小春日和なスタンドだったのに・・

2013.11.30(Sat) 

 朝起きると快晴の青い空。サックスブルーの空を見て遠征を決意した。

 大宮は都心から結構遠い。京浜東北線、東北線を乗り継いで大宮へ。Nack5スタジアムへはシャトルバスは無い。徒歩20分と少々中途半端なのだ。路線バスは本数が少なくて使いづらい。結局、歩いて向かった。しかし、便利な時代になった。スマホの地図を見ながら難なく到着した。途中、氷川神社の参道を歩いた。紅葉は終わりかけていたがいい雰囲気だった。

 アウェイサイドスタンドに上がると7割方の席が埋まっていた。山口のYさんが上京のついでに観戦すると言っていたんで探してみた。ほどなく発見。久しぶりに一緒に観戦。(一緒に見ると勝率悪いんだ)アウェイサイドのスタンドは小春日和なポカポカ陽気ゲームがアレすぎて寝ちゃいそうだった。大宮のスタジアムDJさんはことの他フレンドリィで『磐田サポの皆さまようこそNack5スタジアムへ』って、わたしの記憶違いじゃ無かったら三回は言ったと思う。おんなじ町のもう一つのチームとはエライ違いだ。

 そんなわけで今季のアウェイ遠征は惨敗で終えた。ゴール裏からは大きなブーイング。『これで来年戦えるのかーっ』って声が大半なんだろうと思う。でも、たぶん、チームは全く別のものになってると思う。まあ、これで主力が抜けたらどーなんるんだってことも含んでのブーイングなんだろうけど、監督が替わり、入れ替わって入ってくる選手もいるんだし、今から来年のことを言ってもねえというのが正直な思い。あんまりなので口直しにモーターショウを見て帰った。クルマ好きにはたまらんイベントだ。


 監督の人選が新聞に載っている。ラミレス氏とのことです。氏のことは不勉強にて存じ上げませんが経歴を見る限り育成型の監督さんのようだ。1年で一部に戻ってくることが目標のチームに育成型の監督さんで良いのか?J1もJ2もご存じないわけですよね?これで、攻撃型のチームを指向する方だったら・・・。


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やれやれな横浜戦

2013.11.23(Sat) 

 このところちょいと寒い日々だったので、今日はぽかぽか陽気で暖かかった。午前中は所用で県内某所へ。日向に居れば暖かくて寝ちゃいそう。それでも、スタジアム入りして日陰の我がシートに座ると結構冷え込む。ジャケットを持って行って正解だった。

 この日は13,000余の観衆が集まってそれなりに良い雰囲気の中でゲームが進んだ。先日のderbyと同じくらいの数の横浜サポがやって来ていて、これまた先日と同じようにホームフリーゾーンのアウェイ寄りをアウェイ席に指定していた。それでも、マリノスさんとはとくに因縁も無いんでderbyのような殺伐とした雰囲気にはならずに淡々とゲームは進んだ。

 わたしのスグ後に座って口汚いヤジを飛ばしていたおっちゃん。2部に落ちたら来ないと宣言していたワケだが、今日はホントに来なかった。有言実行で誠によろしい。不快な気分にさせられず、落ち着いて観戦できた故、これまた実によろしい。


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降格に思うこと

2013.11.16(Sat) 

 今季の低迷と降格の原因のうち一番と思われるものは監督の人選だと思います。昨季の後半失速し、まるで修正できなかった森下監督を続投させたこと。拙サイトでも1月14日の日記に不安な理由を記してあります。
 監督がアレなわけですから大幅な戦力アップを・・図ったわけでも無いところに2つめの問題点があったわけです。DFラインに伊野波を補強。ま、これはいいと思いましたが、結果的にはイマイチでした。で、問題は補強らしい補強がこれで終わってしまったことです。わたしは以前からここに記していますが、きちんと守備の出来る中盤の選手がいないのです。かつての服部のような選手ですね。加えて服部には劣勢に回ったときにチームを鼓舞する仕事も出来ました。ピッチで選手をまとめることの出来る存在が今の磐田にはいないのも各種メディアが指摘している通りかと思います。


