League'99 1st.stage


【1】3節 vsヴェルディ川崎('99.3/20)

 今シーズン初の生観戦。今年も今まで通りしろーとのヨタ話しを書かせていただきます。(キッパリ!)

 それではジュビロのスタメンです。
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・前田・古賀・山西・ノブお

 ゲーム開始直後からジュビロペース。1列目からきっちりとプレスをかけて、最終ラインを上げて、コンパクトないいサッカーを展開しました。一方的に押しまくり、5分・21分と着実に加点しました。特に2点目は完璧に崩して得点しました。相変わらず俊哉が良い動きを見せていましたし、名波は惚れ惚れするパスを繰り出します。しかも、よく動いてディフェンスもするし、心なしかフィジカルコンタクトにも強くなったように思います。DFラインも安定してます。コースを読んでのパスカット、仮に通されても1対1で負けないコンタクトの強さ、ヴェルディに決定機を作らせません。
 一方のヴェルディは、昔日のヴェルディとは全く別のチーム。選手のスキルがすでに違う。その上、組織的な動きが今ひとつとあっては(特にディフェンス、あんない左サイドががら空きで良いのか?)、申し訳ないが、今のジュビロの敵ではない。

 今日は楽勝!って思っていたら、福西が報復で一発退場。何があったか分からず、スタジアムは騒然となったが、家に帰ってTVの録画を見てみると、しっかり蹴りをくれてます。レッドカードのむべなるかな。
 一人少なくなったのが39分。それでもジュビロペースのまま前半終了。


  後半、ヴェルディが攻勢に転じます。左右のオープンスペースを衝いて早い攻撃でジュビロゴールを脅かします。10分頃かな、右サイドをエンリケに破られ、中に折り返してところを高木の打点の高いヘッド。やられた!、と思った次の瞬間大神が反応。さらに、こぼれからの次の矢もはじき出して事なきを得ました。その後も、少し引き気味になったジュビロは攻め込まれますが、的確なポジショニングと体を張ったプレーで決定的な場面はほとんど作らせません。スプリンクラーの暴走というアクシデントも手伝って(笑)、ヴェルディはリズムを失っていきました。そして、お得意(笑)の真ん中サッカーに。。。

 残り10分。リズムを失ったヴェルディに対し再びジュビロが攻勢に出ます。すでに数的な不利を感じさせません。カウンターから次々とチャンスを掴みます。そして、81分にはヴェルディ痛恨のオウンゴール。(公式記録では名波のゴールと記録されました。)これでヴェルディのデフェンスの集中が切れてしまいました。ロスタイムには、俊哉と名波でボールキープして相手ディフェンス3人を翻弄。まるでおちょくっているよう。これを見られただけでも来た甲斐があったというものです(笑)。終了間際にも決定機がありましたが、これは本並のファインセーブ。そしてタイムアップの笛。  

ジュビロ 3ー0 ヴェルディ


【2】5節 vs京都パープルサンガ('99.4/3)

 今日のサンガ戦、いや〜、負けてもおかしくないゲームだったなあ。 
 まずデータから。(尚、データは公式記録ではありません。)
MC:高田 静夫
R:上川 徹
AR:越山 賢一・石田 宏之
天候:晴れ
気温:18度(推定)
観衆:10,666人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:尾崎・前田・山西・金澤・清水

 選手交代:ノブお→清水(78min)
 得点者:奥(27min)、ゴン(PK-72min)
 警告:名波・秀人


対するPurple Sanga。
 GK:松永
 DF:鈴木健・佐藤・大嶽・戸倉
 MF:シジクレイ・熱田・三浦・シーラス
 FW:森岡・黒崎
 R:中河・野口・藤吉・大島・川勝

 選手交代:熱田→藤吉(56min)、シーラス→川勝(84min)
 得点:own goal(10min)
 警告:大嶽・熱田・黒崎・シーラス・森岡


 さて、ゲームの感想です。
 冒頭でも書いたとおり、内容的には負けていても不思議はないゲームでした。一言で言っちゃえば、しょぼいゲームでした。ま、これだけでは観戦記になりませんので。。。

 立ち上がりは様子見の模様。。。だったハズなのに。。。服部クンの見事なオウンゴール。大神との息が合っていなかった。このプレーがこの日のジュビロを象徴していましたね。どおもチグハグなんですね。
 攻撃面ではパスが弱かったり、読まれてパスカットされたり、かみ合わないプレーの続出。守備に関しても連携が取れていません。組織で守るって言うより個人の能力で守ってる印象です。後半の後半では、運動量が落ちてきてマークずれること多くなり、ひじょーに危ない状況でした。
 全般に中盤でのプレスが弱いっていうか、サンガの激しいチェックに手こずっている感じでした。名波が元気なかったのが気になります。
 ところで、ジュビロは攻撃の決め事ってどんな風になっているんでしょうか?もっとシンプルにゴールに向かうパターンを作っておいた方がいいんぢゃないかなあ。何か選手がてんでバラバラに動いている印象でした。これに対して、サンガは、ワンパターンながらやりたいことがはっきりしていてわかりやすいんですよね〜。ロングボールを黒崎にあてて、こぼれを拾って。。。こおゆうパワープレーにジュビロは弱いんだよね〜。

ジュビロ 2ー1 サンガ


【3】6節 vs柏レイソル('99.4/10)

 今日のゲームは雨でした。しかもゴール裏の屋根のないところで観戦。わたしは、Palm pilotで記録を取ってますんで雨だと出来ないんです。ま、なにか紙かなんかに記録すれば良かったんですが、ゴール裏にいたんで、ちょっとあれなんで、NHKが地上波で放送するし、まっいっかってワケで今日は記録は無しです。


 とはいえ、ジュビロ選手くらいは書いておきましょう。
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:尾崎・前田・山西・古賀・清水

 得点→秀人!(J、3ゴール目)
 黄紙→ゴン


 今日もゲームは一進一退。正直、どっちが勝ってもおかしくなかった。でも、競り勝ったのはジュビロ!

