天皇杯week開始

2015.08.29(Sst) 

 天皇杯weekが始まった。近年、9月の最初に1回戦、2回戦を1週間おいて続けて行うというのがパターンだ。昨年はアジアカップとのからみで決勝を早めに終えてしまいたいとのことで12月14日にあわせて全日程を前倒ししたために、7月に1回戦、8月に2回戦3回戦と実施した。今年の天皇杯はJ2と昨年J2だったチームのうち松本と山形が1回戦からの登場。また、ACL出場組は4回戦からの出場となっている。さらに、JFLファーストステージ優勝チームが出場できる。なお、今年から2種チームの参加がNGとなっている。


 さて、当日は雨。猛暑の8月も後半になって一転雨が多くなり涼しい毎日が続いている。汗だくの観戦も不快だが雨の中の観戦も願い下げだ。と言うことで、この日もメインスタンドでの観戦となる。午前中にとあるイベントに参加の後、改めてヤマスタに向かう。いつもの駐車場に行くと、いつもとは違ってどこにでもスキなところに駐めてくださいと言われる。時間は16:45分ころ。お客さん少ないんだな。スタジアムに近づいて気づいた。スタジアム西側の市道に規制がかかっていない。普通にクルマが通り抜けていく。ジュビロ広場についてまたビックリ。広場には長蛇の列。まだ開門前?驚いたことにアウェイな人たちも一緒に並んでいる。北陸大学な方々はグリーンのシャツを着ていらっしゃるんで目立つ目立つ。選手の友人や身内、大学関係者がほとんどなんだろうと思っていたわけだが、ゲームが始まったて気づいたが、どう聞いても少年としか思えない幼い声がチャントの声に混じっていたのはいったいどういうことなんだろうか。それはともかく、どうやら開門するゲートは第1ゲートのみで開門は17:00らしい。ジュビロ広場は全くお店が出ていなくてガランとしている。ま、天皇杯は協会の仕切りだからな。それでも第1ゲートを入ったところのいずみ食品は営業していたんで、さっそくうどんを食した。

 実を言うと、天皇杯はサッカー後援会の自由席招待券が手に入るんだけど、折角メインのど真ん中の席に安いお値段で座れるんで雨も心配だったんでメインの席を奢った。リーグ戦では考えられないことなんだけれど、天皇杯ではメインスタンドの真ん中の”ロイヤル”と呼ばれる席にアウェイな人たちが大挙して座ることがある。この日も”ロイヤル”のピッチに向かって左半分はびっしりグリーン。その外側もグリーン一色で大きな声援を送っていた。アウェイゴール裏は1階席を開放してアウェイな人たちを収容していた。この日の観衆は2,240人。これってひょっとしたらジュビロになってからの最少有料観客試合なんぢゃないのか?サッカーの楽しみ方はそれぞれだから好き好きなんだけど、リーグ戦しか見に来ないってのはどういう考えなんだろうって以前から思っている。もちろん、ウィークデイはムリとか、趣味はサッカー観戦だけじゃないんだからとか、いろんな理由はあるんだろうけど、今回は書生さん相手ぢゃねえとか主力がでないんじゃあねえとか言うことなんだろうとは思う。思うが、リーグ戦とはまた違った楽しみ方があるんじゃないかとも思う。今回の場合なら、普段はベンチにも入っていない選手たちが一体どんなプレイをするんだろうとか、ひょっとしたら延長戦とかw。。。観念的なことを言うと、天皇杯は日本で一番長い歴史と伝統を持つのサッカーの大会で(始まった経緯はともかく)、プロから町のアマチュアクラブまでが参加できる大会なのだ。昨日から始まった大会は決勝大会で、この前には半年にもわたる県代表決定の大会があった末の大会でもあるわけだ。そおゆう広い裾野を持った大会が天皇杯であるわけだ。ま、プロリーグができてこの方は何となくないがしろにされているような気がして気になってはいる。

150829ec-r112.JPG それはともかく、ゲームは白熱した好ゲームだった。学生さんのがんばりと当方の不甲斐なさのたまものなんだけれど、結局はウノゼロでゲームを終えた。それにしても、これだけメンバーをきれいに入れ替えて天皇杯に臨んだことってあっただろうか?勝ったから良いものの、負けたらそーとーにたたかれていたことだろうと思う。ま、何にしても、学生さんは元気で良いやね。その北陸大学さんは自らを北大とコールしていた。ふつー北大っていえば北海道大学だよねー。北陸電力が陸電というみたく陸大とは言わないんだろうか?ま、いいか。


