League2009
1.開幕戦 モンテディオ山形 ヤマハ
2009.3.07(Sat.)
スターターは以下の通り。
前田 ジウソン
西 太田
康裕 犬塚
駒野 那須 茶野 鹿賀
能活
サブは八田・大井・岡田・ロドリゴ・村井・松浦・万代
酷いゲームだった。コメントする元気もないほどの惨状だ。あの昨シーズンもこれほど酷いゲームがあっただろうか?6失点は記憶にない。
立ち上がりから互角の展開。サイドからの攻撃と前線に長いボールを放ってくるやりかたは磐田も山形も一緒だ。互いにクロスやフィードに精度が低く形にならない。
PKで先制したもののリズムが悪く全く組み立てられない。ラインを下げすぎて中盤を支配される。セットプレーから失点。続けて左サイドから失点。犬塚の出来が悪すぎる。
後半になって一旦は流れをつかむ。松浦が入る前後から3失点目を喫するまでがこのゲーム唯一の磐田の時間だった。クロスは上がるが中で合わせられない。ボールを支配して1点は取ったがそこまでだった。バランスを崩して攻めに出たところをカウンターから失点。さらにきっちり組み立てられてサイドからのクロスで失点。完璧に崩された。ゲームの流れについてあとはもう何も書くことはない。
しかし、何とも酷い守備だ。ボールサイドに寄りすぎて逆が笑っちゃうほどガラガラになっている。何度も何度も。ボールをどこで取りに行くのか?どうやってプレスをかけるのか?ちぐはぐでバランスが悪くて、しかも球際が淡泊。中盤がスカスカだし、最終ラインは下がりすぎる上に簡単にウラ取られるし、簡単にクロスを入れられるし、競れないし・・・・・。昨年の前半みたく走れないし・・・。
磐田 2-6 月山隊
2.第2節 ガンバ大阪 万博
2009.3.14(Sat.)
スターターは以下の通り。
前田 ジウソン
西 太田
康裕 ロドリゴ
駒野 那須 茶野 犬塚
能活
サブは八田・大井・岡田・鹿賀・村井・松浦・万代
前半は大きな破綻なし。中盤も厳しく行ってるし、守備の意識も高い。ポゼッションはガンバだが決定的な形は作らせていない。もっとも磐田も形作れず。トップにおさまらず。太田も生きていない。
24分 ビッグチャンス(康裕のシュート藤ヶ谷に止められる)がきた後、流れきた。が、決めきれず。
那須がジェジンを倒してPK。
36分 失点
ここまでチャンス作らせていなかっただけにもったいない失点。そのままハーフタイムに。
後半
相変わらずのガンバペース。中盤でこぼれが拾えず苦しい。
56分 CKから失点。この失点はいただけない。
ロングボールからの太田のクロスという展開でPKを得る。もっとも、太田のクロスはわろす。
57分 ジウソン
ロドリゴ、エリア内でハンド。PK。
63分 失点
左からの攻撃がダメだ。
67分 失点。能活痛恨のキャッチミス。これでゲームは終わった。
72分 那須→大井 この交代は謎。ケガでもあったか?
78分 ジウソン→松浦。西をトップに。松浦は左の二列目。
84分 太田→万代。西を右の二列目に。
選手交代奏効せず、このままタイムアップ。
さて、総括だが敢えてポジティブに。
4失点もしたのだから内容が良いハズもない。降格一直線であることは疑いもないが、やけくそでポジティブシンキングだ。
開幕戦の惨状に比して随分良くなったと思う。流れの中からの失点は能活のアンビリーバブルなミス絡みの一点のみ。山形戦の如く大きく崩されることほとんどなかった。PKを2本も与える守備は責められて然るべきだが、それなりに立て直しは効いていたと思う。実に簡単に失点する点と相変わらずのセットプレーからの失点には納得いかないが、チームとしての守備の仕方は山形戦よりしっかり出来ていたと思う。運動量がガタっと落ちることもなく、選手は最後までファイトしていたことも申し添えておく。
磐田 1-4 大阪脚隊
3.第3節 浦和レッズ 静岡スタジアムエコパ
2009.3.31(Sat.)