 レイソルはストイチコフを起点にスピード溢れる攻撃を仕掛けてきます。加藤望も良い動き。ジュビロは右サイドを空けすぎ。。。怖い。。。ストイチコフは秀人が見ていたようだがちょっとフリーにし過ぎ。怖い怖い。でも、ストイチコフのおじさん、たびたびオフサイドになってイライラしていました。で、このダンナ、後半になるとますますイライラが募っているようでした。トラップミスでタッチラインを割ってしまった自分自身のプレーに腹を立てて、ボールを看板に向けてけ飛ばしてました。
 ジュビロは、相変わらず展開が小さい、狭い狭い。ロングパスや大きなサイドチェンジが欲しい!0−0のまま前半終了

 後半も似たような展開だが、2度ほど決定的なチャンスを作られ肝を冷やす。それを除けばまあまあなディフェンス。前線、中盤からのプレスも効いて奪ってからの攻撃が有効でしたが、肝心なところでのパスミスでチャンスを潰す。しかも、なかなかシュートが打てない。。。このあたりは相変わらず。互いに中盤でのパスミスが多く、結構ハラハラドキドキ。
 得点シーンはあっけないものに感じました。CKからのこぼれを拾って福西がクロスを送る、中山が折り返して真ん中で待っていた秀人がゲット!
 しっかし、PK外すな〜>ゴン〜。(ゲーム後のあいさつで、最後、一人だけでゴール裏に残って深々と頭を下げてました。PK外してごめんねってッ風にとれましたが。。。)

ジュビロ 1ー0 レイソル


【4】7節 vs横浜Fマリノス('99.4/17)

R:レスリー=モットラム
天候:晴れ
気温:20度(推定)
観衆:14,671人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:尾崎・前田・山西・西・清水

 選手交代:ノブお→清水(56min)
 得点者:福西(74min)
 警告:福西


対するマリノス。
 GK:川口
 DF:神田・井原・小村
 MF:三浦・上野・松田・中村・遠藤
 FW:城・永井
 R:小沢・井手口・佐藤・路木・岡山

 選手交代:中村→井手口(68min)
 得点:
 警告:松田・永井・小村・井原
 退場:井原


 さて、ゲームの感想です。
 いや〜、ジュビロファンにとっては面白いゲームだったと思います。TV朝日が全国中継したんで、今回も簡単にすませますよん。

 ゲームは序盤からプレスの掛け合い、中盤の潰し合い。見ごたえのある、どっちかっていうと玄人受けしそうな展開。互いに中盤のプレスで奪ったボールをゴール前に運びますが、互いになかなかフィニッシュまで行かれません。それでも、ジュビロが1〜2回、マリノスにも2度ほど決定的な形ができました。
 ジュビロはバランスよく守り、攻守の切り替えも速いです。特に最終ラインは安定しています。CBの二人は城にほとんど決定的な仕事をさせませんでした。

 後半に入っても一進一退の攻防が続きます。それでも、65分ころになるとジュビロの選手の運動量が落ちてきたかなあ〜って気がしてきました。ところが、井原が2枚目のイエローで退場。これで流れがジュビロに来ました。そして、セットプレーからの得点。ゴール前で3人フリーになっていました。
 このころからマリノスの中盤があいてきました。こうなるとジュビロは余裕でボールを回して立て続けにマリノスゴールを脅かします。DFも安定していて、1点差なのに結構安心してみていられます。ま、終了間際にクロスバーにあたるヤバイ場面がありましたけど。。。(ただ、この攻撃の直後にジュビロのカウンター、ゴンのシュートがポストに。。。って場面もあったけどね。)

 さて、次節は静岡ダービーです。。。


 

ジュビロ 1ー0 マリノス


【5】8節 vs清水エスパルス('99.4/24)

 静岡ダービー。いつも白熱の好ゲームを展開するゲームだが、今年は如何に?この日、日本平は今期初の満員札止め。

 R:浜名
AR:中村・山口
天候:曇り
気温:20度(推定)
観衆:19,343人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:尾崎・前田・山西・西・清水

 選手交代:ノブお→清水(87min)
 得点者:福西(59min)
    :中山(PK)(73min)
    :中山(75min)
    :ノブお(86min)
    :奥(89min)
 警告:田中


対するエスパルス。
 GK:真田
 DF:斎藤・森岡・戸田
 MF:安藤・田坂・サントス・伊東・アレックス
 FW:澤登・長谷川
 R:羽田・西沢・久保山・安永・服部

 選手交代:長谷川→安永(60min)、田坂→服部(80min)
 得点:澤登(PK)(26min)    :安藤(87min)
 警告:斎藤・澤登・サントス・アレックス
 退場:服部

 さて、ゲームの感想です。
 前半のエスパルスはよかったですね。中盤の早いチェック、素早いパス回し、両サイドを使った大きな展開。。。アレックにやられてましたね。

 ジュビロは、中盤での早い潰しに、いつものパス回しが封じられてなかなかいい形ができませんでした。そこで、タテに放り込む形になってしまいます。ま、チャンスになることもあったんですが、それほど有効ではありませんでした。
 この日のノブおくんは、積極的な姿勢がみられてよかったです。奥にもキレが戻ってきたか?


 後半は15分までは互角。ジュビロはアーリークロスを多用。これが奏効して福西の同点後ゴールを生みます。福西のゴールで流れが変わりました。エスパのDFラインが下がってしまい中盤があいて自由に回せるようになってきます。時折放り込むロングパスもまた有効。エスパルスはジュビロの中盤を捕まれなくなってきて、ペナルティエリア内で久藤が倒されてPK。これを中山が決めて逆転。(両方のポストにあたって入った(^^;;)
 エスパは服部を投入。3トップにして攻めにかかってくるが、ジュビロは中盤から厳しくディフェンスし決定的な形を作らせない。そして、前掛かりになったエスパルスのDFの裏をついてカウンターからノブおの今季初得点。

 その直後、左サイドをえぐられ安藤のゴールを許してしまいますが、得点後ゴールマウスの中で一悶着あって、エスパルス服部が福西と秀人をどついてしまって一発退場。(何しに出てきたんだ?)ロスタイム、さらにもう1点を追加したジュビロは余裕の勝利。


 前半だけならエスパルス。後半はジュビロのしぶとさが勝利を呼び込んだゲームでした。結果は5−2ですが、スコアのほど大味なゲームではなかったです。プレーの質と言うより、試合運びの差が結果に繋がったかなあって感じでいます。ちょっと違うかも知れませんが、ジュビロファンがアントラーズに対して試合巧者というイメージを持っていると思うんですが、このゲームではアントラーズの役回りをジュビロが演じたように感じます。ジュビロは勝負強くなりました。

 

ジュビロ 5ー2 エスパルス


【6】11節 vs鹿島アントラーズ('99.5/5)

 アントラーズ戦。どーにも分の悪い相手なんですねえ。取りあえず、白熱の好ゲームを展開するんですが、勝てないんだなあ、これが。。。

 R:ペルコーラ
AR:石川・鈴木
天候:晴れ
気温:26度(推定)
観衆:57,575人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・前田・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・喜多・山西・ノブお・清水

 選手交代:高原→清水(55min)
      福西→ノブお(66min)
      久藤→山西(88min)
 得点者:名波(FK)(84min)
    :俊哉(111min)
 警告:久藤・田中・前田


対するアントラーズ。
 GK:高桑
 DF:鬼木・秋田・奥野・相馬
 MF:本田・阿部・ビスマルク・小笠原
 FW:平瀬・柳沢
 R:曽ヶ端・室井・リカルド・本山・中田

