その後、猛然と攻撃に出たが、失点する前にこれをやっとけっての。なかなかシュートまで行かなかったり、行っても枠の外だったりしたが、守りに入って守りきれるチームぢゃないんだから攻勢に出て守るしか無いだろ。
さて、この日はシステムを4-4-2に戻し、フェルジナンドの相方は祐希、最終ラインも駿哉に代えて木下といじってきた。GKを八田にしたのは納得としても、何故このメンツだったのか?このメンツだと攻撃ありきの布陣で、中盤の底での守備はフェルジにお任せなんだから、ずっと押し込んでいないと機能しないんじゃ無いのか?だったら、4-1-4-1でもうちょい我慢するのもありだったようにも思う。ともかく、守備をきちんとオーガナイズしないと大変なことになっちゃうよ。
最後に、金園が怪我のようだ。ゲーム終了後、センターサークル付近から動けなくなり担架で運ばれた。軽傷だと良いが。
磐田 2-0 草津
4.Leg.5 The Spa Kusatsu GUNMA
2014.03.05(Sat)
前半。磐田は前節同様の4-1-4-1。最初の10分ほどの攻勢の後、一進一退の展開となる。栃木戦と違って2列目の4枚がきちんと抑えられているためなかなか形にならない。群馬のプレスもきつく、中盤でのつぶし合いが続く。ところが、球際の競り合いや動き出して後手に回るようになり、相手のリズムでゲームが進み始める。フェルジナンドがサイドにつり出された後の中を旨く使われていた印象。少し、草津の中盤を自由にしすぎている感がある。それでも、崩される場面はほとんど見られず、危ないシュートも打たれていないように思う。
後半。前からのプレスが復活し、相手からリズムを奪う。ラインを高く取ってコンパクトにし前から追いかけ回して形を作らせない。草津の苦し紛れの長いパスを拾って流れを引き寄せる。
52分 山崎→ペク
54分 ポポ 左サイドのライン際からかなり距離のあるFK。クロス気味に蹴った強くて速いボールがGKの脇をする抜けてインゴールへ。触るふりをして触らなかった前田に幻惑されたに違いない。
これで楽になった。プレスが面白いようにかかるようになって草津に全くサッカーをさせない状態となる。
73分 松井→祐希
76分 ペク 右サイドで、駒野を使うと見せかけ中に切り込むとエリア内に侵入していた山田にパス。受けた山田はダイレクトで落として再びペクへ。これを右足でアウトにかけて一閃。お見事な中央突破。
祐希は落ち着いたボールさばきで、タテに送り込むボールが有効。良いアクセントになっている。
84分 ポポ→松浦
この後は、昨年にはたびたび見せた終盤でのばたつきもなくゲームを終われ背にかかった。ATが4分と少々長かったが危なげなくタイムアップ。2試合連続の完封となった。
しっかし、フェルジナンドとポポさんは効いているなあ。
磐田 2-0 草津
3.Leg.4 Avispa
2014.03.22(Sat)
あまりに酷いゲーム、2-0から3-3ってなんなんだよ。
全くプレスが連動していないのと、守備の連携が全くなっていない。
2列目がワイドに開<仕掛け。ボランチで対応するも、中が空く。裏へ抜けようとする選手を掴まえきれない。3点目になるFKを与えたのもまさにこのかたち。(FKそのものはアンラッキー以外の何物でも無い。)さらに、中盤でドリブルを仕掛けられると下がるばかりで何も出来ないディフェンスはなんとかならんのか?