 ところで、今年のプログラムの表紙をこの記事に張っておいたが、どおよこれ。もちろん、ポスターもチラシもこれ。ごぞんじ"GIANT KILLING”の達海カントク。協会はジャイアントキリングをお望みなのか?そういえば、この日の一回戦でも何試合かの番狂わせがあった。一番話題になったのはFC大阪がセレッソ大阪に勝ったゲームだが、協会の公式見解に従ってJ3とJFLを同列と見なすと一つ上のカテゴリーに勝ったと言うだけだからジャイアントキリングと言えるかどうかはビミョウだ。ま、東海リーグ所属の岐阜セカンドがザスパ草津群馬に勝ったのはジャイアントキリングと言っても良いかなと思う。ジュビロはやらかしちまわなくてホントに良かった。



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もうちょっと落ち着いたゲームが見たいなあ

2015.08.23(Sun) 

 この日は昼間にもうひとつ大事なゲームがあった。それは天皇杯の県代表決定戦。J1,J2にいたら関係ないんだけど、J3以下のカテゴリーのチームが決勝大会(普段、天皇杯と呼んでいる大会は決勝大会)に出場するためには予選を勝ち抜かなくてはいけないわけだ。この日、藤枝で藤枝vs.Honda FCのゲームが行われた。Hondaは藤枝の素早い寄せと切替、パス回しに圧倒され前半を終わったところで0-3。昨年の悪夢がよみがえってくるような展開。後半立ち上がりに4点目を取られたところで終わったな、と誰もが思ったハズだ。ところが、後半途中で投入された原田開が引っかき回して流れを変え、途中出場ながらハットトリックの大活躍。3-4となった後半AT。GKと1対1の決定機をエース伊賀がハズして万事休す。ところで、原田開って名に聞き覚えがありませんか?そう、かつて磐田ユースに在籍し、一時湘南でもプレイしたあの原田だ。順大を経て昨シーズンからHondaFCでプレイして。磐田ユース出身にはもうひとり柴田純一郎という選手が在籍している。ご記憶の方主おいでだろう。


本題に入ろう。そんなわけで藤枝経由だったことでスタジアム入りは17時を過ぎていた。時折雨がザッと降ってくる生憎の天候。ただ、雨のために気温はそれほど高くない。それでも蒸し暑いことには変わりなく駐車場から歩いただけで汗ばんでしまう。この日のゲームは鹿児島デー。皆さんご存じだね。鹿児島でキャンプを張っている関係で、年に一度鹿児島デーがやってきた。その昔は、ポンカン飴とかいもキャラメルとかいただけたものだったんだけどなあ。。。欲しいわけじゃないんだからね、欲しいわけじゃ。それとゴールした選手に鹿児島産のお肉をどんとくれるのもこの日。お肉大好きな前田さんが移籍しちゃったのも残念だなあ。

 ジュビロ広場で入場ポイントをチャージしようとしていた。そのとき、目の前を通り過ぎた人物に見覚えがあった。後に続いた女性の「どっちの応援に来たんですか?ジュビロですか?」という質問には答えないでそのまま歩き続けていく。そのやりとりで彼が誰であるかを思い出した。俳優の大杉漣さんだ。確か徳島出身で徳島サポだったハズだ。アウェイまで来るのか〜筋金入りだなぁと思ったが、彼は東京在住なんじゃないのか?と言うことはホームよか行きやすいか。もちろん、ホームにも通っているんだろうが。どうでしょう、ヤマスタは気に入っていただけたでしょうか?

 天候が不順にも関わらず結構なお客さんが入っている。観衆9,435人。まあまあやね。雨が降ったり止んだりでカッパを着たり脱いだりと忙しかったヒトも多かったろう。雨が強くなる度にやねの下に退避しようとするヒトがちが通路を歩く姿が見受けられたが、カッパを用意しよう。

 そういえば、この日は選手紹介の後に名波のチャントを歌わなかった。敢えて歌わなかったのか?コールリーダーがいつもと違ったようだから忘れちゃったのか?ま、敢えてなんだろうな。このところなかなか勝てないし、勝ってもしょっぱいゲームばっかりだし、ゴール裏の声出隊だってストレス溜まってんだろうな。その点ではおいらの周りだって同じだよ。口汚く罵るようなヒトはいないけれど嘆き節は多いわな。『速く、速く。』『遅いなあ〜』としか言わない方もいらしゃいますけど。このゲームも、前半は不満満載な内容だったから愚痴多めだった。それでも3点取ってからは安心したのか少しリラックスした感じになったかな。わたしもなんだけどね。