 選手交代:平瀬→本山(80min)
      小笠原→リカルド(89min)
 得点:小笠原(37min)
 警告:本田・ビスマルク部

 さて、ゲームの感想です。
 前半、開始早々からアントラーズの激しいプレス。中盤でパスが回せないジュビロには苦しい展開。中盤を飛ばして前線にフィードしようとしますが、パスの精度が低かったり、前線でキープできなかったり。。。中山と高原が重なってしまってチャンスを潰してしまうこともしばしば。
 アントラーズは、プレスをかけてボールを奪ってジュビロDFの裏へ放ってきます。これが意外に有効でたびたびピンチを迎えます。大神のセーブや相手FWの思い切りの悪いプレーで何とか事なきを得ていましたが、不安の残るDFラインでした。
 前半も半ばほどになるとアントラーズのプレスも弱まり少しずつ中盤でボールが回るようなり、互角に展開できるようになり、決定機も作れるようになってきます。が、ジュビロらしいパス回しからでなく、速攻から。。。
 そして、一瞬のスキから先制を許してしまいます。スタンドからはオフサイドに見えたんですが、そうではないみたいです。うまいこと裏を取られてましたね、久藤くん。しかし、俊哉が消えている。。。

 後半に入ってもアントラーズのチェックは相変わらず厳しい。ジュビロはなかなか形が作れない。中盤での潰し合いが続く。が、ゲームは次第に、前半同様にアントラーズペースになってくる。SBの裏のスペースをうまく衝かれてピンチが続く。ジュビロのDFはアントラーズの選手をうまく捕まえ切れていない。たびたび、ペナルティエリアの中でフリーの選手がいたり、逆サイドにドフリーの選手がいたりしてかなり怖い。何回やられた〜、と思ったことか。でも、アントラーズのセットプレーの怖さがずいぶん減った気がする。
 攻撃はなかなか形にならず、交代出場選手は機能せず。。。今日はダメかと思い始めた84分、ペナルティエリア付近で突破をファールで止められた名波が自らフリーキック。これがゴール左隅に決まって同点。芸術的なFKでした。スタンドは、こんなにジュビロファンがいたのか?ってくらいの盛り上がりになっていました。
 この1点でジュビロは生き返りました。ジュビロらしいパス回しも見られるようになってきました。終了間際のアントラーズの猛攻を凌いで後半終了。


 延長にはいるとお互いに中盤でのプレスが無くなり、goal to goalな展開となってきます。ゲーム内容という点では???な展開だが、ゴール前の攻防が多くなり見ている方はますます目が離せない。お互いに負けたくないという気持ちの入った良いゲームです。ニュートラルなスタンスで見ている方には、さぞ面白いことでしょう。
 延長前半開始早々、立て続けに打たれたシュートを大神がはじきます。この日の大神は大当たり。良い判断でと鋭い反応で最少失点に切り抜けました。
 この時間帯になって、消えていた俊哉がボールに絡む動きをするようになりました。延長前半5分頃、ゴンにドンぴしゃのクロスを送りました。ゴンのヘッドは高桑がかろうじて掻き出しました。一進一退の攻防に歓声と悲鳴が交錯します。そして迎えた延長後半6分。左サイドの服部からのクロスがペナルティエリア右サイドの中山の頭へ。3枚ついた相手DFに競り勝ってゴール正面に折り返したところへ俊哉が走り込んできます。俊哉はGKと交錯するより一瞬早くボールに触ります。このボールが右隅に転がり込んでVゴール。俊哉はしばらく寝ころんだまま立ち上がりませんでした。


 MOMは俊哉でしたが、大神にやっても良いくらいの厳しいゲームでした。しかし、本当にジュビロはしぶといチームになっています。いやはや驚きました。


 次節、マコがサスペンドで出られません。秀人は疲労が蓄積していたんで休ませたとのことでした。また、これは余談ですが、このゲームのレフェリー、ペルコーラさんはフランスワールドカップの決勝の笛を吹いたヒトだそうです。結構ファウル臭いプレーを流すヒトだなあ〜、って印象は残りました。ジャッジが偏っているってコトはなかった思いますけどね。


ジュビロ 2vー1 アントラーズ


【7】12節 vs浦和レッズ('99.5/8)

 勝つには勝ったけど、あんまり書く気がしないんだよね、観戦記。。。

MC:淀川
 R:砂川
AR:黛・青木
天候:晴れ
気温:27度(推定)
観衆:14,026人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・前田・秀人・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・喜多・山西・ノブお・清水

 選手交代:高原→清水(80min)
 得点者:福西(20min)
    :高原(42min)
    :高原(71min)
    :奥(75min)
 警告:なし


対するレッズ。
 GK:田北
 DF:山田・渡辺・ザッペッラ・内舘
 MF:広瀬・石井・小野・ベギリスタイン
 FW:盛田・宮沢
 R:土田・土橋・池田のぶ・桜井・高橋

 選手交代:盛田→桜井(46min)
     :石井→池田のぶ(59min)
     :宮沢→高橋(89min)
 得点:池田のぶ(69min)
   :宮沢(73min)
   :own goal(74min)
 警告:内舘・渡辺
 退場:ザッペッラ(Red)

 さて、ゲームの感想です。
 決めるべき時に決められれば、あんなにもつれたりはしなかったんじゃあないかな。
 立ち上がりはレッズが積極的に前へ出てきてチャンスを造りますが、次第にジュビロがペースを握り、20分CKから福西のヘッドであっさり先制。
 ところが、今ひとつピリッとしない。プレスは弱いし、DFと中盤の連携も良くない。特に右サイドの久藤がらみのディフェンスがバランス悪くひじょーに怖い。再三フリーになっているベギリスタインを誰が見るのか?
 1−0で折り返すのかと思い始めた42分。名波の絶妙のスルーパスに高原が飛び出して2点目。名波のスルーパスは足の長いグラウンダーのパスでスタンドがどよめきました。

 後半は立ち上がりジュビロのペース。立て続けにチャンスを作りますが、ポストに当てる、ふかす。。。ゴンちゃん頼むよ。ここで3点目をぶち込んでいれば流れはグッと引き寄せられたのに。。。
 ところが、69分、小野にうまくパスを出されて失点。これは、後半のレッズの初めてのチャンスらしいチャンスでした。このあたりから、今度は左サイドの守備の連携が悪くなり、73分に再び左サイドを破られて、中央に折り返されて失点。
 点の取り合いとなった後半、この失点の前の71分の高原。75分に奥の技ありループ。結果的にこれが決勝点となった。レッズはせっかくの追い上げムードをザッペッラの退場で台無しにしてしまった。
 やっぱりハードなスケジュールで選手は疲れていたんでしょうね。後半の半ばあたりから運動量が落ちてきて、中盤でのチェックが甘くなり、2列目からの飛び出しに対応できなくなっていました。それに、左サイドの連携の悪さが重なっての3失点だと思います。勝つには勝ったが不安を残すものです。