スターターは以下の通り。
前田 ジウソン
西 太田
康裕 ロドリゴ
駒野 那須 茶野 犬塚
能活
サブは八田・大井・岡田・鹿賀・村井・脩斗・万代
前半
互いに様子見の立ち上がりから次第に浦和の流れになってくる。磐田は中盤でボーが拾えず苦しい。10分過ぎから浦和が怒涛の攻撃を仕掛ける。中盤で持たれ、右サイドは火だるま。が、開幕戦と違うのは中できちんと人についているところ。決定的シュートは打たせていない。ポンテにはもっとタイトに付かないとまずいだろうと思う。
だが、攻撃が全く出来ない。まず、ポストにボールが入らない。中盤で持てないんで組み立てで崩すことはまず無理。チャンスはカウンターから作るしかない。30分前後から磐田に流れが来る。中盤でボールが拾えるようになり、組み立てのパスが通るようになってくる。
33分 ジウソン
2人のDFの間を上手くすり抜けながらボールを奪ってあっという間にGKと1対1に。ニアサイドをぶっこ抜いて先制。
浦和さんはどうも前線の選手の動きが連動しないようで磐田としては実に助かる出来具合だ。36分、ポンテ?に決定的なシュートを放たれるもこのままハーフタイムへ。リードして折り返すのは今季初。
後半
立ち上がりから浦和怒涛の攻勢。が、前半同様ちぐはぐな浦和。
磐田はカウンターで対抗。互いに中盤を飛ばして攻め合う落ち着かない状態が続く。この時間帯は中盤で拾える。
65分前後から再び押し込まれる展開が続き耐える時間となる。浦和の攻撃は単調な上、DFラインの前で回すばかりなのでこのまま行けば大丈夫か?と思った矢先にサクッと失点。
69分 失点
DFとGKの間に放り込まれ、能活が出たが前で触られて流し込まれた。
失点後は浦和ペースが続く。磐田は全く形が作れなくなってきた。
77分 西→村井
80分 太田→岡田。岡田をボランチに康裕2列目へ上げる。
矢継ぎ早に選手を代えたが形は見えず。1度だけジウソンの決定的なシュートがあったがポストに弾かれるシーンがあったが・・・。
もっとも、浦和さんもボールを支配する割には決定機が作れない。85分を過ぎる頃からこれはドローだなという臭いが漂い始める。
90分 ジウソン→萬代
追加タイムは3分。お互いに決め手を欠いたままタイムアップ。
まぁ、なんだ浦和さんの出来の悪さに乗じて勝点をいただいたようなもんだな。前節、出来のよろしくなかったハズのガンバさんには蹂躙されてしまったワケだが、その辺がチームの熟成度の違いなんだろうと思う。
開幕戦とこのゲームを両方見た人にすれば、だだ漏れだったディフェンスはかなり改善されていたように見えるだろうと思う。4失点したガンバ戦のDFもこのくらいの出来だったような気もするんで、少しずつではあるがディフェンスは整いつつあると感じる。もちろん、ボランチの2人に不満はあるけどね。
で、前田。いやぁどおしちゃったのってくらいの惨状じゃないか?このゲームでは全くポストプレーが出来ていなかった。シュートも打っただろうか?確かに、相手DFに徹底マークされ、時には前田一人に3枚のついてくる中でプレーするのはきついとは思うが以前はそれでも落とすところはきちんと落としていたと思うのだが・・。相方のジウソンが絶好調だけに残念だ。そのジウソンも絶好調なのは良いが、自分が何とかしなきゃって気持ちが強すぎるのか、サイドにフリーな選手がいるのに突っかけ行って引っかかっちゃう場面が目立った。
磐田 1-1 赤金剛石
4.第4節 FC東京 ヤマハ
2009.4.4(Sat.)
