暴風雨の午後またはドローの夕べ

2010.10.30(Sat.) 

 この日は台風が襲来した。まだ10月なんで珍しいという話ではないがゲームにあわせるようにやってきた。お隣の平塚で行われる予定だった湘南ー大宮戦は中止となっていた。もっとも、わたしは本日出勤日で、暴風警報の出されている中をお仕事に出かけていったのだ。ゲームの様子は生観戦した観戦の仲間に速報していただいだき、仕事の合間にチェックしていた。ジウソンのゴールに密やかなガッツポーズ、失点に人知れずへこんでいた。で、帰宅の後に録画を見た。
 いやいやいやスゴイ雨だったね。シャワーのような雨が画面を通じても見えた。風も含めて、ちゃんとサッカーができるコンディションではなかった。
 前半は一方的な川崎ペース。後半は一進一退かやや磐田優勢といったところか。風上側が有利だったように見られた。勝てたゲームだったし、負けても仕方ないサッカーだったようにも思う。それにしてもしぶといサッカーができるようになったな。負けないサッカーと言うべきか。球際の強さも少しずつ出てきた。
 ところで、ケガをした隆とジウソンは大丈夫なのか?

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逆転の午後もしくは勝ち越しの午後

2010.10.23(Sat.) 

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 昨夜、日付の変わる頃、キックオフの時間が14時であることに気づいた。15時だと思っていたのだ。レッズサポが大挙して訪れるだろうから早めに出ようと思っていたのだが、これまた日付の変わる頃にチケットが全く売れていないことに気づいて、ちょっとゆっくり出ることに。

 ずいぶん涼しくなってきた。サックスブルーに晴れ渡るなかをエコパに向かった。今年最後のエコパ開催だ。愛野駅界隈への到着は開門直後。ずいぶん人の流れが少ない。渋滞もなく駅前を走り抜ける。住宅地に入って誘導に従って駐車場へ・・・。誘導が誘導になってない。仕方なく住宅地の中を走りいつも止めるあたりに向かう。

 エコパアリーナの間を通り抜けてスタジアムに登っていく。2つアリーナではそれぞれイベントが行われているようだ。うちメインアリーナではDisney on Iceが行われていた。スタジアム正面広場にはいつものようにいろんなお店が出て、フードコートのようになっている。赤い人たちが群がっているのかと思えば、意外に少ない。今日は今ひとつ買う気にならず、しばしベンチでぼーっとしてた。ポカポカとした日差しは暖かいが風が結構冷たい。入場ゲートの人並みが捌けたのを確認してゲートへ向かう。ベンチから見て気になっていた、やたらと女性が集まっているテントは何だろうと思ったら、福西DVDの引換所だったのね。道理で女性ばかりのハズだ。どーやらテントにはご本尊がいたらしい。


 ゲートを抜け(コルテ専用のゲートが設けてあった)、食事を調達してスタンド最上部へ。登り着いて気づいた、ナビスコ決勝のチケット販売を案内するはがきに付いていた¥200券を使い忘れた。この日のは全くお客さんが入っていない。ヤマスタでやってもいい程度のヒトしかいないんじゃないかと思われた。ま、現実にはヤマスタでの開催はNGと思うけどね。結局、この日の観衆は18,000余。ヤマスタでは収容不可な人数ではあったが、この人数なら2層目はクローズで十分だ。東京のYさんと雑談するうちにキックオフが迫ってくる。


 1Fに降り、ナビスコ優勝カップを写真に収めた。カップの横やあちこちに張られていた山崎の後ろ姿のポスターが格好良い。そういえば、ハーフタイムにこのポスターをはがして持って行ってもOKだよってアナウンスがあった。後半とちゅうにはほとんどはがされてしまったんじゃなかろうか?

 勝利。ゲーム内容は決して良かったとは言えないが、あの浦和に逆転勝利は十分に評価して良い。タイプアップのあとしばらく浦和ゴール裏は静かになってしまった。レッズサポを黙らせたと言うだけで痛快この上なし

 この結果、10勝8分9敗となった。なんと勝利数が負け数を上回った。しかも、リーグ戦6ゲーム負け無し。これっていつ以来なんだ?勝点は38。過去に38の勝点を積み上げたチームが降格したことはないし、7ゲームを残して16位チームとの勝点差が15あることで、安全圏に逃げ込んだと言って良いんじゃないだろうか。

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広島戦

2010.10.16(Sat.) 