 

ジュビロ 4-3 レッズ


【8】9節 vsセレッソ大阪('99.5/19)

 今日は、雨だったんで記録が取れていません。負けたことだし、簡単に書きます。

 どうしてこう、雨の夜に弱いのか?相変わらず、真中は鬼門だし。。。前半開始からなんとなくジュビロの選手のからだが重たそうに見えます。調子のいいときのプレスが全然見られません。返ってセレッソの出足のよさが目立ってしまうくらいです。彼らはそーとー気合いが入ってるようで、ガツガツあたってきたし球際のしつこさも彼らの方が上でした。加えてパスミスやコンビネーションの合わないプレーを連発して、どーにもリズムに乗れない。時折いい形を作ってもシュートまでいけない。それでもセレッソの攻撃はとりあえず抑えていたんですが、終了間際に不運なオウンゴール。

 後半も半分寝てるような展開。半ば近くなってセレッソの運動量が落ちてきた。ところが、服部がPKを外す。その後FKから福西のヘッドで同点にするも、直後の攻勢を抑えられ再び膠着状態へ。このあたりの15分くらいが勝負の時間帯だった気がします。

 延長はジュビロの攻勢のうちにすすみ、いつ点が入ってもおかしくない状態だったが、一発のカウンターから決定的な形を作られ、これをマコがファウルで止めて一発退場。これでジュビロの攻勢が停まりました。服部をCBにし山西を左SBに入れ、俊哉を下げて凌ごうとしましたが真中にやられてまいました。

 次節は、俊哉とマコがサスペンドで出られません。どおゆう布陣で来るか?今日、古賀がフルタイムで出て、そんなに悪くなかったんで、久藤を右の2列目で使うって手もあるかも知れませんね。

ジュビロ 1-2v セレッソ大阪


【9】14節 vsガンバ大阪('99.5/22)

 前節の悪夢のような敗戦から未だ3日。リーグ戦はどんどん進みます。。。

 R:岡田
AR:中込・間島
天候:晴れ
気温:24度(推定)
観衆:15,090人

ジュビロメンバー
 GK:大神
 DF:久藤・秀人・前田・服部
 MF:名波・福西・清水・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:尾崎・喜多・山西・金澤・高原

 選手交代:大神→尾崎(46min)
      ゴン→高原(57min)
      ノブお→金澤(81min)
 得点者:前田(53min)
 警告:なし


対するガンバ。
 GK:岡中
 DF:実好・宮本・木場
 MF:柳本・森下・稲本・ピオトル・平岡・
 FW:松波・ドロブニャク
 R:都築・朝比奈・松本・橋本・播戸

 選手交代:松波→朝比奈(60min)
      宮本→播戸(81min)
 得点:なし
 警告:ピオトル・稲本・ピオトル
 退場:ピオトル

 さて、ゲームの感想です。
 流石に、この日のゲームは気合いが入っていました。開始早々からの攻勢。素場杯パス回しからガンバディフェンスを翻弄。立て続けにチャンスを掴むが。。。
 いいときのジュビロのプレスが復活。中盤を制しゲームの流れを掴みます。その後、少しペースダウンしましたが、基本的にジュビロペース。この日は、ディフェンスラインから前線にフィードするロングパスを結構使っていたのが意外でした。(あんまりうまくいってませんでしたけど。。。)あと、攻撃が右サイドに集中していて左からの攻撃があまりない。意図的に服部がセーフティーにいったのか?
 この日も名波は存在感のあるプレーでジュビロの攻撃を組み立てていました。稲本とのマッチアップは名波の貫禄がちといったところでしょうか。この日目立ったのは清水。キレのあるプレーを見せてくれました。素早いパス回し、時折見せる鋭いドリブル。いや〜、こんな清水を見たのはいつ以来か?ひょっとしたら初めてかも。ガンバでは、稲本君がなかなかいいパスを出していましたね。

 後半になっても、ジュビロペースは変わらず。ところが、前半の半ばあたりから点が取れそうで取れない展開が続いています。スタンドはなんとなくイライラしたムードになってきます。その上、前半の接触プレーで怪我をした大神が下がって尾崎と代わっています。
 53分、名波のFKがクロスバーに当たって跳ね返る、クリアを拾って再び名波がクロスを放ります。ファーサイドの中山が胸で落としたボールをセットプレーの流れで前線に残っていた前田がトラップしながら反転してシュート。これが左隅に決まって先制。前田大喜び。いちもくさんにベンチに走ってきました。
 その後、ガンバのピオトルが2枚目のイエローで退場。ところが、ゴンが太股の裏側を痛めて(肉離れか?)高原と交代。
 この後はガンバの中盤でのプレスが無くなって、ジュビロは好き放題にパスを回し、ゴールに迫りますが、ガンバ最終ラインの踏ん張りで追加点が取れません。その上、この日の服部はクロスの精度がメタメタ。チャンとしたボールを上げていれば点になったシーンが何回あったことか?
 ノブおと高原は気迫溢れるプレーを見せてくれました。ノブおは俊足を活かしてチャンスを造ったし、高原は、こずかれても押されてもきちんとポストプレーをこなして攻撃の起点を作ったし、気持ちが伝わってきました。
 ガンバは、ピオトルの退場後は攻撃が全く組み立てられず、精度の低いロビングボールを前線に送り込むだけ。このボールもジュビロDFに競り負けることが多くシュートまで持ち込めた攻撃は1回か2回ほど。
 80分過ぎ、ノブおを下げて金澤を投入。金澤をボランチに入れ、名波を2列目に上げ、清水と高原の2トップに。ガンバの中盤が戦意喪失気味だったので、この布陣がホントに機能するのか、これはちょっと分かりませんでしたが、最後まで押しまくってタイムアップ。


 

ジュビロ 1-0 ガンバ大阪


【10】10節 vsアビスパ福岡('99.5/26)

 悪夢の雨の夜から1週間、歓喜の渦が爆発。。。

 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
MC:西
 R:太田
AR:石沢・二俣
ST:数原
天候:雨
気温:20度(推定)
観衆:17,038人

ジュビロメンバー
 GK:尾崎
 DF:久藤・秀人・マコ・服部
 MF:名波・福西・俊哉・奥
 FW:ゴン・ノブお
 R:小林・前田・金澤・清水・高原

 選手交代:ノブお→清水(40min)
      服部→金澤(80min)
 得点者:奥(102min)
 警告:マコ


対するアビスパ。
 GK:小島
 DF:藤崎・小島光・森
 MF:西田・野田・篠田・ヴィジャマジョール・中払
 FW:マスロバル・上野
 R:櫛引・三好・石丸・栄井・山下