 この日のMOMはボッサン。いつものように賞金は東日本大震災の募金に。鹿児島デー最優秀選手賞はカミン。で、二人そろってお立ち台でスカパー!のインタビュー。二人とも大男なのに何か微笑ましい絵だった。しかし、ボッサンは紳士だよね。このインタビューもミックスゾーンでのインタビュー(もちろん漏れ聞こえてきたもの)でも謙虚だ。どー考えたってあんたがヒーローだろおって時でもチームメイトを立てて、彼が良いボールをくれたからとかチームメイトのおかげだからとかサラッと言えちゃう。もちろん、全部が本心からではないと思うけれどきちんとしたメディア対応を教育されてきていることを感じさせるし、これぞプロと言うか、ヒトとして練れているというのか大人の対応というのか、紳士だよね。若いころはやんちゃしてたと聞くけどヒトって変われるものなんだな。そのボッサン、自身のtwitterの書き込みからして、天皇杯には出てこないように受け取れる。1回戦は間違いなく、ひょっとしたら2回戦も。たぶん、カミンも。こちらは前述のスカパー!のインタビューから。



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8月8日はボッサンの日

2015.08.08(Sat) 

 3点取っても勝てないチームを応援するのはせつないのぉ。この日も10,000人を越えるお客さんがスタンドの詰めかけていたというのに、雨まで降る中を応援していたというのに、3度リードしても勝てないとは、ホントに情けない。ボッサンも気の毒だわ。ハットトリックを達成しても勝てないなんてことは彼の経歴の中にもないだろうね。折角、8月8日はジェイの日とかいってボッサンのマスクまで用意したのになあ(1万枚だよ)。ゲーム後のプレスカンファレンスで監督が選手を批判したそうだが、批判されるべきはカントクの戦術だと思うけどね、わたしは。今のやり方だとボランチとサイドハーフに今の倍の運動量がないとムリだわ。


 さあ、ネガティブなお話はこれまでにしていつものように脳天気な日記に戻りましょう。
 この日、日中は横浜で用事があって朝早く家を出て新横浜界隈をあちこちと。どんなに遅くとも15時22分のひかりに乗らないとイケナイ。横浜での滞在時間を延ばすために磐田にクルマをおいて横浜から直に磐田入りすることも考えてみたけれど、当日は袋井の花火大会で掛川〜磐田間の在来線が大変なことになっているだろうことと、そもそもフォーマルな服装で横浜に行っていることもあって断念。一旦帰宅の後に磐田に行くこととした。結果的には予定よりもずいぶんと早く用事は済み14時台のこだまで戻り、当初予定していたよりも早めに帰宅できた。

 浜松駅は花火大会へ向かう人たちでごった返しており、往復切符を買う人が長蛇の列を作っていた。っつか、TOICAとかSuicaとか持ってないんかい?ナイスパス(遠鉄版Suica)なら持ってる人はいるんでしょうけどねえ。そーいえば、最近では浜松界隈の高校生の中には、電車の切符の買い方や自動改札の通り方とかがわからないヤツがいるらしいぞ。ま、磐田や浜松みたいな田舎では、物心ついたころからどこに行くのにもクルマで、学校への登下校もクルマで送り迎えってご時世だからね。電車に乗れないヤツもいるわけだよ。雪が降ろうと嵐が来ようと絶対に送り迎えなどしてくれなかったわが両親・祖父母に乾杯だな。


 さて、一旦家に戻って出直したわたしは雲行きを見て、急遽雨具をザックに放り込んで磐田に向かった。いつもの駐車場はクルマが溢れかえっている。ジュビロ広場に入るところで捌けてきた家康くんとすれ違った。この日は浜松ディだったことを思い出した。康友くんもゲーム前のキックインをするために来ていたけどゲーム終了までいたのかな?
 浜松は川向こうの町だけど(って俺も浜松市民だけど)多くのお客さんは浜松から見に来ているし、結構いろんなイベントを浜松でやっているし(年間シートのパーティもファン感も会場は浜松)、気持ち的にはホームタウンみたいなもんだな。いっそのこと浜松に移転しちゃえってヒトもいるみたいだけど、行政がサッカーに対して及び腰だぞ。修ちゃん(スズキのボス)の目も光っているし。どこにスタジアムを作るかも問題。作れそうな場所はたいてい辺鄙なところだよ。浜松駅から遠く、動線も脆弱だぞ。アクセスの点で今より良いところに作るのは至難だ。そもそも、今のスタジアムなら8,000入ればペイするわけだから身の丈経営のためにはムリする必要はない。集客が見込めるゲームはエコパで開催する今のスタンスで何も問題は無かろう。(二部にいる限り使う必要はなし、と)もちろん、浜松を巻き込んで集客のための方策を考える必要はあるんだけど、その方策の中に浜松への完全移転を含む必要な無い。


