Caution! わたしはサッカーに関してはシロートです。ゲームに関するちゃんとした観戦記や評価やらは、専門誌等を参考になさってください。このページはあくまで一本田ファンの戯言です。


1.1st.Leg at ジュビロ磐田サッカースタジアム ('99.12/4)

2.2nd.Leg at 日本平スタジアム('99.12/11)


  

1st.Leg.('99.12/4)

 とってもラッキーな勝利でした。いや、いろんな意味で。

 (記録は公式記録ではありません。手元の時計と見たままに寄りますんで、見落としもあるハズです。なお、時間の表記は国際式によります。)

 MC:西
  R:モットラム
 AR:石山・柴田
 会場:ジュビロ磐田スタジアム
 天気:晴れ
 気温:16度(推定)
 観衆:17,337人

☆Member(Jubilo)
  GK:尾崎
  DF:安藤・秀人・前田・山西
  MF:文丈・服部・俊哉・奥
  FW:中山・高原
  SUB:大神・喜多・古賀・西・福西
  交代出場:高原→福西(66min)
  得点:中山(31min)・中山(100min)
  警告:前田(38min)・奥(48min)・俊哉(83min)・中山(95min)
  退場:なし


☆Member (S-PULSE)
  GK:真田
  DF:斎藤・大榎・西澤
  MF:市川・サントス・澤登・伊東・アレックス
  FW:安永・久保山
  SUB:羽田・堀池・興津・ファビーニョ・長谷川
  交代出場:なし   得点:澤登(35min)
  警告:西澤(98min)
  退場:なし


 さて、観戦記です。
 まず、スタメンを聞いてビックリ!福西がサブ!エスパルスは戸田がいない!どおゆうこと?

 ゲームは激しいプレスのかけ合いから始まった。両チームともかなり飛ばしている。後半は体力勝負か?とちらっと思う。この日のジュビロはセカンドステージ以降では最高の出来。プレスがよく効き、バランスもいい。サイドを使った攻撃も出来ている。(特に安藤のサイド)
 序盤の攻勢から、ちょっと押し込まれ気味になったかなって思い始めた30分。安藤からのシュート性のクロスを中山がダイビングヘッドで叩き込んで先制。これはもう、ワールドクラス。点で合わせるゴンちゃんの真骨頂。一旦消えて、再びDFの間に入り込んでのナイスシュート。盛り上がるスタンド。スタンドがこんなにわいたのはいつ以来か?(苦笑)
 ところがその5分後。久保山のドリブルで切り込まれ、フリーの澤登に決められ同点。元気がもどるアウェーゴール裏。
 その後の10分間はエスパルスのペース。中盤を支配され、山西のサイドを市川に突破されてピンチの連続。2度ほど決定的な形を作られるも、シュートミスとわずかなトラップの狂いに救われる。(久保山)ジュビロ身体を張ったディフェンスでなんとか失点をくい止め1−1でハーフタイム。

 後半。出だしはエスパルスやや優勢。相変わらず中盤の支配はエスパルス。ジュビロはロングボールを2トップに当てる攻撃が目に付く。っていうか中盤で繋げないからそうするしかないように思えた。ただ、ゴンちゃんのキレはよく、ポストが機能してるんでそれほどリズムは悪くない。相変わらず市川が元気で山西君は結構やられている。
 70分過ぎあたりから互いに中盤があいてきた。このあたりから中盤でのこぼれが拾えるようになってくる。エスパルスのDFラインの前にスペースが出来てくる。運動量が落ちてきたか。エスパはテルが目立たない。あとサントスも動きが悪そう。
 66分になんとFWとして投入された!福西が前線でイイ動きを見せる。彼がFWに入ったことで、ジュビロには珍しくタテに速い攻撃が展開できました。次第にジュビロペースとなってくる。終了間際にリスタートから福西の決定的なシュートがあったが真田のファインプレーではじかれる。そのまま延長へ。


 延長が始まってもペースはジュビロが握った。この日の選手からは、セカンドステージではあんまり見られなかった"勝ちたい""勝つんだ"って気迫がヒシヒシ感じられた。(当たり前だけどね)右サイドからの崩しが効いている。安藤・文丈はすでにジュビロには無くてはならない選手になっている。
 98分。カウンター攻撃。真ん中を服部が持って上がる。右に開いた福西へ展開。福西は中へ切れ込みながら、ファーサイド、ディフェンスラインのウラで、どフリーになっている中山へクロス。ところが、福西のケアについていた西澤がハンド。それがペナルティエリアに入った位置だったためPK。西澤にはイエローカード。PK、キッカーは中山。ジュビロファンの祈るような気持ちを乗せて、中山の蹴ったボールはゴールネットを揺らした。ホームサポーターの歓喜の中で第一戦は終わった。