 選手交代:中払→山下(82min)
      藤崎→三好(91min)
 得点:なし
 警告:西田

 さて、ゲームの感想です。
 ん〜、なんというか、今ステージを象徴する様なゲームでした。
 立ち上がり早々はどとーの攻め。アビスパをゴール前に釘付けにして攻め立てます。でも、どーもシュートまで繋がらない。それでも、2回ほど決定的な形を作りましたがシュートはワクに飛びません。結局、立ち上がりの攻勢は得点に結びつきませんでした。
 前半も半ばころから、アビスパのカウンター攻撃が機能し始め危ない場面が出始めます。とりわけ、マキ(マスロバル)からのパスが怖い怖い。でも、アビスパってどっか〜ん蹴ってくるサッカーじゃないんですね。結構、中盤で繋ごうとするんですね。
 また、この日は奥とノブおの出来が今ひとつ。ノブお君は結局ジロー(清水)と交代してしまいました。押しまくりつつ後半へ続く。

 ゲームが始まることから雨がシトシト降っていました。後半が始まっても前半の流れとあんまり変わらずに推移しますが、55分を過ぎた頃からジュビロの選手の動きが悪くなってきます。最初の一歩が遅いって言うのか、中盤でボールが拾えなくなります。やはり、強行日程でコンディションが悪いのか?アビスパはマキを起点にパワープレー気味な攻撃を仕掛けてきます。ジュビロを研究している風が伺えます。決定的な形を少なくとも2回は作られました。シュートがワクをそれたんで事なきを得ましたが、ひじょーにまずい時間帯でした。
 しかし、75分を越える頃からアビスパ攻撃陣の足が止まり始め、攻撃が形をなさなくなってきます。ただし、ディフェンダーは集中していて最終ラインが踏みこたえます。ジュビロはサイドバックをガンガン攻撃参加させるんですが、如何せん彼らのラストパスの精度が低い。(特に服部じゃ〜)で、延長突入。

 延長に入ってもジュビロペースは変わらず。攻め込んでおいても、相変わらずシュートを打たずにパスを回してます。「シュートだろぉ、シュート打たなきゃ点は取れんだろ〜。」スタンドはイライラしています。ミドルを打てるポジションで結構フリーにさせてくれるんで、もっと打っていけば何か起こるのに。。。と、思って見ていた102分。左サイドをえぐった金澤からのボールを奥がミドルシュート。アビスパディフェンダーにあたる幸運もあって決勝ゴール。はじける歓声。舞飛ぶテープ。地鳴りのようなジュビロコール。。。ピッチでは選手がスタッフが喜びを爆発させています。。。やっと勝てました。。。

 


 

ジュビロ 1v-0 アビスパ福岡


         


【11】1節 vs横浜Fマリノス('99.8/6)

 ジュビロ、こりゃちょっと重症だわい。。。

 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
R:ベルコーラ
観衆:42,798
1-1.Member(Jubilo)
GK:尾崎
DF:久藤・秀人・アジウソン・服部
MF:福西・奥・俊哉・ジロー
FW:高原・ノブお
R:尾崎・前田・山西・浄・今野
交代出場:秀人→前田(10min)、おノブ→浄(59min)、久藤→山西(79min)

1-2.Member (Marinos)
GK:川口
DF:羽戸・小村・松田・永山
MF:三浦・上野・中村・ユ・遠藤
FW:城

R:マリノス側は不明。(リザーブのメンバーは紹介されなかった)


今日は地上波で放映があったんで簡単に済ませますが、怪我人が多いのはわかるが、仮にも1st.の王者なんだから3失点。零封はいただけない。

 1.ショートパスを相手のDFの前で回すだけでは何にも恐くない。
 2.中央の密集したところばかりへ入っていってしまっては点にならない。
 3.サイドをうまく使わなくては崩せない。
 4.大きな展開(たとえば、パス一本でサイドチェンジとか)がない。
 5.練習でやっていたDFからのくさびのパスをFWが落す、ボランチが左右の
 スペースへ放る、2列目が走り込んでクロス、ってパターンゼロ。第一、く
 さびのパスが皆無。
 6.FWキープできず。川口のアシを活かせず。
 7.今日の尾崎ならコバの方がまし。
 8.最近、セットプレーからの失点多し。

 このままの戦力では優勝はおろか上位にも踏みとどまれまい。早急にボランチ(外国人)を補強すべし。早くしないとChampion Shipに間に合わない。


ジュビロ 0-3 Fマリノス


【12】2節 vs清水エスパルス('99.8/14)

 負けたけど、復活の兆し見えたか?

 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
R:川上
観衆:17,377
1-1.Member(Jubilo)
 GK:尾崎
 DF:久藤・秀人・アジウソン・服部
 MF:福西・奥・俊哉・浄
 FW:高原・西
 R:小林・前田・山西・ジロー・ノブお
 交代出場:浄→ジロー(82min)、西→ノブお(87min)
 警告:久藤・奥
 退場:なし

1-2.Member (S-PULSE)
 GK:真田
 DF:斎藤・森岡・戸田
 MF:市川・サントス・伊東・澤登・アレックス
 FW::久保山・安池

 R:羽田・ケンタ・ファビーニョ・大榎・安藤
 警告:サントス・澤登
 退場:サントス(警告2回)


 さてっと。ジュビロファンの方々には、夕べは寝苦しい夜だったのではないでしょうか?私はぐっすり寝ました、いっぱいお酒飲んでね(^^;。
 戯れ言はともかく、ジュビロノーゴールのまま連敗。結構深刻です。この日のゲームもなかなかいい形を作れずに横パスを回すばかりって場面もあったり。。。でも、先週の横浜での惨敗に比べれば、だいぶ改善されているとは思います。後半開始からの10数分間だけとはいえ、綺麗にパスが回り、決定機を作り、得点の期待をさせてくれる場面がありましたから。(マリノス戦皆無だった。)
 前半は、ジュビロもエスパルスも決定機を作れず、当たりだけが激しいずいぶん荒っぽい内容でした。攻撃的には見るべきものはなかったですが、エスパルスにも決定機は作らせず、DFはうまく回っていたと思います。

 後半は、皮肉なことにサントスの退場までは、ひじょーに良いリズムでした。サントスの退場でペリマンは、ファビーニョを下げて大榎を投入。彼の投入がこのゲームのポイントでした。大榎は、中盤でうまくバランスを取りながらジュビロの攻撃の芽を摘み、攻撃に際してはうまくボールを散らして、攻撃の起点を作っていました。敵ながら天晴れな動きでした。
 これに対してジュビロは何のカードも切りませんでした。淡々とそれまでと同じリズムでゲームを進めていきました。ノブおの投入もありだったかなあって気もしますが、このところのおノブにはキレがありませんでしたから、それなりに機能していた西を引っ張ったのかも知れません。そして、エスパルスに、ほとんど唯一の決定機をものにされてしまいます。あそこまで綺麗に崩されたら、GKはなす術がありません。
 この後、ジュビロのどとーの攻撃が続きましたが、エスパルスDFの集中とジュビロの焦り、それとちょっとした運にも見放されて得点することが出来ませんでした。


