The 3rd. AFC Champions League






Caution! わたしはサッカーに関してはシロートです。ゲームに関するちゃんとした観戦記や評価やらは、専門誌等を参考になさってください。このページはあくまで一本田ファンの戯言です。


1.Group League Leg.2  vs Hoang Anh Gia Lai ('05.03/16) at ヤマハスタジアム磐田

2.Group League Leg.3  vs Suwon SAMSUNG ('05.04/06) at ヤマハスタジアム磐田

2.Group League Leg.5 vs Shenzhen Jian Li Bao ('05.05/11) at ヤマハスタジアム磐田




1.Group League 2-Leg  vs Hoang Anh Gia Lai ('05.03/16)

 

 立ち上がりからボールを支配して攻勢に出る。ホアンもどうやら中盤でパスを回して組み立てて来るチームらしい。長いパスを裏へ放ってくることはないんで、こちらとしては与しやすい。スターティングはこんな感じ。

 カレン  ヨンス
    名波
村井       西
   菊地 河村
 茶野 マコ キム
    洋平

 やがてホアンは引いて守るようになってくる。立ち上がりから良いリズムで攻めてはいるがなかなかシュートまでいかない。中盤からもっと厳しく行かなくてはいけない。前線にもっと運動量が欲しい。 15分で閉塞感が漂い始める。 プレスをかけるポイントがあいまいで連動性に乏しいのが気になる。それでも、20分にゴール前の混戦から西のゴールが生まれて、スタジアムにちょっと安堵の雰囲気が流れた。


  26分、河村?のフィードをヨンスが頭で落としを村井が繋ぎ、エリア内に侵入してクロスを上げる。中で合わせきれずにボールは流れてしまったが、良いリズムで攻撃ができるようになっていた。村井はクロスが放たれたときにはすでに動き出していた。村井は攻守に効いている。続いて28分、名波のCKからヨンスが頭でゲット。

 その後、ホアンが点を取りに出てきてくれるのでスペースができ、ジュビロにとっては好都合。35分をはさんでジュビロの猛攻。 シュートテンコ盛りも枠に行かず。 珍しくカウンターからチャンスが作れている。



  後半。メンバーの変更は無し。
 プレスが効いてボールが奪えるようになる。 パスが回ってシュートまでは行く。が、枠にいかない。57分、名波のパスから、ヨンスのまるで練習のようなシュートが決まる。このあたりになるとボールがハーフウェーラインを越えてジュビロ陣内に入ってくることが少なくなってくる。一方的な展開。結局、シュート数は、ジュビロの32本対して、ホアンは2本。

 60分、ヨンスに替えてグラウを投入。下がるヨンスに大きな拍手。66分、そのグラウの得点。そんなに厳しいコースに飛んだわけでもないのにGKは弾くこともできなかった。GKミドルシュートの対応が苦手だったのか?点を取ったもののグラウの出来が良かったかというとそうでもない。相変わらず運動量は少ない。スタートから出ているカレンの方がずっと動いている。4点取ってもサポーターはゴールを要求する。
 68分、名波に代わって成岡投入。
 
 76分、村井が左サイドのゴールライン付近で粘ってボールを奪い、一人かわしてクロスを送ると、ファーサイドでフリーになっていたカレンがゴールゲット。
 87分、西に替えてノブおの投入。そのノブおが、92分、河村からのパスを右サイドで受け(オフサイドぎりぎり)、エリア内に侵入してパス。逆サイドでフリーになっていたグラウがこれを難無く決めて6点目。


 このゲームで一番目立ったのは村井。攻守にアグレッシブなプレーを見せていた。もはや、左のWBは村井以外はあり得ない状態だ。菊地・カワムのボランチも良かった。やはりあのくらいは動いてもらわないと困るよね。カレンも良く動いていたし、ヨンスの高さも活きていた。(彼はもっとやれると思うが。)キムもヒトに強いところを見せつけていた。


 ジュビロ 6−0 ホアンアインジャライ


2.Group League 3rd.Leg  vs Suwon SAMSUNG ('05.04/06)

 

   スターターは以下の通り。
 カレン  ヨンス
    名波
村井       成岡
   福西 河村
 茶野 マコ キム
    洋平


 負けるべくして負けたゲームでした。ここまで力の差を見せつけられると怒りも沸きませんでした。あぁ、これでACLは終わったなあって思いながら淡々と帰ってきました。

 今日は、時系列でゲームを振り返るテキストを書く気になれません。
  スピード(動き出しや切り替えやタテへの速さなどいろんな意味で)、フィジカル、運動量、戦術、チームの完成度、最後は闘志や気迫といったメンタル野面まですべての面で負けていました。西が出ていても、ジンギュのアンビリーバブルなミスが無かったとしても勝てなかったと思います。
 何が悪いのか?って悪いところだらけなんですが。。。連携が悪いってコトだけの問題ではありません。昨年から何も変わっていないと思います。いろいろあるんでしょうが、わたしが一番気になっているのは運動量が少なすぎることです。攻撃でのスペースを作ったり使ったりっていう動きはもちろん、ディフェンスでの相手選手への寄せやスペースを消す動きとか。。。あらゆる点で後手に回っています。とりわけ、中盤の底が酷すぎます、運動量において。ここを改善すればかなり良くなっていくと思います。じゃあ、誰を使えばいいのか?取りあえず河村はNG。菊地あたりを使ってもらいたい。福は諸刃の剣。時には外す決断も必要なんじゃないかと思います。

