水戸ちゃんのおもてなし
2015.10.10(Sun)
昨年に続いて水戸戦参戦。あの時は散々なゲームでタイムアップの笛を待たずして席を立った。折角、水戸まで行ったのに偕楽園を見ずに、タバコ屋のハチにも会わずに帰ってきた。酷く傷心だったのよ。したっけ、大佐がこーてつされちゃったワケね。
で、捲土重来の水戸行きなのである。今年は勝つ!偕楽園を見る。ハチにも会う。偕楽園へは、「ジュビロ磐田サポーターに贈る〜おもてなしツアー」と銘打ったJTBと水戸市のコラボと思しき企画で磐田のオフィシャルサイトで見つけた。
集合場所は大工町バス停、ホテル・ザ・ウェストヒルズ・水戸の前。行ってみたら参加者は7名。最小催行人数は10名だったような気もするが気にしないこととした。大工町バス停から偕楽園表門まで徒歩15分ほどか。門の外でホスト役の水戸市役所の方からご挨拶とレクチャー。「磐田サポーターの方々をご案内するのは今年で最後になると思いますが」って、『いやいやいやいや、来年も来るかもねー』と思ったのはナイショ。(参加者はみなさん思ったかも)で、偕楽園。これはお殿様が木々や草花を愛でるために作ったんじゃなくて、藩士の教育のために作ったとか。藩校である弘道館とワンセットなんだそうだ。ちなみに創建したのは名君の誉れ高き9代藩主斉昭公。攘夷論者としても有名な人だな。ついでに斉昭公の七男(一橋家に養子に出された)が後に最後の将軍となり大政奉還の奇策に打って出る慶喜公だね。
さて、歴史のお勉強はこんぐらいにして、このショートツアーは庭園を見下ろす高台でご相伴に預かった梅酒で勝利を祈念して中締め。そのままバス停まで戻り、スタジアム行きのバスに乗車。到着時にお弁当をいただいておひらき。ちなみにこのお弁当は地元産の食材で作ったオニギリ、春巻、唐揚げ(アンコウ)など入っていて美味であった。ツアー費は、茨城交通の1Day Pass(¥900)に件の弁当、梅酒1杯、記念のぐい呑付きで¥1,800。お安いツアーだね。
さあ、K'sスタジアム。去年も思ったがこぢんまりしたスタジアムだ。ホスト役の水戸市役所職員氏も仰っていたがJ1ライセンスは取れていないそうだ。まぁデカけりゃ良いってもんでもないんでこのサイズ感は悪くない。ただ、メインスタンド前のスペースが狭すぎるね。これが残念。フードコートやらイベント広場とするにはスペース足りないね。メインスタンドはそこそこの傾斜と高さがあって、メインであれば十分にフットボール観戦が楽しめる。ゴール裏席はスタンドが低く傾斜も緩いので反対側が見えないんじゃないかな。そんなワケか水戸の声出し隊はバックスタンドのホームよりに陣取っていた。
この日の観衆は5,600余だったか?それどころぢゃなかったんでちゃんと聞いてなかった。得点時の歓声からしてもっと居るのかと思ったら意外に少なかった。実は、先日敷島に行ったときも思ったんだけど、もっともっとクラブを露出させて市民を巻き込んでいきたいよね。磐田もえらそーなことは言えないんだけど熱が足んない。 偕楽園で乾杯してたら、脇で眺めていた人に、
「何の試合ですか?」
って聞かれてJリーグですって応えてもあんまりピンとこなかったみたいで、
「水戸対磐田です。私たちは磐田サポーターですけどね。」
って説明をしてやっと納得してくれたようでした。彼女たちは水戸市民では無いかもしれないが、それはそれで水戸にJチームがあるってことが認知されていない。さらに、いま実は、降格の危機ですってことは全く浸透していない。2週間にいっぺんづつ数千人が集まるイベントが開けるってのは地方都市ではなかなか無いことで、これを地域活性化に使わない手は無いと思うんだ。駅前にもっとホーリーホック色が欲しい。ま、これは磐田もいっしょ。今スタジアムに来ているのはリピーターばかり。ご新規さんをどーやって勧誘して、いかにして定着させるのか。強くなれば勝手に増えていくってもんぢゃないよね。
ゲームは酷いもので負けなくて良かったって内容だった。水戸サポからブーイングが起こっていたことをみてもどんなゲーム内容だったか想像がつこうというもの。福岡と大阪はきちんと勝点3を積み上げた。ことによったら次節順位が入れ替わる。残り6節。いよいよ正念場だ。
追記 今年もたばこ屋のハチには会えず。(わかんないヒトは”たばこ屋のハチ”でググってみてね。)