 今季の低迷と降格は、ご承知の通り今季になって突然やって来たわけではありません。2008シーズンに入れ替え戦を経験していますし、リーグ戦では下位の常連となっていました。(ま、それでも2010年にはナビスコを獲りましたが。)そんな低迷の現任となったのは場当たり的と言えなくも無い監督の選任があったように思います。山本さん以降、歴代監督は柳下さん以外は短命でいずれの監督もきちんと守備を作ることが出来ませんでした。強かった時期の幻影にとらわれすぎていたのでは無いかと感じます。往時のサッカーは確かに華麗なパス回しに目を奪われますが、サボらずに守備を行いつつ攻撃となったらスペースに飛び出していく豊富な運動量に裏打ちされていたことを忘れてはいけません。
 監督の話に戻しましょう。2008シーズン初めて残留争いに足を突っ込んだとき、クラブはオフトを招聘しました。ミッションを完遂したオフトは『新しい血』を入れるべきだとしてクラブを去りました。新しい血とは生え抜きにこだわるクラブの姿勢に対する批判を意味するものと感じました。力のある監督を外部から招請するべきだったのではないでしょうか?

 問題は監督の人選だけではありません。ピッチで戦うのは選手なワケですから、肝心の選手はどうだったのでしょうか。一言で言ってしまえば、世代交代にしくじったということ。強かった時期を支えた選手たちが衰え始めた頃、彼らを押しのけてレギュラーを勝ち獲っていく選手がほとんど出てきませんでした。次の世代の選手たちがゲームに出られたのは、ベテランと呼ばれた選手たちが移籍するか引退するかでチームを去り、これに見合う選手を獲らなかったからに他なりません。明らかに選手は小粒になりました。にもかかわらず、クラブは歴代監督にそれまでのパスサッカーを継承するように強いたように思います。アジウソンの交代劇が非常に印象に残っています。つまり、チームコンセプトと実際の選手の力が乖離していたのではないかということです。

 と言う風に考えていくと、降格という仕儀を招いた低迷の原因は、詰まるところ資金の問題ということに収斂されるのではないかと思います。累積債務に悩むクラブは、強かった時期の年俸の高かった選手たちがチームを去って行くにあたって、小粒だがお金のかからない選手でこれを補いました。監督も同様で、優秀だがお金のかかる外部からの監督を控え、そこそこの身内監督や、未知数だがお金のかからない監督に任せることにしたのでは無いかと思います。その結果、財務上は三期連続の黒字とJの優等生。累積債務もチャラとなりました。確かに健全経営は大事です。債務超過となってクラブが消滅するようなことになったら目も当てられません。が、いくら連年の黒字でも二部に落ちてしまったら元も子もないではありませんか。もっとも、二部に落ちようがエレベーターチームになろうが、はたまたずっと二部暮らしが続いても身の丈経営が第一、それがクラブの経営方針だと言うんならもはや言うことはありません。でも、先日の社長のインタビューを聞く限りではそんな経営方針では無いようですので、やはりお金の使い方を間違ったとしか言いようがないのではないでしょうか?ホントを言えば監督・選手の両方にがっつりとお金を使って欲しかったところなんですが、せめて、選手か監督かどちらかにはきっちり資金を投入すべきだったのでは無いでしょうか?もちろん、お金のない中できっちりと一部に踏みとどまっているクラブはあるわけで、そこはクラブ首脳陣にしっかりとした戦略があって、有能なGMがいて的確な人事管理を行っているんだろうと推測されます。つまり、身もふたも無い言い方になってしまいますが、総合力で落ちるべくして落ちた、と言うことなんだろうと思います。時機は失してしまいましたが、一年で一部に復帰するためには相応の資金投入をするようです。GMを更迭するような声も聞こえてきます。監督は一部・二部ともに知っていてきちんと守備を構築できる人を望みます。降格で収入は減少するでしょうが、赤字覚悟で有効な投資をしていただきたいと切に願います。






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降格

2013.11.10(Sun) 

 2部落ちが決まってしまいましたが、来るべきものがきたというところです。生観戦な方、パブリックビューイングな方、お疲れ様でした。

 春先からの悪い流れを結局のところ払拭できなかったと言うことです。が、昨シーズン12位でフィニッシュしたとは言え、残留を決めたのは33節だったわけで、冷静に考えれば、落ちる可能性の高いチームが案の定降格したという見方が出来ないこともありません。2008シーズンの残留争い以降、戦力の上積みがきちんと出来ていたとは言いがたいですし、そんなチームを経験の浅い監督に任せたことも今回の結果を招く大いなる原因になったといっていいでしょう。収支のバランスは大事ですが2部に落ちては元も子もないでしょう。GMに加藤久氏とか監督は続投だとかいろんな声が聞こえてきますが、クラブはこのチームをどうやって立て直すつもりなのでしょうか。もう次のシーズンの準備は始まっているのです。





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