 ところで、戸田はどうやら風邪のようでした。当日になって、急遽、大榎ってことになったようです。これは大きかったですね。戸田からのロングボールが、結構な脅威だったんで助かりました。安藤が上がったウラとかに蹴られると相手がアレックだけに厳しいと思います。正直、問題点はいっぱいありますが、あと1ゲーム。さあ、日本平だ。


《ジュビロ2vー1エスパルス》

  

2nd.Leg.('99.12/11)

 ゲームには負けましたが、PK戦の末、チャンピオンに!ん〜、今季のジュビロらしい勝ち方ぢゃ(苦笑)。

 (記録は公式記録ではありません。手元の時計と見たままに寄りますんで、見落としもあるハズです。なお、時間の表記は国際式によります。)

 MC:不明
  R:岡田
 AR:澤柳・上荒
 会場:日本平スタジアム
 天気:晴れ
 気温:10度(推定)
 観衆:20,309人

☆Member(Jubilo)
  GK:尾崎
  DF:安藤・秀人・前田・山西
  MF:文丈・服部・俊哉・奥
  FW:中山・福西
  SUB:大神・喜多・古賀・西・高原
  交代出場:福西→高原(70min)
       奥→西(99min)
  得点:服部(31min)
  警告:山西(30min)・福西(39min)・服部(57min)
  退場:なし


☆Member (S-PULSE)
  GK:真田
  DF:斎藤・戸田・西澤
  MF:市川・サントス・澤登・伊東・アレックス
  FW:安永・久保山
  SUB:羽田・大榎・興津・ファビーニョ・長谷川
  交代出場:安永→ファビーニョ(69min)
       西澤→大榎(86min)
       久保山→長谷川(97min)
  得点:澤登(38min)・ファビーニョ(100min)
  警告:アレックス(37min,Red card)
  退場:アレックス


☆PK戦
  ジュビロ      エスパルス
   服部 ○     ○ 澤登
   俊哉 ○     × サントス
   高原 ○     ○ 伊東
   秀人 ○     × ファビーニョ
      4  ー  2



 さて、観戦記です。が、今更って気もしますので簡単に。
 ジュビロとしては、ちょっとオゾイゲームをしてしまったね。立ち上がりのエスパルスの攻勢を凌いで先制したまではよかったんだが、その直後に、澤登の魂のFKを叩き込まれて同点に。アレックが退場になったことでかえってバランスを崩してしまったのは皮肉だった。中盤で繋げず、ロングボールに頼るものいただけなかった。
 後半になっても1人少ないエスパルスと互角の展開。ハーフタイムにちゃんと修正できなかったのか?時折、形を作るんだが、攻めが単調で跳ね返される。右サイドの安藤はよかったが、攻め手がそれだけでは。。。選手交代ももっと早く手を打った方が良かったように思う。比較的早く運動量の落ちる奥を代え、高原を投入する。福西を奥の位置に入れる。これで点が取れなければ福西を下げて西かな?って思ってたんで、福西を下げて高原を入れたのには、それでいいのかなあ?って思っていた。案の定、点を取られそうには思わないが、取れそうにもない展開のまま後半も終了。
 延長戦は、両チームとも、もはや中盤の組立など捨ててロングボールを蹴り合うようなサッカーになってしまった。が、これがカウンターの報酬となって、第三者的に見るには面白かったのかも知れない。が、わたしゃ胃が痛んだ。。。で、ファビーニョのVゴール。もはや、マークにつききれなかった。
 全体的を通して、エスパルスは良いサッカーをしていた。第1節は本来のパスを繋ぐサッカーを、第2節は、1人少ない中で気迫溢れるサッカーを展開し、少なさを感じさせなかった。年間勝ち点第1位に違わぬ素晴らしいサッカーだった。
 勝敗はPK戦にもつれ込んだ。ま、これは運のなせるワザだが、運を呼び込む紙一重の差があるとすれば、それはアジアへ出て行っての経験の差だったと思う。そして、年間王者を決めるのが結局PK戦だった。こんなに切ない結果はなかった。


《ジュビロ1ー2vエスパルス》