The Emperor's Cup

3.4回戦 名古屋グランパス 瑞穂

2009.11.15(Sun.) 

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 前半。
     カレン 前田
   船谷       西
     成岡  岡田
  金澤 茶野  那須 康裕
       八田

 まずまずの立ち上がり。 いつもより寄せが早い。ディフェンスラインもうまくコントロール出来ている。ポゼッションは名古屋ながらうまく隙をついて先制(カレン)。 西が良いアクセントになっている。
 ところが、16分金澤が退場になって流れから何からすべてが変わってしまった。ゲームプランが崩れたなんてものぢゃなく、ゲームが終わってしまったに等しかった。
 急遽、成岡をSBに、船谷をボランチとした。前田の1トップにカレン、西の2シャドー。
磐田はこれ以降ゲーム終了まで全く形が作れなかった。金澤退場後シュート打ったか?前田がキープ出来ないのも痛かった。ともかくずっと名古屋ペース。
 それでも、集中して守っていたが終了間際にやられた。逆が綺麗に空いていた。成岡は絞りすぎで怖かったが、案の定やられた。

 後半。
 立ち上がりにCKから失点。これでゲームの趨勢はきまった。
岡田→秀人 秀人をSB、成岡をボランチに戻す。

  •   相変わらずプレス連動しないし、真ん中スカスカ出し、サイドもやられた放題。圧倒的な名古屋のポゼッション。の割にはショボい攻撃だが、磐田は輪をかけてショボい。まったくカウンター攻撃が出来ないのが痛い。

成岡→松浦
西→上田
 イロイロ選手を代えたがまったく奏功せず。松浦相変わらず周りと合わない上に、失点の起点になっちまった。結語。今日は退場後、サッカーにならなかった。

磐田 1−2 赤鯱


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2.3回戦 鹿屋体育大学 ヤマハ

2009.10.31(Sat.) 

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 しかし何だな、天皇杯はモティベーションが上がらないのかな?酷いゲームだったなあ。

      グノ  前田
   村井         松浦
      岡田  成岡
   金澤 茶野  那須 駒野  
        八田
R:吉原・大井・犬塚・上田・カレン・萬代・中山

 立ち上がり、磐田は長いボールをディフェンスの裏に放り込む、最近良くやる立ち上がり方だ。鹿屋体大が前からきっちりプレスをかけてくるのでかわす意味もあるのだろう。ただ、むやみのこれをやってしまうとトップに収まらないから攻撃にリズムが出来ない。サイドからの攻撃もなかなか形にならなくて苦しい。松浦、早くも消え気味だ。ところが、意外な形で磐田が先制。
17分 那須
CKからのクリアを拾って繋ぎ那須がミドルを放つと、これがネットに吸い込まれた。
 その後は一進一退の攻防が続き、互いにチャンスを作るがシュートを打ちきれない。鹿屋はサイドを上手く使って攻めてくるがクロスの精度が低くて磐田にとっては助かっている。終盤に立て続けに惜しいシュートを放ったがこれを決めていればあんなに難しいゲームにはならなかっただろう。

 後半
 前半同様の流れで始まった。磐田はサイドから攻撃を仕掛けようとするが今ひとつ呼吸が合わない。とくに右サイドの松浦がまわりと全く合っていない上に、昨シーズンのような前へ向かうプレーが影を潜めてしまい、正直これでは西の代役は務まらない。
 鹿屋はきちんと組織的に守って磐田の2トップをそれなりに押さえている。磐田がちぐはぐなプレーを続けているうちに次第に鹿屋の攻撃にリズムが生まれるようになってくる。中から外へ、外から中へとよく訓練されていることが伺える。諦めないで最後までよく走る。高知大学同様良く鍛えられた良いチームだ。
 対する磐田はどうもイケナイ。プレーが消極的だ。動かないからパスは足元ばかりだし、すぐ前に蹴っちゃうし。鹿島戦に見せたような連動性や切り替えの速さ、リスクを冒して上がっていくようなプレーは全く見られない。
 63分 成岡→上田
 このあたりから暫くは磐田の攻勢が続く。左右から良いクロスが入るが中で合わせ切れない。
 77分 松浦→カレン
 カレンは右サイドの2列目に入る。が、カレンの今ひとつの出来だった。動き方がトップの時のような動き方をしてしまうためか、ポジショニングが中途半端。クロッサーとしての仕事はほとんどしていなかった。3トップ気味にしてしまった方が機能したのではないかと思う。
 このまま逃げ切るかと思われた90分、鹿屋のFWにミドルを叩き込まれ同点に。鹿屋は一所懸命に走り回りプレスをかけて真面目サッカーしたのが報われた感じだ。磐田サイドから見たら事故だけどね。もっとも、磐田も決めるべきところを決められないシーンが散見されたので、この展開は良くあることだとは思う。このシュートシーンで八田がゴールポストに激突。3〜4分横たわっていたが、立ち上がってゲームに復帰した。ほどなく前後半が終了し、規定により延長戦となった。