まあなんだ、今日勝てなくていつ勝てるんだってハナシだぜ。
開始1分、相手パスミスをかっさらった那須からのパスでジウソンがGKと1対1。これを相手GKにセーブされる。と、これがケチの付け始め。
前半の磐田は悪くなかった。サイドにポイントを作って狙い通りの攻撃が出来ていた。ディフェンスもきちんと高い位置にブロックを作ってがっちり受け止めていた。決定的な形はCKからの1度くらいだったと思う。
攻撃ではカウンター気味の攻撃が多かったが奪ってから早く前戦に預けられた時には良い形になっていた。康裕がゴール正面でフリーになりシュートを放ったがGKに弾かれた。
ゲームは東京がボールを支配しつつ流れていったが、正直ちっとも怖くなかった。サイドがフリーでいるのにそこに全くボールが出なかったので崩されることもなかった。逆に終了間際に磐田が決定機を迎えた。前田がフリーでシュートを放ったがこれまたGKの好守に阻まれた。(何故かゴールキックになったが。)
後半。東京がてこ入れしてきた。サイドから仕掛けるようになってきた。これで磐田のラインが下がり気味になり、中盤が空いてボールが拾えなくなってきた。前半に比べると対応が後手に回るようになってきた。それでも体を張ったディフェンスで何とか凌ぎ、ペースをイーブンに戻していった。
しかし、磐田もサイドから形を作るものの前半と違ってシュートまで行けなくなった。2列目が両方ともサイドアタッカーなんで、トップ下の位置に入り込んでくる選手がいない。クロスは上がっても中で合わなければ単発で終わってしまう。電柱系FWとシャドウストライカーが欲しい今日この頃だ。それともボランチを縦に並べるか?中盤をダイヤモンドにするか?71分のジウソン→萬代も機能していたとは言えず、さらに追加投入するメンツもなく攻撃はジリ貧。
もっとも、東京もポゼッションはするもの決定機は作れないでいたから、スコアレスドローかな?と思い始めた83分に失点。連携ミスか?ディフェンスの一瞬の隙を突かれた。また、赤嶺か。この時間の失点に跳ね返す力が残っていない磐田は為す術無くタイムアップの笛を聞くことになる。
今の磐田は守備からきっちり入って流れをつかんでいかないとゲームにならない。ディフェンスに軸足を置いているからリスクを背負った攻撃はそうできるものではない。ということは少ないチャンスをきっちりものしないと勝てはしないと言うことだ。然るに、この日のように決定的なチャンスをことごとく外していては勝てるゲームも勝てなくなってしまう。で、冒頭のぼやきとなるワケだ。正直、悪い内容ではなかった。先制した東京ベンチの喜び様からもそれと知れる。東京も苦しかったのだ。しかし、残念だが接戦をものに出来るメンタリティは今の磐田には無い。
磐田 0-1 東ガス
5.第5節 ジェフ千葉 フクダ電子アリーナ
2009.4.11(Sat.)
前半
磐田は高めのラインを取って中盤をコンパクトにしようとしている。が、切り替えが遅く攻撃には繋がらない。互いにミス多く締まらない。それでも立ち上がりは積極的に打とうという姿勢見える時間帯もあった。中盤で繋げず形出来ない。太田を使いたい。
20分 失点 OG
ゴール後、流れが千葉に行った。防戦一方となったが何とか耐えた。ボールサイドでもっと厳しく行かなきゃいかんだろう。カウンターに活路を見出したいが切り替えが遅く攻撃には繋がらない。
修斗のうらを狙われてるが、体を張って潰す。
前線に収まらないため攻撃が形にならないまま前半終了。前半終了近くになると中盤のプレスが落ちたのが気になるままハーフタイムへ。
立ち上がりから前半の流れのまま。中盤がルーズでセカンドを拾えず苦しい展開。千葉ペースでゲームは進む。驚いたコトに空中戦はほぼ勝っている。めずらしく空中戦には勝ってる。が、磐田は得点の匂いがしない。
64分 村井→万代 ジウソンを村井の位置へ下げる。
前半から続いていた千葉のプレスも落ちてきたこともあり、この交代で流れを引き寄せた。このゲームで初めて磐田の時間帯が来た。ボールが動くようになり千葉のディフェンスがバタついてきた。が、シュートが打てない。
75分 前田
形はセットプレーからだったが、磐田の時間帯に点を取ったのは大きい。ここからは中盤を省略したカウンター合戦となる。
83分 ジウソン→犬塚 犬はジウソンの位置へ。
91分 修斗→岡田
ディフェンスがバタついていたので投入したと思われる。千葉のCKが不発に終わりタイムアップ。
何とか勝ち点を一つ取った。
今日は出来が良くなかっただけに負けなくて良かったと思うが、磐田の時間帯に逆転出来ないのも今の力の表れだと思う。
康裕は出来にムラがあるな。今日はミスだらけでダメな康裕だった。っつか90分きっちり走れないセントラルミッドフィルダーは如何なものかと。後半は前田のポストが復活してリズムが出来た。次節、ジウソンがサスペンスだ。
磐田 1-1 犬
6.第6節 清水エスパルス エコパ
2009.4.19(Sun.)
