天皇杯'97


準々決勝 vs 柏レイソル ('97.12/23)


 いやぁ、天皇杯の観戦ページを作っておきながら、何にも書けない状態が続いていましたが、やっと書けます。他のゲームも追々記録だけでもまとめたいと思ってます。

 さて、寒風のすさぶ長居スタジアムへ行って参りました。観客が少なくて余計に寒さが身にしみました。
 ジュビロスタメンです。GK:大神、DF:古賀・田中・鈴木・山西、MF:奥・服部・藤田・清水、FW:中山・名波。リザーブ、尾崎・勝矢・福西・布部・アレサンドロ。ご覧の通り、スタメンは日本人のみ。

 開始早々はレイソルのペース。細かく繋いで攻めてきますが、DFラインを崩されることも、シュートを打たれることもなく、次第にジュビロペースになります。ラインをコンパクトに保ち、中盤で激しくチェックをしてボールを奪うジュビロのサッカーが出来ています。怪我をおして出場した名波も怪我を感じさせない見事なパスを連発。左サイドで山西が良い上がりを見せ、それに清水がうまく絡んでいきます。奥もキレのあるドリブルや絶妙のパスを繰り出し、藤田の繋ぎも、ゴンのスペースへの走り込みも上々。が、決定的なチャンスは意外に少ない。点を取られる気はしないが、得点するのもしんどいか?と思い始めた30分過ぎ。名波の見事なループシュートが決まって先制。ジュビロペースのままハーフタイムへ。追加点が取れなかったのが気になりましたが。。。

 後半、レイソルは戦術を変えてきます。細かいパスワークをやめ、カウンター狙いに徹してきます。中盤を1〜2タッチで簡単に繋いで両サイドのDFのウラのスペースをついてきます。これが奏効してジュビロDFの混乱を誘い、ジュビロは立て続けにピンチを迎えます。シルバのミスに救われるジュビロです。(彼は4〜5本の決定的チャンスを外してくれた。影のMVPか?)が、8分、後半のあたまから交代で入っていた酒井に決められて同点。いやーなムードです。その後も、カウンターを食うたびにDFのマークのズレが生じてピンチの連続。中盤とDFとの連携がうまくいっていないようです。レイソルは浅いDFラインから勢いに乗って攻めかかってきます。ジュビロは中盤でこぼれが拾えずに苦しい時間帯が続きます。それを救ってくれたのはレイソルのミスと今シーズンのベストキーパー大神のファインプレー。
 20分を過ぎるあたりからレイソルの勢いが弱まり、中盤でボールが拾えるようになってきます。パスも繋がり始め、藤田・奥の動きもよくなってきます。この日の奥のドリブルはキレがありました。清水に代えてアレサンドロ投入。決定的なチャンスも生まれ始めます。ゴンちゃんはスペースへ走り込むプレーがうまいですね。名波からの浮き玉のパスをぴたっとトラップして、GKと1対1になってシュート。宇宙開発。。。。。シュートを打つまでは素晴らしかったんですが、シュートを大ふかししてしまいました。これもゴンちゃんらしいか?
 一進一退が続く中で、決勝点は意外な形で入ってしまいました。残り1分少々でジュビロのCK。名波のキックは緩いボール。ジュビロ・レイソル両チームの選手が競りあって再びボールが高く上がります。落ちてきたボールはゴールまえの混戦の中へ。すると、こぼれ出たボールがゴールマウスへ。あっけない決勝点となりました。場内放送ではオウンゴールのコール。何だかよくわかりませんでした。(帰宅後、ニュース番組で見ると、伊達のクリアミスと分かりました。TVカメラの映像によると絵に描いたようなオウンゴールでしたが、わたしのいた場所ではわかりませんでした。)
 その直後に危ない場面がありましたが、大神の好セーブで事なきを得てゲーム終了。
 準決勝に進出。何年ぶりだろう?ジュビロになってからは初めてです。相手はフリューゲルス。