運動量の少なさも気になる。後半、まったく走り負けていたじゃねーか。
康裕は一体何をした?中盤はフェルジナンドが一人で支えていたが、後半ついに支えきれなくなった。康裕の交代で入った祐希が今日の数少ない光明か?抜群のパスセンス。殴り合いにはうってつけだな。攻撃の交通整理は実に巧い。阿部ちゃんのヘッドのにつながる山田に出したパスにはしびれた。彼の投入で(不運なFKはあったが)攻撃の流れを取り戻した。守備もこうだとレギュラーだな。最終ラインから二人が抜けたスクランブルだったとは言え、お粗末なDFラインだった。
磐田 3-3 福岡
2.Leg.3 Roasso
2014.03.16(Sun)
スタメン。藤ヶ谷・駒野・伊野波・駿也・宮崎・藤田・フェルジナンド・山崎・松井・ポポ・前田。4-2-3-1。
サブ。八田・渚・ペク・松浦・田中・阿部・金園。
立ち上がりからポゼッションで勝る磐田が攻勢を取る。ボールも人も良く動く。
7分 前田 相手DFのクリアミス拾ってゲット
19分 前田 伊野波からのクロスを旨く収めてシュート
熊本は長いボールを前線の巻に放り込むがうまくいっていない。
ポポが前線で良く動いている。時折見せるサイドを変える長いパスは昨年までは見られなかったもの。
それから、ここまでの対戦チームに限って言うと、個の勝負のところでは勝てるんで、連携がうまくいかないときはドリブルで突っかけてみるような仕掛けも有効なんじゃないかと思う。
磐田も次第にてづまりとなってくる。クロスを上げるところまでは行くがシュートまで持ち込めない。
さらに、ボランチがサイドに引っ張り出されてヴァイタルを明けてしまう場面が見られるようになっている。非常に怖い。
36分 松井 ポポのシュートのこぼれを冷静に流し込んだ。
磐田のリズムでゲームは進んだが、崩すシーンは余り見られなかった。敵失での得点はラッキーだった、と。
後半。
開始早々から磐田ペース。熊本をゴール前に釘付けにするものの点にはならない。
60分には流れるようなパス回しから松井のシュートで終わる攻撃があったが、シュートは枠の上。これが入っていたらここで終わっていたゲームだった。
攻め続けるものの点にならないことで微妙な雰囲気になってきた。昨年よく見た消極的なプレーが目に付くようになり流れが熊本に傾き始めた。左サイド(磐田の)で起点を作られてボランチがつり出されて真ん中を使われたり、左を気にしすぎる余り右サイドががら空きになったり、中盤が緩く間延びしたために前を向いて持たれるシーンが目立ってきた。で、失点。
74分 齊藤
77分 松井→ペク
79分 山崎→松浦
その後もバタバタしたディフェンスが続き2点リードしているとは思えない慌てぶりに昨年の彼らの姿がオーバーラップする。
89分 前田→金園
それでも、ATに入るとしっかりキープして相手にチャンスを作らせず逃げ切った。
ゲームの後半、前線からのプレスに行けなくなってからのディフェンスに課題が残る。早めに交代のカードを切る(このゲームでは交代が遅いと感じた)ことが必要だったのでは。それから、ヴァイタルのディフェンスが緩い点も気になる。
ま、それでもよたよたしながらも勝点3を取れたことで良しとする。内容よりも結果。昇格を争うチーム同士の対決までにはまだ時間がある。ひとつひとつ修正していきましょう。
磐田 3-1 熊本
1.Leg.1 Consadole
2014.03.02(Sun)
スタメン。藤ヶ谷・駒野・伊野波・駿也・宮崎・藤田・フェルジナンド・山田・松井・ポポ・前田。4-2-3-1。
サブ。八田・渚・ペク・松浦・康裕・山崎・金園
前半。昨年との違いを見せ効果的な攻めが出来ていたのは失点するまでの15分少々。中央を意識させ、サイドに展開して何度か決定機を作った。失点は直接FKによるものだが、これは藤ヶ谷のミスでは無かったか?
失点後もポゼッションは勝っていましたがなかなかシュートまで持ち込むことが出来ない。それでも昨年のより前への意識が高く、球際での厳しさもあったように思う。ただ、ゲームが進むに従って中盤がルーズになっていったように思う。
前半終了間際に山田?が押し込みましたが、レフェリーは得点を認める所作をしましたが、副審がオフサイドと判定したために取り消されてしまいました。
後半。相変わらずポゼッションは上回っているものの、引いた相手を崩すことが出来ないで時間だけが過ぎていく。ブロックを作られて真ん中をがっちりと固められて、攻撃が外からのクロス一辺倒になって言ってしまう。
75分PKを得たが前田がこれをハズしてしまう。(何故、前田が蹴った?)その後も単調な攻めが続きタイムアップを迎えることになる。
67分 松井→金園 4-4-2に変更
69分 ポポ→山崎
86分 宮崎→ペク 藤田を左SBに下げ、4-1-3-2に変更。
問題が山積みってところかな。まず攻撃面ではまだまだ連携がうまくいっていないかな。それなりの組織的な崩しが出来ていたのは先制されるまで。引いて守る相手を崩すアイデアや引き出しがまだまだ。アクセントを付けられるのが松井だけ。その松井も67分で交代。その後は外や後からやみくもに放り込むだけでは崩れまい。
一方守備。カウンターに対するケアが出来ている思われたのはこれも失点まで。札幌は攻撃は前線にくさびを入れてそこから展開することがほとんだったにも関わらず、なぜそこをボランチのところで消しに行かなかったのか?また、GKのフィードも正確でしっかり攻撃に起点となっていた。(札幌のGKは良いね。GKの出来の違いも勝敗の何割かには関わったと思う)実によくオーガナイズされた攻撃で、それをやらせてしまったことが、シュートはそれほど打たれていないにもかかわらず、札幌のリズムでゲームが進んでいった原因かと。自らのサッカーを追求する姿勢は大事だが、相手によってはプライドをかなぐり捨てて相手の良さを消しにかかることも必要になってくるんじゃ無いかとは思う。いずれにしてもまだまだ攻守にわたって組織的な戦術が浸透していない。そこが札幌との違いで、ひょっとしたらこの点が勝敗を分けるポイントだったのかも知れない。
磐田 0-1 札幌