スターターはこんなだ。
前田 グノ
西 太田
ロド 康裕
脩斗 那須 茶野 駒野
能活
R:八田・大井・岡田・犬塚・村井・成岡・萬代
前半
静かに立ち上がったゲームだったが次第に清水のリズムとなっていく。清水の攻撃は中盤で手数をかけずにシンプルで縦に速い。時折、サイドのスペースに長いボールを放り込んで磐田のディフェンスライを下げさせる。中盤を支配する清水がペースを握るが大きくバランスを崩すことはなかったと思う。セットプレーから迎えたピンチも能活がファインセーブで掻き出してくれた。
磐田は中盤でボールが拾えずに苦しい。さらにFWにうまく収まらず、まったく組み立てられない。
中盤もっと厳しくいきたい。奪ってからの切り替えを早くしないと形になるまい。
後半になると磐田に流れが来る。サイドを使った攻撃が形になってくる。
56分 イグノ 前田がCKに競り勝って中に戻すとグノが押し込んだ。
トップにボールが収まるようになり俄然磐田の攻勢となる。中盤でボールが持てるようになりサイドからの攻撃も機能するようになってくる。もっと積極的に追い越して前に出て行っても良いと思う。
69分 西→村井 ポジションはそのまま。
74分 イグノ GKからのキックを前田が頭で繋ぐと裏へ飛び出したグノがDFを振り切って豪快に決めた。
81分 前田 ヴァイタルでボールを持った前田がそのまま仕掛けて左足一閃。右隅に突き刺した。
なんと7分で2得点してゲームを決めてしまった。 その後は疲れの見える選手を次々投入して余裕の逃げ切り。
84分 グノ→万代
89分 太田→犬塚
いやぁ、何が驚いたって3点も取ってしまったこと。さらにイグノの能力の高さに驚く。自分でも行けて周りも活かせそうだ。こりゃひょっとするととんでもない拾いものだったかも知れないぞ。
磐田 3-0 パルちゃんず
7.第7節 横浜F・マリノス 日産
2009.4.29(Wed.)