 さすがに広島までは行けなかった。しかし、TV観戦はスタジアムで見るよりも緊張するし疲れるね。前半は家事をこなしながらだったんだけど早々の失点にはガッカリ。それでも、高い位置でプレスをかけてボールを奪う形が出来ていた。悪い内容ではなかったと思う。
 後半になっても一進一退の攻防が続きどちらにもチャンスがあった。前田の同点ゴールの他にもビッグチャンスは訪れた。決めきれずにドローとなったが、広島にもチャンスはあったから、ドローは妥当じゃないかと思う。
 と言うことで相変わらずアウェイで勝てない磐田だが、まぁ良しとしよう。ナビスコ決勝では勝利を頂きましょう。

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天皇杯3回戦

2010.10.13(Wed.) 

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 水曜のナイトマッチ。天皇杯はただでさえ人が入らないのに水曜の夜になってしまっては集客は全く見込めない。案の定、観衆2,506人。甲府な人たちも100人くらいはいたかな。甲府サポは小瀬でやればもっと入るのにと煽っていたが、甲府さん相手だから、ぢゃないんか2,506人。

 それにしても寂しいスタンドだった。そのためかいつもより売店の数が少なくて難儀した。3・4回戦用のプログラム購入した。1・2回戦のものとは違ってそれなりの出来のものだった。

 暑くもなく寒くもなく観戦には具合の良い気温だったが、ゲーム内容はお寒かった。もちろん、日曜日の激闘の後でのゲームでモチベーションを保つのは難しかった思うし、次のリーグ戦のことも考えなければいけないしで難しいゲームであったことは分かるが、サブメンバー中心の甲府相手にあわや負けるかと思わせるようなゲームはお粗末だった。トーナメントだから次に進めばいいワケだが、駒野が韓国戦で骨折してしまい、どう考えても今季は絶望と思われる中では、リーグ戦が心配になるような内容だった。
 とは言え、ナビスコ準決勝を戦ったチームはどこも苦戦したようで、すべてのチームが先制を許している。その中で、清水と磐田が90分の間に逆転することが出来たが、川崎は延長戦に突入し辛くも逆転勝利。ところが広島はPK戦までもつれ込んで敗れてしまった。リーグ戦は次節、その広島との一戦だ。互いにナビスコ決勝を睨んでの戦いとなるわけで、さてどう戦うべきなのか?
 ちなみに天皇杯4回戦は11月17日(水)の開催で相手は浦和。場所とキックオフ時間は未定。相手はやれやれの浦和。しかも平日開催ってどういうこと?

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ファイナルへ!

2010.10.11(Mon.) 

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 正直に告白するが、勝てるとは思っていなかった。川崎まで行っておきながら何を言ってんだと思われるかも知れないがホントのところだ。何しろこのゲームはレギュラーが5人も欠けた。第1戦はほぼベストメンバーのホームで一敗地にまみれた。ただ、先制すれば面白い展開に持ち込めるかもしれないとは思っていた。

 この日は伊東起点で出かけた。出がけには霧雨が降っていたが、熱海で乗換えるころには雨は上がっていた。熱海から湘南新宿ラインに乗れば乗換えなしで武蔵小杉まで行かれる。晴れ間も見え薄日が指すようになってきた。武蔵小杉で降りた。ところが、改札口までが遠い。もう鬼のように遠い。延々と仮設通路を歩かされ、南武線のホームを歩かされ、大げさでなく改札まで10分はかかった。見覚えのある北口のバスターミナルにたどり着いてホッとした。途中に何枚かフロンターレのポスターが貼ってあった。その一枚にナビスコ準決勝のものがあって、真ん中に「天敵前田を止めろ」と。いやいや前田は出ないから。さらに件のキャッチコピーの右にはの写真がデカデカと。よりによって森かよ、どーやって止めんだよと思ったのはナイショだ。

 公園入り口でバスを捨てスタジアムまで歩く。公園内には屋台村が出来ていて食べるものを調達できる。春日山部屋塩ちゃんこというのに心動かされたが、かろうじてスルー。先ずは列並びだ。前回も並んでいるので勝手は分かっている。列の最後尾を探していてKさんに声をかけられた。この日の一緒に観戦する約束になっていたのだ。四方山話をするうちに開門となった。

 アウェイゴール裏二階に席を確保。お腹が空いてきたので食料調達に出かけたが春日山部屋塩ちゃんこがあるではないか。すかさず列の最後尾に。前に並んでいた磐田から来たと思しき兄ちゃんが会計係りのおにいさんに「春日山部屋ってどんな力士がいるんですか」と聞いていた。会計係氏は想定外の質問に固まってしまった。まぁバイト君ぽかったからむりないね。因みに後で調べたことだが、春日山部屋は川崎市にある部屋で、現在の親方は元春日富士の第20代春日山親方。関取は一名という部屋らしい。
キックオフを待つうちに天候はどんどん回復して行く。気温も高目でポットの飲み物は冷たいものの方が良かったかと思うほど。