 延長前半。
 91分 八田→吉原
 交代枠が一人残っていて良かった。吉原はサテライト以外の公式戦は初出場のハズだ。
 92分 イグノ
 村井が左サイドを突破してクロスを送るとニアに飛び込んだグノがこれに合わせてあっさり勝ち越し。もう2〜3分早くこれが欲しかったよな。
 鹿屋は前後半と同じように攻めてくるが少し疲れが見えてきた。磐田が立ててづけに惜しいシュートを放つが追加点を奪えず。
 延長後半。
 流石に両チームとも疲れの色が濃く、好守の切り替えが遅い。ってか、磐田の中盤は元気なときでも判断が遅いね。もっと簡単に回していきたい。もっとも、パスを受けられる場所に選手が動いていないこともあるけど。終盤に一本危険なミドルを打たれたが事なきを得てこのまま逃げ切りだと思ったら、終了間際に前田がラインを上手くかいくぐってGKと1隊1になり、落ち着いてループシュートを決め、ゲームも決めてしまった。
 121分 前田
 ほどなくタイムアップの笛が鳴り、しょっぱくて長いゲームは終わった。5回戦が名古屋様なら虐殺喰っちゃうよ。


磐田 3−1 鹿屋体育大学


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1.2回戦 高知大学 ヤマハ

2009.10.11(Sun.) 

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    萬代  カレン
  康裕       西
    岡田  成岡
 金澤 茶野  那須 犬塚
      八田
 前半。
 高知大学はラインをコンパクトに保ってプレスをかけてくる。リスクを避ける意味があるのか磐田は長いボールをFWに当ててポイントを作ろうとする。ところが、これが全くFWに収まらなくて形にならない。萬代もカレンもポストプレーが苦手だから。
 この日は、ご承知の通り、代表で前田・グノ・駒野がいない。さらに村井さんがケガで出場を回避したために直近のリーグ戦から4人がいない状態だ。これにケガの能活とかジウソンとか加えれば半分以上がいない勘定となる。
 磐田はともかく連携が悪い。中盤で作れないから前に放るんだがこれも収められないって、もお前半半ばでグダグダ。岡田の出来がイマイチ。2トップは何をしている。高知大学は繋いで前に出てこようとする。7番の仕掛けるドリブル突破が良いアクセントになっている。が、次第に高知も縦に放るようになってきて益々単調になってきた。ただ、前半のシュート数はたぶん高知大の方が多かったろう(枠内シュートも)。
 このまま0−0でハーフタイムか?と思われた43分。西のCKを康裕が繋いで中に送る。そこへ犬塚が飛び込んで頭で押し込んだ。直後に決定的な形を作られたものの凌いでハーフタイムへ。

 後半。
 相変わらずグダグダだが高知大の攻め方に慣れてきて次第に形を作らせなくなっていくる。もっとも、攻撃の方もなんだかなあな状態が続いている。57分萬代に代えて松浦。正直、松浦の方が効いていた。効いていたがチャンスを作りかけてもなかなかシュートまで持ち込めなかった。
 64分に浄がケガでアウト。船谷が入る。岡田を浄に一に下げ、船谷は最初ボランチに入り成岡を左のアウトサイドに出したが、すぐに成岡と船谷ポジションを入れ替えた。
 船谷が入って、ためを作ったりワンタッチで捌いたりしてリズムが出てきた。高知大の足も止まり始めてやっと磐田のペースでゲームが進むようになった。そして82分、西を起点に船谷が繋いでシュート。これが決まって2−0。船谷、落ち着いて決めた。
 これで勝負あった。で、最後の見せ場は隊長の交代出場。86分西に代わっての出場。盛り上がるスタンド。DFラインでの駆け引きは流石だが、なかなかシュートまで持ち込めず結果は出せなかった。磐田は難なくゲームを終わらせ勝利を収めた。

磐田 2−0 高知大学


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