スターターはこんなだ。
前田 グノ
西 太田
ロド 康裕
脩斗 那須 茶野 駒野
能活
R:八田・大井・岡田・犬塚・村井・ジウソン・萬代
前半
マリノスはサイド使って攻めてくる。ファーストシュートはマリノス。磐田は中盤が機能せず形が作れず。トップにも入らず苦しい時間が続く。
互いにライン高くがコンパクト。ポゼッションマリノスだが、バランス良く守れていた。カウンターで対抗する磐田。っていうか、組み立てられずにカウンターでしかチャンス作れていなかった。互いに決定機も見せ場も無いままハーフタイムへ。
後半
47分 失点
いきなりの失点。立ち上がりに集中を欠いたプレー。ヴァイタルでのチェックが甘かった。
いきおいマリノスのペースに。中盤がバタついてディフェンスが後手に回る。マリノスの流動的な動きについて行かれない。ただ、幸運なコトにマリノスのシュートは全くワクにこない。ここで2〜3点ぶち込まれていてもおかしくなかった。天は我らを見捨てじ、な感じだった。
53分 太田→ジウソン
マリノスに行っていた怒濤の流れは切ったが磐田のリズムはできず。相変わらずトップに入らず中盤作れず。
75分 西→村井
ここから10分がこのゲームのポイントだった。マリノスの足が止まったことで中盤で持てるようになり、前線にも収まりサイドからいいクロスも入った。惜しいシュートも放った。
84分 脩斗→萬代 村井を脩斗の位置に。萬代は村井のポジションに。パワープレーか?と思ったがそうでもなかった。
結局はマリノスの固い守りを崩せずにタイムアップ。力の無さを露呈するゲームとなった。中盤であれだけミスが多いと形を作る以前にサッカーにならないね。
マリノスは3バックなんだから、最初から前田を1トップ気味にイ・ジウソンと3枚並べても面白かったんじゃないだろうか。で、スピードスター太田を控えのカードとして切る。まぁ、練習ではやってないんだろうね。練習でやっていないことをゲームでやるのは無理だからね。でも、試しても良いんじゃない>ヤンツーさん。
磐田 0-1 三色鴎
8.第9節 ヴィッセル神戸 ヤマハ
2009.5.2(Sat.)
スターターはこんなだ。
前田 グノ
西 ジウ
ロド 康裕
脩斗 那須 茶野 駒野
能活
R:八田・大井・犬塚・上田・太田・村井・萬代
前半
立ち上がりから動き出しが早く中盤を支配して攻めるのは磐田。
8分、西が決定機を外す。
その後も攻勢が続く。好守の切り換えも早くこぼれ球は拾い放題。ラインも高く、カバーリングもきちんとできている。
22分にもビッグチャンスが来るが決めきれない。
気持ちが悪いほどの出来の良さ。これがどこまで続くのか早くも心配になる。しかも、こおゆう展開でサックリ失点するのが今までのパターンだ。が、この日は杞憂に終わった。
40分 前田 技ありのループシュート。
その後もさらに攻勢。駒野のクロスに合わせてペナに4人も侵入するなんて夢のような展開も。
しかし、西。。。。。外しまくりだ。
後半
神戸は後半あたまから2人を入れ替えてくる。そして前に出てくる。が、次第に再び磐田のペースになっていく。ところで、西。。。。。今日は君の日ではなかったようだ。
55分過ぎから早くも中盤が空いてきた。こぼれ拾えなくなってきたこともあって再び流れが神戸に傾きかけた。
75分 西→上田 上田は昨年9月以来の出場。大きな拍手がスタジアムを包む。右の2列目に。
神戸は長いボールを蹴り込んでDFラインを下げさせようとする。
79分 ジウソン→村井 村井は左の2列目。
その後もビッグチャンスを作るものの決めきれず。シュートは枠に行っているものの神戸のGK榎本は神が降りたかのような好セーブを連発してことごとく弾き出してしまう。87分 イグノ→犬 右の2列目。前田を1トップに、上田をトップ下に置く。
残り2・3分から追加タイムの3分間は神戸のパワープレーさらされる。ボランチが最終ラインに吸収され、最終ラインもべたべたに引いてしまって危ない状況だったが何とか凌ぎきってタイムアップ。
こんなに相手を圧倒したゲームはいつ以来だろう?昨シーズンの10月の札幌戦以来か?しかし、てんこ盛りだったチャンスをあと1つでも決めていればゲームは決まってしまっていただけに、何とも詰めが甘い。結局、85分間タコ殴りにしたのに1点しか取れないんだから。それにしても、ここ2・3年来ではベストマッチではないだろうか。
磐田 1-0 神戸丑隊
9.第11節 大宮アルディージャ ヤマハ
2009.5.9(Sat.)