 で、冒頭に戻るワケだ。アンビリーバブルな勝利。望外の喜びと言っても良い。が、気持ちの入ったゲームだった。そりゃあピンチもてんこ盛りだったし、負けていてもおかしくないゲームだった。しかし、選手たちは良く動いていたし体を張っていたし、何より勝ちたいという気持ちが伝わって来た。スタンドもギュンギュンのゴール以降は一気にボルテージが上がって近年まれに見る盛り上がり方だった。この雰囲気なら負けるワケが無いと錯覚させられるほどの勢いだった。そう言えば、森に対して激しいブーイングが浴びせられていた。選手紹介時はもちろんとして、ゲーム中も彼がボールを持つたびに大きなブーイング。第一戦のアレを知らない川崎サポは怪訝に思ったろう。いや、多くの川崎サポは第一戦のアレを知らないだろうから、磐田サポの行動は理解できなかったに違いない。

 私たちのスグ後ろの女性三人組が実にかまびすしかった。しかもいうことがいちいちキツい。特定の選手に厳しかったねえ。とりわけS斗君とかK裕に対するコメントは容赦がなかった。例えば、S斗君が脚を攣らせた時には「あーあーあー、脚攣っちゃって体力無いんだから。交代交代。」とか言いつつ、その少し前には、「交代で誰を入れても劣化して行くばかりだからなあ。」とも曰っておった。いやぁ毒吐きまくりだったよ。
 ともかく、あんなに胸のすくゴールは久しぶりだった。久方ぶりに快哉を叫んだ私だった。そして、これまた久しぶりにわっしょいと勝利は続くよの輪の中に入った。蛇足だけど「目指すはナビスコカンピオーネ」ってくだりはおかしくないかえ?カンピオーネ(チャンピオン)はリーグ戦優勝者のことで、カップ戦の優勝者はカップウィナーでは?
 ゲームが終わって浜松のYさんを待っているとチュホコールが聞こえてきた。チュホ来てたのか。続けてhappy birthdayの歌声。那須の誕生日だったらしい。

 スタジアムから武蔵小杉までの帰り道、不慣れな私たちに道を教えてくれた親切なフロンターレサポに感謝。負けて気分良かろうはずも無いのに、浮かれ気味の私たちへの大人の対応にも多謝。
 武蔵小杉でKさんと菊名でYさんと別れ、横浜駅でお土産に崎陽軒のシウマイを買い込んで東海道線に乗り込んだ。勝ったからグリーン車を奢った。熱海駅でクマサポと清水サポに遭遇してビックリ。清水サポは伊東線に乗り伊東以遠へと帰って行った。伊東からは迎えに来てくれたかみさんのクルマで、正確にはわたしが運転して実家へと戻った。決勝ダービーが夢と消えてしまったかみさんの対応も大人だったことをつけ加えておく。

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後味の悪いゲーム

2010.10.03(Sun.) 

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 今節は日曜開催だ。水曜にナビスコ杯を戦った磐田とすればちょっと助かる。今週末の遠州地方は両日とも良い天気となった。日向にいるとまだまだ暑いが、日陰に入れば暑くはない。風もずいぶんと涼しくなった。そこここでキンモクセイが香る中をスタジアムへと向かった。

 ショップで「自分で作る福袋」が発売されていて、¥3,000で¥10,000超の買い物が出来るんで心動いたがかろうじて踏みとどまった。(対象商品は昨シーズンモデルです。)この日はマリノスのサポもかなり来ているようで、ジュビロプラッサにはトリコロールな固まりが散見された。

 いつものようにいつものところでカレー丼を食してYさんとお話ししつつキックオフを待つ。自席へ着くと前の方に外国人が指笛を鳴らして騒いでいる。どーやらジウソンの応援に来たみたいなんだが、その指笛がビンビン耳に響く。お客さんを煽ろうとしていたけどまわりはノリが悪かったな。彼らは4人組だったんだけど、ジウソンが決定機を外したときに4人とも同じポーズで頭に手を当ててのけぞっていた。


 しかし、残念なゲームだった。退場がなければもっとやれていたと思うし、あの退場劇だって1枚目のイエローは警告の出るようなプレーではなかったと思う。(もっと危険なプレーがスルーされていた。)レフェリーはゲームコントロールをしくじったんじゃないかと思う。しかし、実のゴールはほんとにオフサイドだったのか?ゲーム後、控え室に下がっていく審判団にカズシ監督が握手を求めていた。わたしの周囲もあれっ?っていう反応をしている人が多かったが、後ろの方から『そーだろうよ。レフェリーさんありがとうだよな、カズシにとっては。』という声が聞こえてきた。本来ならば、1人退場者を出してドローに持ち込んだわけだから良しと考えたいのだが、実に後味の悪いゲームだった

 ところで、このゲームではadditional timeと表示されていた。いつからアディショナルタイムと表示するようになったんだろう?いえいえ、これで良いんだけどね。

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