Caution! わたしはサッカーに関してはシロートです。ゲームに関するちゃんとした観戦記や評価やらは、専門誌等を参考になさってください。このページはあくまで一ジュビロファンの戯言です。


XEROX SUPER CUP '98 (1998.3/14)
 ゼロックススーパーカップ。人によっちゃあ、こんなゲームはやる意味がわからんって人がいるみたいですが、わたしゃ、リーグ開幕前の景気づけとしていいんぢゃないかって思いますね。

 さて、メンバーです。まず、ジュビロ。GK:尾崎、DF:今野・田中・アジウソン・服部、MF:奥・福西・名波・藤田、FW:中山・アレサンドロ。メンバー交代はなし。(サブのメンバーはわかりません)
 対するアントラーズですが、GK:古川、DF:名良橋・秋田・奥野・相馬、MF:本田・熊谷・増田・ビスマルク、FW:柳沢・長谷川。こちらのメンバー交代なし。

 開始早々はアントラーズのペース。風上を利して攻め込んできますが、あんまり迫力がありません。そのうち、ジュビロが激しいプレスで中盤を制して攻勢をかけるようになります。素早いボール回しでアントラーズのDFを翻弄。選手の動き出しが早く、タマ離れも良く、時折すばらしいパス回しを見せてくれます。ところが、こいつが点に結びつかない。ゴンちゃんもアレさんもシュートがわくにいかない。特にゴンちゃんは決定的なのを何本もハズした。このうち1本でも決めていればゲームはワンサイドになっていたに違いない。FWの決定力の無さが命取りになることがこれからも出てくるような不安を残す内容でした。得点は、相馬のミスをかっさらって藤田が落ちついて決めたもの。今日、藤田はよかったです。で、失点なんですが、これはジュビロサイドの守備の不手際(マークの受け渡しのずれ)から名良橋の突破を許し、柳沢に決められたもの。前半はこの時以外には決定的に崩された場面はなかった。前半の良いときのジュビロは後半が怖い。。。

 後半は一転してアントラーズペース。中盤のチェックを厳しくしてきたアントラーズに対し、ジュビロは守備のバランスを崩してしまう。DHの二人が(奥・福西)DFラインに吸収されてしまうこともしばしば。疲れからなのか、相手にパスコースをうまく消されていたのか、前半のようにパスが回らなくなって苦戦です。(このあたりから詰まんないパスミスが増えてきた。)ただ、何度も決定的な形を作られたが、前半のジュビロのようにアントラーズにも決定力がありません。前半のアントラーズがジュビロの低い決定力に助けられたように、後半は、アントラーズの詰めの甘さに助けられました。そして、75分頃から再びジュビロに流れが来ます。CKから、FKから名波が精度の高いボールを蹴って幾度もアントラーズゴールを脅かしましたが、その都度、古川のファインプレーに阻まれてしまいました。そして、ロスタイム。クリアミスを拾われてゴールを奪われて万事休す。


 負けても良いゲームなんてありません。ありませんが、今日の敗戦は納得できます。確かに課題山積みです。ロスタイムの失点なんて最低ですが、それでもゲーム内容自体に大きな不満はありません。先日のチタス戦の時の、「おいおい、どうなっちゃってるんだ?」状態に比べれば遙かにまとまっていきています。第一、今日のゲームは面白かった。特に前半のパス交換はスペクタクルでさえあった。やはり、名波の存在はでかい。



《ジュビロ1-2アントラーズ》