スターターはこんなだ。
前田 イグノ
西 ジウ
上田 康裕
犬塚 茶野 那須 駒野
能活
R:八田・大井・加賀・ロド・村井・太田・萬代。
前半
立ち上がり磐田の攻勢。中盤での出足が早くボールも周り積極的に攻めに行く。この姿勢が吉と出た。
4分 イグノ
思いがけなく早い先制で磐田の攻勢が続く。何度となく良い形を作ったがラストパスがアバウトだったり、シュートに行かなかったりでチャンスを潰す。
大宮は長いボールをDFの裏に放ってくる。磐田はヴァイタルでのチェックが甘い気がする。
磐田の時間帯が続くが、磐田に長いボールが目立つようになってくる。
20分を過ぎるあたりから磐田のペースが落ち、大宮ペースでゲームが進むようになってくる。ポゼッションは取られたが決定的な形はそれほど作られなかった。
41分 西 右サイドでパスを繋いでグノがヴァイタルに侵入。打つと見せかけてエリア内に侵入していた西にラストパス。西はGKの足元を抜くシュートで2点目をゲット。
直後の43分に藤本に飛び込まれたが茶野が体を寄せて事なきを得た。
前半を通じて中盤での厳しさが足りない。運動量も少なめで組み立てられなかった。
後半
立ち上がりからヴァイタルが緩い。大宮は相変わらず長いボールを放ってくる。水際だった守備で最終ラインが踏ん張って何とか失点しないで我慢。
64分 犬塚→加賀 足がつったらしい。
大宮のポゼッションに対してカウンターで対抗する磐田。
75分 西→太田
押し込まれる時間帯が続くにつれ磐田はDFラインが下がってしまい、さらに中盤もラインに吸収されがちだ。中盤の運動量も落ちてきた。
85分 藤本 西の得点と同じような形を作られてやられた。
大宮はマトを前戦にデニス=マルケスを投入。さらにDFのマトを上げて全開のパワープレーだ。
83分 ジウソン→ロド 疲れの見えるジウソンの代えて中盤にロドを投入し守りを固める。ところが、
92分 イグノ
加賀からのフィードを受けたグノが難なくエリア内に侵入。ゴールライン上でGKをかわし飛び込んできたDFより一瞬早くシュート。何ともアンビリーバブルなゴールで追加点。まもなくタイムアップの笛が鳴った。
しかしなんだな。相変わらず引きすたり中盤がディフェンスラインに吸収される時間があるなあ。康太・康裕のダブルブランチはディフェンスに問題があるなあ。守備を考えるとロドリゴかな?康裕は長いパスにセンスを感じるが。この日はジウソンいまいちだったかな。空中戦は前田がほとんど競り勝っていた。前半はうまく生かしていたが、運動量の落ちた後半は生かし切れていなかった。しかし、グノは何者なんだ。ゲーム終了間際にあのプレー。いやはや脱帽だよ。
磐田 3-1 橙栗鼠隊
10.第13節 名古屋グランパス ヤマハ
2009.5.24(Sun.)
スターターは以下の通り。
前田 グノ
ジウ 西
上田 康裕
脩斗 大井 那須 駒野
能活
R:八田・秀人・犬塚・ロドリゴ・太田・成岡・萬代
前半
立ち上がりアグレッシブに前に向かう。康裕が積極的に攻撃に絡む。中盤での運動量も高くプレスもかかっている。ポゼッションを取る相手にハーフカウンターで対抗する感じになっている。DFラインも高くバランスも悪くない。ただ、攻撃に関してはトップに入らず、組み立てができない。
ポゼッションを取る名古屋だが次第に長いボールを放ってくるようになってくる。ラインが下がり気味になって防戦一方となる。
36分 康裕→成岡 康裕、小川に削られて負傷。(小川に警告)上手く攻撃に絡んでいただけに残念。
右サイド阿部にやられっ放し。磐田の決定機は2回。
後半
ジウとグノが絡めるようになってきた。が、相変わらずの名古屋ペース。磐田は押し上げが遅くなってきた。相変わらずトップに上手く入らず形にならない。前田が空中戦を制しているのにセカンドが拾えない。
22分 西→太田
ゲームを支配する名古屋に対し全く中盤が作れない。DFラインも下がり気味になって押し込まれる。カウンター以外ではチャンスが作れない。ただ、名古屋は追い越す動きが少ないんで決定的に崩される場面は少ない。名古屋は運動量も落ちてきた。これはスコアレスドローかなあ?と思い始めた82分名古屋の小川が脩斗を引きずり倒し2度目の警告で退場。これで一気に流れをつかんだ磐田が先制。
84分 那須 中盤左サイドから上田のロングフィード、ファーサイドの成岡のシュート?がクロスバーに当たって跳ね返ったところを那須がダイレクトで叩き込んだ。さらに、
86分 成岡 右サイドを太田が駆け上がり、中に切れ込んで横に流すと、これを受けた成岡が左足一閃。ゴール左隅に突き刺して2−0。
88分 イグノ→ロドリゴ
89分 ダヴィ
追加タイムの4分。少しばたついたもののなんとか逃げ切って勝点3を取った。
磐田 2-1 赤鯱隊
11.第15節 柏レイソル ヤマハ
2009.6.27(Sat.)