 閑話休題。スタジアム入場に際していつものマッチディとともにボッサンのマスクをもらった。近くで見ると結構な迫力だ。ってか少しぶっきーだ。折角だからかぶってみる。そのまま前向きでかぶると流石に鬱陶しいからボッサンの顔が側頭部に来るようにかぶる。流石に前向きにかぶっているのは子供くらいだが、わたしの席の両隣はわたしのように側頭部にかぶっていた。右隣のヒトは左向きに、左隣のヒトは右向きにかべっているもんだから、左右どちらもスグ横にボッサンの顔があってちょっとギョッとするし、なんか見られているような心持ちで落ち着かないw。もっとも、ゲームが始まってしまえば気にはならなくなったんだけれど。開始直後、早々に御大が先制弾を叩き込んでゴール裏に向かって走って行き、自らマスクをつけていたのには笑ってしまった。しかし、ジェイさんすげーわ、ジェイさんの日にハットトリックだぜ。持ってる漢は違うんだな。

 ハーフタイムにぼっとしていると、なんだかスタジアムがざわついてきたような気がした。見ると、バックスタンドの人たちが一席にカッパを着始めた。雨?と思って空を見ると細かい雨が落ちてきていた。それハーフタイムが終わるころになると本格的な振り方となってきた。後半、一時は土砂降りとなってスタジアム全体が煙ったようにもなった。それでも、ゲームが終わるころには小降りとなってきた。袋井の花火大会に行った人たちは酷い目にあっているんだろうなあ、うっすらとそう思った。ヤマスタのゲームもそりゃあ酷いもんだったんだけどね。


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来た!見た!勝った!w

2015.08.01(Sat) 

 岡山は初めて。正確には仕事で行ったことがあるので3度目だけど、政令に指定されてからは初めて。もちろん桃スタも初めて。なんでも今年からシティライトスタジアムという名になったらしい。(その前はカンコースタジアムだったかな?)

 ホントは1泊するつもりで、翌日観光でもしようとスタジアム直近のホテルに予約まで入れたが、翌日に仕事が入って一旦は岡山行きそのものを断念。が、6月に名古屋ドームでのサザンのライブを聴きに行った時の手が使えることに思い至り、豊橋にクルマを置いて弾丸日帰りツアーを敢行することにした。(19時キックオフだとアウトだった)

 できるだけ安く上げるため往路はのびのび(18切符ね)を利用。米原、野洲、相生で乗り換えて岡山までの所要時間は6時間40分。もお、岡山遠過ぎw。しかも、野洲発播州赤穂行き列車の私の乗った車両の空調が故障°・(ノД`)・°・暑いの。しかし、この日乗った電車の形式はいろいろだったが、車内の椅子の配置は全部みごとに同じだった。

 そして、岡山駅からスタジアムまでのシャトルバスが、無い。バス停を探したり、バスを待ったりするのが面倒くさいので歩く。猛暑の中を30分近く歩いてスタジアムへアクセス。とっても暑いの

 Cスタ(と略すらしい)はなかなか立派なスタジアム。特にメインは結構快適。陸上兼用なんでピッチが遠くてあっち側はよく見えんないけどね。地方の二部規格のスタジアムとしてはしっかりしている。メインなら中段より後ろにいれば雨も凌げるだろう。

 お客さんがずいぶん入っていたように見えたけど(岡山得点時の歓声はデカかった)、観衆は8,900余との由。わたしはメインの一番アウェイ側に居たんだけど、周囲は応援のチャントに合わせて手拍子したりと一体感があって良い雰囲気だった。この日は、桃太郎祭だとかで花火大会が催されていたらしく、花火が始まると子供たちがゲームそっちのけで花火を見ちゃってたのはご愛敬だな。

 夕食はカレーを食したが、味はまあまあなんだが、カツのデカさがハンパ無い。100円プラスするだけで蓋が閉まらないほどで山のようなチキンカツが付く。もっとも、ワタシは暑過ぎてカツを食べる気力が湧かなくてパスした。

 しょっぱすぎるゲームだった。チームのおっきな穴を何でカントクは放置しているのか?今日だって前半はやられ放題やられてたぢゃんか。勝点3をお持ち帰りできたことはほとんど僥倖と言える。

 復路は、速い。もぉ、のぞみ速過ぎw。2時間40分で豊橋まで帰ってきてしまう。ま、お値段はそれなりなんだよねー。豊橋駅からは深夜の国道をひた走り午前1時過ぎ帰宅。長い一日だった。




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