 ジュビロ 0−1 スウォンサムソン



1.Group League 5-Leg  vs Shenzhen Jian Li Bao ('05.05/11)

 

 なんでこのチームにアウェーで勝てなかったの?不思議な気がするほどこの日のジュビロは出来が良かった。スターティングはこんな感じ。

  カレン  グラウ
     西
船谷       ノブ
   森仁 河村
  森俊 キム 秀人
    洋平

 前半
 この日は非常に良い入り方をした。 ボールを走らせ、ヒトもそこそこ動いている。ちょっと長いボールが目立ったが、ノブおのサイドへのボールは効いていた。ただ、もう少し左サイドも使った攻撃が欲しかったと思う。それと、もうちょい中盤でのプレスを早く したいと感じた。
 しかしながら、時間が経つに従って前線での動きが停滞し始め、それに伴って中盤も後ろ向きのプレーが増えてくる。シンセンはカウンター狙いが明確になってきて、中盤で奪われると一気にヴァイタルエリアまでもっていかれるシーンが出てくる。ドリブルで突っかけられたときの対応が課題か。
 30分をまわるあたりから再び中盤でのチェックが厳しくなってくる。シンセンはDFの裏を狙って長いボールを蹴り込んでくるが、ジュビロディフェンスが落ち着いた対応を見せる。バランスよく守って危ない場目はほとんど訪れない。そのまま前半終了。


  後半
 後半の頭からシンセンが前にかかってくるのかと思えばそうでもなく、前半と同じようなペースでゲームは進んでいく。52分にシンセン7番にうまく裏へ抜けられて洋平と1対1を作られたがシュートミスに助けられた。そのすぐ後、ノブおからのボールに反応してエリア内に侵入。GKを引きつけてマイナスのパスを船谷に。これを難なく決めて先制。
 その直後はシンセンが攻勢に出てジュビロはボランチが引きすぎてバランスを崩したが、すぐに修正。カレンに代えて前田を投入(62分)。カレンもかなり計算の出来る選手になってきた。代わって入った前田もカレン同様よく動き回って前線からチェックに走り回る。走り回るといえば<グラウも運動量が戻ってきてよく走り回っていた。この時間になるとボールがよく動くようになってくる。シンセンは運動量が落ちてくる。71分、後半は消え気味だった西に代わって太田を投入。船谷がトップ下に入る。結果的にこれた大当たりだった。この時点でこんな風になりました。

  前田  グラウ
    船谷
ノブ      太田
   森仁 河村
  森俊 キム 秀人
    洋平

 パワープレーにくるシンセンに対し、中盤で激しくプレスを掛け、ラインを上げて対抗する。シンセンに攻撃の形を作らせない。交代直後から右サイドで良い動きを見せ、たびたびクロスを放っていた太田だったが、船谷からのスルーパスに中に絞って反応してエリア内に侵入、GKがさわる直前にさわってゴールマウスに流し込む技ありゴールで2点目(80分)。太田はさらに86分には右サイドをドリブルで駆け上がり、エリアの外、右45度あたりからミドルを放つとボールはファーサイドのネットに突き刺さり3点目。いや、すごいシュートだった。
 88分に河村に代えて茶野。わたしには最終ラインを4枚にしたように見えた。こんな風。

  前田  グラウ
船谷       太田
   森俊 森仁
ノブ キム 秀人 茶野
    洋平

 ロスタイム直前。アウェーサイド、メイン側の深い位置で、シンセンの選手の秀人に対するタックルを発端に選手・スタッフが入り乱れて小競り合いが起こったが、キムとシンセンのFWにそれぞれイエローカードを出しておしまいとなった。ちょっと甘くないかな、と思いました。特に秀人に蹴りをくれていたコーチは退席じゃないですか?結局、この間のごたごたにロスタイムのほとんどを費やす結果となってプレー再開後ほどなくタイムアップ。スコア通りの完勝だった。

 このゲーム、ほぼベストメンバーのシンセンに対し、若い選手が十分なパフォーマンスを見せてくれた。前田はもとより、カレン・太田もすでに無くてはならない選手となっている。さらに、秀人・グラウと長期離脱組も復活してきたことも明るい材料だ。昨年の今頃だったか、ナビスコの名古屋戦に若手をたくさん使って虐殺されたことを考えると、少しずつかも知れないが若い選手が育っていると感じます。
 

   ジュビロ 3−0 シンセン