【１】１節 vs 清水エスパルス('97.6/14)
東海チャンピオンシップ第一戦です。さて、例によって先発から。
ＧＫ：大神、ＤＦ：山西・遠藤・マコ・服部、ＭＦ：福西・奥・俊哉・清水、ＦＷ：ゴン・布部。サブは、尾崎・古賀・今野・坂本・？。
ゲームはエスパルスのペースで始まりました。沢登とか西沢あたりがいい動きで、何度もジュビロゴールに迫ります。ジュビロはマコ・遠藤の頑張りでなんとか跳ね返していました。興津が周りと合ってなかったみたいで助かってました。ところが、２０分過ぎ、クリアボールが中途半端で右サイドの澤登にわたってしまいます。ゴール前に走り込んだケンタ(フリーだったぞ)に良いパスを通されて１点献上。
失点がきっかけになって攻めに転じて欲しかったのですが、エスパの早めのチェックになかなか形が作れません。ディフェンスラインでボールを回すシーンが目につきはじめます。そのままハーフタイム。やはり外国人選手がいないとダメなのか？
後半に入るとちょっと流れがよくなってきます。特に左の服部・ゴンが何度のチャンスメイクしていました。(実は後半の開始１５分位の間は写真を撮るのに夢中でちゃんと見てなかったりしてましたが。。)さらに、奥・福西・俊哉もよくボールに触ってます。特に奥はよく顔を出していました。チームとして意思統一して合ったのが攻撃はたいてい奥を経由していました。この日の奥はちょっと見直しました。で、得点ですが、交代出場の古賀(山西と)の突破から中央に入れたボールを福西がシュート。ポストに当たって跳ね返ったところを詰めていた俊哉が押し込みました。
その後、布部に代えて坂本を入れましたが彼は。。。まだまだですね。一進一退の攻防(って書くとかっちょいいけど、まぁチャンスの潰し合い。互いに決定力に難ありかな。)の末、タイムアップ。んー、引き分けかぁって思ったら、ＰＫ戦だって。何かヘン。結果は４ー３でジュビロ。最後はゴンが決めたんですが、なんか結構喜んでましたねえ、選手の皆さんは。。。ＭＯＭは俊哉。
《エスパルス１ー１(ＰＫ３ー４)ジュビロ》
【２】３節 vs 名古屋グランパスエイト('97.6/21)
東海チャンピオンシップ最終戦です。スタメンは以下の通り。ＧＫ：大神、ＤＦ：古賀・マコ・遠藤・山西、ＭＦ：俊哉・福西・アジウソン・奥、ＦＷ：ゴン・布部。サブメンバーは、尾崎・勝矢・清水・マビリア・坂本。
グランパス側は、ＧＫ：1伊藤(裕)、ＤＦ：6西ヶ谷・トーレス・大岩、ＭＦ：飯島・伊藤(卓)・浅野・小川、ＦＷ：ストイコビッチ・森山・リカルジーニョ。サブは、本田・滝澤・矢部・佐藤・三原。
前半はグランパスのペース。中盤の早いチェックから左右に展開していい形を作ってきます。特に、左サイドがいいです。ピクシー、トーレス、そしてリカルジーニョが良い動きを見せています。ジュビロは、なんだか動きが重い。グランパスのチェックが厳しいためかなかなか前を向いたプレーができません。しかし、今日は古賀が前半から飛ばしてくれます。積極的です。前を向いてプレーをしようと言う意志が伝わってきます。システムは、３ー５ー２のような感じに見えました。そうなってしまったのか、意図的なのか？ＭＦ登録のハズのアジウソンがストッパーをしてました。それでも、残り１０分ほどになると、グランドを広く使って、やっと攻撃が形になってきました。でも、０ー０で前半終了。
後半、開始早々にコーナーキックからゴンのヘッで先制。この後、２０分ほどがジュビロの流れでした。このゲームで一番いい時間帯でした。中盤でのチェックを早くして素早く前に展開できるようになりました。両サイドをうまく使えました。ここでも古賀がいい上がりを見せていましたし、俊哉も良いパスを何本も供給していましたが。。。ラストパスがちょっと不正確。そして、いつもの決定局不足。決定的なチャンスが３度ほどはあったか？しかし、守備は時折マークをずれて危ない場面を作ってしまいました。遠藤がレッドカードで退場になるとさらにずれてきます。ところが、監督は何を思ったか、マコに代えて清水を投入。(どおやらマコはケガらしい。)ゴンをディフェンスに下げます。で、ロスタイム間近にリカルジーニョの突破からトーレスに決められてしまいます。そのままＰＫ戦突入。
ＰＫ戦に入った時点でジュビロの優勝が決定でした。ってワケでもないでしょうが、１ー３でジュビロの負け。
負けはしませんでしたが、どうも今一なゲームでした。エスパルス戦に比べたらはるかにいい内容でしたが。。。終了間際の失点はどうにもいただけません。この１点のために優勝と言っても素直に喜べません。ま、初タイトルですが。。。
《ジュビロ１ー１(ＰＫ１ー３)グランパス》