 さて、その他に気づいたことを少し。
  西クン、周りが見えてませんねえ。でも、ゴールへ向かう姿勢を買ってよしとします。ポストプレーもそこそこ、こなせますね。
 高原クン、決めるところを決めておかないと。
 おっくん、電池切れするのが早すぎるぞ〜。
 アジさん、スピードで振り切られることが目に付きます。
 秀人は安心して見ていられる。
 やっぱり、問題はボランチかな?守備的な仕事はそこそここなしても、攻撃的な仕事が。。。俊哉にかかる負担が大きすぎる。それにしても、もっと大きな展開が欲しい。

 

ジュビロ 0-1 エスパルス


【13】5節 vs鹿島アントラーズ('99.8/28)

 またしても、DFの崩壊。自滅だな、今日は。

 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
MC::森津 R:太田 AR:広島・二俣 観衆:不明
☆Member(Jubilo)
 GK:大神
 DF:古賀・マコ・ヒデ・服部
 MF:福西・浄・俊哉・奥
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・前田・山西・西・ノブお
 交代出場:浄→西(69min)
 警告:浄・古賀・ヒデ
 退場:なし

★Member (Antlers)
 GK:高桑
 DF:名良橋・秋田・リカルド・相馬
 MF:内藤・阿部・ビスマルク・本山
 FW:マジーニョ・柳沢
 R:曽我端・奥野・小笠原・長谷川
 警告:リカルド・柳沢・相馬・名良橋
 退場:なし


 要するに、弱いんだな。調子が悪いんじゃなくて。今日のゲームを見ていて確信した。
 前半に攻勢をとったのはジュビロ。前線からの激しいチェックでAntlersの攻撃の芽を摘み、素早く攻撃に転ずる。相手DFの裏へ通すパスも出ていた。GKと1対1も何度かあった。数は少なかったとは言え、大きなサイドチェンジも何度かあった。時折、ビスマルクをフリーにしてまずいぞ、ってコトもあったが、前半を通じて決定的な形はほとんど作らせなかった。ただし、DFの連携のミスからかっさらわれたボールを阿部に蹴り込まれて先制を許してしまった。

 とは言え、ゲームはジュビロペース。そして、30分過ぎだったか、マジーニョが福西?を羽交い締めにして倒してPK。ところが、高桑のファインセーブにあってこれをゴンが決められず。結果的にこれがゲームの勝敗を分ける分水嶺となってしまった。この後も攻めるジュビロ、決定的なシュートは高桑のセーブに阻まれるって展開。そうこうしているちに、段々、プレーのスピードが落ちるジュビロ。いつものイヤな流れになり、ボールが回らなくなりそのまま前半終了。


 後半もジュビロの攻勢で始まる。右から左からそして中からと多彩な攻めを見せるが、また大きな展開が少なくなってくる。Antlersは体を張ったプレーとファウルすれすれのプレーでゴールを死守。カウンターを狙う。
 66分、古賀の裏を狙われ柳沢が走り込む、大神が中途半端に飛び出す。DFとの連携が悪い。そして、柳沢のループシュート。これが決まって、ほぼゲームの行方が見えてしまった。
 典型的な負けパターン。ボールは支配するが決定的な形が作れなくなってくる。西の投入も奏効せず。奥が消えている。(前半からよくなかったが)ここは奥に代えて攻撃的MFを入れたいところ。何故、ジローがサブにも入っていないのか?ケガか?
 3点目のカウンターからマコがぶっちぎられてマジーニョのシュート。これでゲームは決まった。あとは集中のとぎれたジュビロが連続失点。古賀がとったPKも、ゴンがふかして、結局無得点。またしても最下位に沈んだ。

 問題山積のジュビロ。攻撃が少しずつ形になってきたと思えば今度はディフェンスの崩壊。とりわけ右サイド。4点のうち3点までは右サイドをやられている。連携の問題もあるんで何とかなる部分もあると思うんですが。。。ともかくも、中盤の底を含めた総合的なディフェンス力が相当落ちています。それにしても長年の懸案。良い右サイドバックはいないかなあ。。。(古賀クンごめん、カルナシャーリ希望)


 

ジュビロ 0-4 アントラーズ


【14】6節 vs浦和レッズ('99.9/04)

 やっとの思いでVゴール勝ち。。。90分で勝っておかなくちゃいけないゲームだったね。

 (記録は手元の時計と見たままに寄る。公式記録ぢゃないよん。)
MC::森津 R:太田 AR:広島・二俣 観衆:28,650名
☆Member(Jubilo)
 GK:大神
 DF:古賀・マコ・ヒデ・服部
 MF:福西・浄・俊哉・奥
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・ディマ・前田・西・喜多
 交代出場:高原→ラドチェンコ(52min)
      田中→前田(78min)
 得点:福西2(54min、95min)
 警告:福西・古賀・ヒデ・俊哉・ゴン
 退場:なし

★Member (Antlers)
 GK:田北
 DF:山田・池田・中村・路木
 MF:広瀬・石井・城定・ペトロヴィッチ ・吉野
 FW:大柴・福田
 R:安藤・土橋・高橋・ベギリスタイン・岡野
 交代出場:吉野→土橋(22min)
      池田→内館(29min)
      大柴→岡野(78min)
 得点:大柴(61min)
 警告:?・岡野
 退場:なし


 やっぱり低迷している同士のゲームだよね。。。
 前半、立ち上がりは動きが重い感じがしたが、中盤のプレスが弱い上にパスミスが多いし、相変わらずDFのマークがずれたり、連携が乱れたりと相変わらず安定感にかける。それでも、少しずつ修正されてきていてそんなに危なげはなかった。というのも、カウンター主体の攻撃がチームカラーのハズのレッズにカウンターの鋭さが全く見られなかったから。
 ところが、ジュビロもFWにボールが入らず攻撃がなかなか形にならない。奥が今ひとつかなあって見ていたら、ゲームが進むにつれてかみ合ってきて時々見せるドリブルも有効。今日はちょっと引き目の位置にいたが、運動量もあってよい動きだった。(ただし、75分頃まで)
 レッズは相変わらずなまくらカウンターで、鋭さが無く点を取られる心配はあまりなかった。が、前半ロスタイム(46+min)にPKを与えてしまい肝を冷やすが、大神が福田のPKを止め事なきを得た。