酷いゲームだった。詳しくコメントする気になれない。あの内容の柏に勝てないのなら、たぶんどこのチームにも勝てない。まぁ明らかに自滅だけどね。1点目はセルフジャッジで足を止めちゃうし、追加タイムにセットプレーでやられちゃうし、2点目の駒野のプレーは言語道断。少年サッカーでだってあり得ないプレーだ。
ディフェンスがそれなりのゲームでは点が取れず、点が取れればディフェンスがザル。何とかならんのか?
監督の選手交代については特に異論はない。戦術的にあり得ない交代って意見もあるだろうか、それはちゃんと動けての話。成岡も西もジウソンもみんな電池が切れて動けなくなってたからね。代える順番に違いはあっても代えるメンツとしては妥当だろう。
良くできました:成岡・西
もっと頑張りましょう:前田・上田・大井・脩斗
その他:駒野
磐田 2-3 太陽王
12.第17節 大分トリニータ ヤマハ
2009.7.12(Sun.)
いやはやなんともおぞいゲームだった。9対19というシュート数がそれを物語っているな。もちろん9が磐田だ。でも、勝ったから良し。どんな酷い内容でも負けるよかましだ。俊介じゃなくて遼一が大分にいたら大分が勝っていたな。
能活
加賀・大井・茶野・駒野
那須・上田・西・ジウソン
前田・成岡
R:八田・秀人・脩斗・太田・康裕・ロド・カレン
前半気になったのはプレスがちぐはぐなこと。連動したプレスがかからず、かけに行ったところをサクッとかわされ、すんなりと裏へ簡単に通されていたこと。それでもその後の対応がきちんとしていて失点は免れた。リトリートしてしまえば守備ブロックを崩されることはなかった。もっとも、磐田の攻めも単調で肝心なところでミスが出るためにほとんと形になっていなかった。それだけに終了間際のF
Kを駒野が直接放り込んだのは大きかった。
後半
ウェズレィに代わって金崎が入ってきてイヤな予感がしたが悪いことに的中した。金崎に左サイドを引っかき回されて大混乱。守備ブロックがばらばらになってしまいゴール前に釘付けにされる。能活の好セーブで失点を免れる。
60分 成岡→康裕
磐田は相変わらずビルドアップのところでミスが続いて形が作れない。それでも63分に訪れた1チャンスを確実にものにした。駒野のクロスに前田がおとし、これを上田が繋いで折り返すと再び前田が飛び込んで2−0。
ところが、ここからのゲーム運びがお粗末。ディフェンスラインが引きすぎる悪いクセが出て再び押し込まれる。何でエジミウソンをあんなにフリーにしてしまうのか?彼をきっちりマークしてしまえば攻撃は半分以上押さえたも同然なのに。案の定、彼にゴールを叩き込まれる。
流れは再び大分へ。ただ、後半開始直後のような大混乱は収まったが、相変わらず水際立った守備が続く。正直、失点を覚悟していた。
77分 上田→脩斗
82分 西→太田
83分 右サイドでジウソンが粘って折り返すとこれが前田の頭にピタリとあって前田2点目。再び2点差となってこれで勝負あった。
磐田 3-1 酉