 後半は開始からジュビロペース。レッズはイージーなミスを繰り返しペースをつかめない。ジュビロはセットプレーから福西のヘッドで先制。(久しぶりに見たなあ。キッカーは俊哉)ペースはジュビロ、レッズの攻撃も怖くないし、もう1点取れば勝ちだなと思い始めたころ、マコの信じられないミス(GKからのフィードをトラップミスしてかっさわれる)から同点ゴールを献上。
 このプレーがすっかりレッズを元気付かせてしまった。中盤での動きがよくなり、こぼれを拾いまくりDFのうらへ放って大柴を走らせる。ジュビロディフェンスが忙しくなってくる。パスの出所を抑えないと。。。ところが中盤の運動量が落ちてきてプレスがかからない。特に奥の運動量ががた落ち。失点は時間の問題と覚悟をしたが、レッズのシュートミスなどに助けられて後半を乗り切った。
 この日初登場のラドチェンコ(愛称ディマ)、やわらかいタマさばきでうまさを感じられるプレーだった。何度もゴール前にからんだが、今ひとつ周りをかみ合っていない。って、ま、仕方ないんだけどね。一緒に練習を始めて1週間とたっていないんだから。


 延長前半になるとジュビロも体勢を立て直し、ディフェンスを少し落ち着いた。で、決着は以外と早くついた。95分、左サイドのペナルティエリアの外側で俊哉が倒される。ボールの脇には俊哉と服部が近寄る。エリア内にポジションを取る両チーム。エアポケットのように集中が途切れる中、福西がスルスルっとゴール前へ。そこへ服部がピンポイントのクロスを上げてヘディングシュート。Vゴール。やっと、終った。


  

ジュビロ 2v-1 レッズ



【15】7節 vs名古屋グランパスエイト('99.9/11)

   勝てませんね。相変わらずDFが不安定。
 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
MC::野村
R:布施
AR:恩氏・穴沢
会場:ジュビロ磐田スタジアム
観衆:14,650名
☆Member(Jubilo)
 GK:大神
 DF:古賀・マコ・ヒデ・服部
 MF:福西・浄・俊哉・奥
 FW:ゴン・ディマ
 R:尾崎・前田・西・喜多・ノブお
 交代出場:古賀→西(58min)
      ディマ→ノブお(82min)
 得点:俊哉(17min)
 警告:奥・マコ・ヒデ・西(奥・ヒデは3枚目で次節サスペンド)
 退場:なし

★Member (Antlers)
 GK:伊藤
 DF:大岩・石川・トーレス・おがわ
 MF:山口・望月・浅野・平野
 FW:ロペス・岡山
 R::冨永(GK)・古賀・大森・ウリダ
 交代出場:浅野→ウリダ(46min)
      平野→古賀(72min)
      望月→飯島(89min)
 得点:呂比須(49min)・小川(58min)
 警告:ウリダ・岡山
 退場:なし


 前半と後半で全く別のチーム。シュート19本で1点。一方、グランパスがペースを握ったのは後半開始から15分間だけ。そこで2点取って勝ってしまった。ジュビロは弱いチームに成り下がってしまった。

 前半はそれでも見るべきものがあった。前線で激しく動きサイドから崩すカタチが出来て多々続けにチャンスを作る。そんな中から俊哉の先制ゴールが生まれた。その後何度となく訪れた決定的なチャンスをことごとく外したことが結局敗戦に繋がった。

 後半はスタートからグランパスの攻勢。開始早々に呂比須の素晴らしいゴール。これは呂比須のワザアリ、しょーがないって点でした。ところが、これでなんかバタバタしてしまうジュビロ。勝てないチーム故に浮き足立ってしまうのか?中盤が引きすぎてバランスを崩してしまう。そして、およそ10分後、大神とマコの連携ミスからまた失点。失点の多さはもちろんDFラインだけの問題ぢゃないですね。中盤のDFが軽すぎる、2列目からの飛び込みを許しすぎ。
 一進一退の攻防が続きイライラする展開。終了間際にはグランパスをゴール前に釘付けにする猛攻を見せるもタイムアップ。


 今日は選手の寸評を。。。
 金澤、トラップ・パス全部ダメ、ボランチ失格
 福西、相変わらず守備が軽い
 奥、後半開始から動けず。どこか悪いんじゃない?
 ディマ、まわりと合わず。ジュビロのFWは守備もするのよん。
 川口、何しにでてきたの?10分じゃ何もできないか?
 ハット、クロスの精度をあげてくれよ
 西、アグレッシブでよい。使い方によってはおもしろい。
 マコ、どーしたマコ。何があったんだ?
 大神、ジュビロのGKは気味しかいないんじゃ、頼むよ。

 今日は、余談を一言。  常日頃、レフェリングも含めてフットボールである、と認識しているワタシなので、レフェリーを敵にまわしかねない安易な批判は避けてきましたが(レフェリーは敵ではありませんよね)、ここ2試合ばかりのレフェリングにはかなり疑問が残ります。
 レッズ戦での岡田氏はゲームコントロールを失敗しいたずらにカードを乱発。昨日の布施氏もポジショニングが悪く2度も選手と接触(しかも1度などはフェレリーが転倒)、さらに悪質なファールまがいのプレーを流しすぎ。これではゲームが壊れてしまいます。もちろん、どちらかのチームが一方的に不利益を被ったわけではありませんから、その意味では公正であったわけですが。。。ゲーム後、引き上げていく審判団に対して、比較的おとなしいファンの多いメインスタンドから起こっていたブーイングの意味をよくお考えになっていただきたいと思います。


  

ジュビロ 1-2 グランパス

  


【16】8節 vsガンバ大阪('99.9/15)

   何ともはや。。。
 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。)
R:砂川
AR:木城・田中
会場:万博記念競技場
観衆:10,490名
☆Member(Jubilo)
 GK:大神
 DF:久藤・マコ・前田・服部
 MF:福西・浄・俊哉・西
 FW:ゴン・高原
 R:尾崎・山西・喜多・ジロー・ディマ

 交代出場:マコ→喜多(7min)
      浄→山西(46min)
      西→ディマ(74min)
 得点:高原(9min)
 警告:福西
 退場:なし

★Member (GAMBA)
 GK:岡中
 DF:ダンブリー・宮本・実好
 MF:森下・菊地・稲本・木場・ルイジーニョ
 FW:小島・タイルソン
 R:都築・齊藤・平岡・松波・播戸
 交代出場:タイルソン→松波(78min)
      菊池→平岡(83min)
 得点:タイルソン(10min)・ルイジーニョ(91min)・稲本(93min)
 警告:稲本
 退場:なし


 今のジュビロにはチームリーダがいない。劣勢に立たされたとき、ゲームが煮詰まったときにチームを鼓舞したりペースを換えたり出来る選手がいない。今日の敗戦で、技術的・戦術的問題より精神的な側面の方が課題としては大きいように感じた。
 NHK総合で中継されたのでおおかたのヒトは見たと思うので、気分が乗らないこともあって、観戦メモを箇条書きにして終わる。

 前半
 1.動き出しがおそい
 2.バランス悪い
 3.最初のチャンスをものにするもスグ失点。こんなとこで集中切らしてどおする。
 4.〜15min押され気味。GAMBAは左右のopen spaceをついてくる→有効。久藤の裏とかかなり怖い。
 5.遅れて上がって来る選手へのケアが不足
 6.中盤のバランス悪い。久藤、なかへ絞り過ぎ
 7.ボールをもっとはやく動かそう
 8.終了間際に立て続けにチャンスあるも無得点

 後半
 1.58minの攻め見事。ジュビロらしいパス回し→フィニッシュ。
 2.55min〜80min リズムよし。やっと球際の粘り出て来る。
 3.バランスよし(やはり、服部はボランチか?)
 4.シュートで終わろう。FWはシュートを打たねば。
 5.70minたがいに中盤あいてきた。。
 6.80minジュビロ運動量落ちて来た、前線とDFがあきすぎ、切替えおそい。前からチェックだ。
 7.85min DFマークずれズレ、やられるぞ。
 8.☆@◇▼%■#&。

 はっきり言って今日のガンバはしょぼかった。プレスも弱いし、中盤もスカスカ。でも、そんなガンバ相手に1点しか取れないジュビロは、めっちゃショボイ。内容はともかく勝つこと。今のジュビにゃこれが総て。


  

ジュビロ 1-3 ガンバ


【17】9節 vsジェフユナイテッド市原('99.9/18)

   いや〜、見事な負けっぷりですなあ。もはや漫画。
 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。時間の表記は国際式によります。)
MC:千田
R:ラムダン
AR:柳澤・南
会場:ジュビロ磐田スタジアム
観衆10549名

☆Member(Jubilo)
GK:大神
DF:久藤・秀人・前田・山西
MF:藤田・福西・服部・奥
FW:高原・中山
R:尾崎・喜多・ロベルト・清水・川口

 交代出場:久藤→喜多(68min)
      俊哉→清水(85min)
      高原→川口(89min)
 得点:奥(87min)
 警告:なし
 退場:なし

★Member (JEF-UNITED)
GK:下川
DF:茶野・山口・阿部・中田
MF:野々村・ヴァンチャ・ボス・中西
FW:武田・広山
R:立石・鈴木・寺川・バロン・西脇

 交代出場:武田→バロン(31min)
      バンチャ→寺川(59min)

 得点:野々村(91+min)・中西(110min)
 警告:中西
 退場:なし



 まるでオフト=ジュビロのころのゲームを見ているよう。ボールを支配してもただただ回しているだけでフィニッシュまで持っていけない。カウンターにあわてふためく。結局、押し気味にゲームを進めつつ負けてしまう。しかも、オフト時代より重症なのは残り5分を切ってからの失点の多さ。もはや、技術・戦術以前の問題だな。


 前半、リズム良く推移したのは最初の15分だけ。そのうち、前線と2列目が開き始め、良いボールがトップに入らなくなる。フォローも判断も遅い。っていうか、前が動いてないんだけどね。ゴンがGKと1対1になるも決められず。
 対するジェフもショボイ。パスミスを連発してゲームが締まらない。武田が足を痛めてアウト。代わりに入ったバロンが結構怖い。高さがあるし、足技もうまい。

 後半。70分頃までジュビロの一方的攻勢。左サイドを何度も破って決定機を作るもシュートがワクにいかない。いったボールは下川がことごとくはじく。そのうち、展開が狭くなり、運動量も落ちてくる。中盤からのプレスが弱い。
 が、87分。奥のヘディングで先制。これで誰もが勝ったと思った。でも、ここから負けるのがジュビロの得意技。91分、野々村のヘッドが決まって同点。なんだか、いつぞやのドーハのなんとやらみたいなシュートだったな〜。

 延長に入るとジュビロはもう動けない。しだいに、バロン・中西・廣山を掴まえきれなくなってくる。失点は時間の問題と覚悟した。それでもジェフのミスからジュビロにチャンスが来るがものにできない。で、110分。。。下位同士らしい凡戦にケリがついた。


 全体的にサッカーの内容は良くなっていると思う。勝てないのは精神的なものだと思う。ことがメンタルな面だけにたいへん立て直しが難しいだろう。しばらく低迷が続こう。(たぶん、今年はダメだね。)

 選手評
 今日のがんばったクンは、山西、ハット、秀人。
 今日のもっと頑張りませうは、久藤、隊長、奥
 今日の何しに出てきた?→川口。
 今日の???→カントクの選手起用。SBの交代要員を入れとかないの?古賀にゲーム前にトークショーさせてる場合か?(って、させたのはカントクぢゃないけど。。。)。さらに、なんで俊哉下げる?ズバリ奥でしょう。何で高原下げる?いいじゃんそのままで。結果論だけど、延長に入ってしまって川口では機能しなかった。ロベルトを入れる手もあったんぢゃ?嗚呼、ホーム4連敗。。。



   

ジュビロ 1-3v ジェフ

   


【18】13節 vs柏レイソル('99.10/27)

 何にも変わっていないのね。中断前と。。。

   (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。なお、時間の表記は国際式によります。)

MC:二村
R:モットラム
AR:五十川・間島
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:雨
気温:16度(推定)
観衆:6,016名

☆Member(Jubilo)
  GK:尾崎
  DF:久藤・秀人・アジウソン・古賀
  MF:俊哉・奥・服部・西
  FW:高原・ディマ
  SUB:大神・前田・喜多・三浦!・清水
  交代出場:ディマ→三浦(46min)
       久藤→清水(69min)
  得点:なし
  警告:秀人(60min)
  退場:なし
  シュート:前半1、後半6
  直接FK:前半8、後半15
  CK:前半0、後半1
  オフサイド:前半2、後半0


☆Member (Reysol)
  GK:吉田
  DF:ホン=ミョンボ・渡辺・薩川
  MF:酒井・下平・明神・平山・大野
  FW:加藤・北嶋
  SUB:土肥・萩村・入江・バデア・長谷川
  交代出場:加藤→萩村(59min)
       大野→バデア(75min)
       北嶋→長谷川(93min)
  得点:ホン=ミョンボ(23min)
  警告:薩川(55min)・(55min)→退場
  退場:薩川(55min)
  シュート:前半7、後半1
  直接FK:前半8、後半9
  CK:前半1、後半1
  オフサイド:前半0、後半1


 まず、一言。つまんね〜サッカー。これじゃ客足は遠のくね。金取るのも失礼だよ、プロとして。

 ジュビロはプレスを忘れてしまったのか?前半開始からしばらくはレイソルの厳しいプレスの前に何にもできないジュビロ。レイソルはサイドから崩そうという意図が見える。ただし、決定的な形は作らせない。一方、ジュビロは展開が遅い。相変わらず凡ミスが多い。相手のプレスに負けて後ろ向きになることが多い。FWもポストができないため、リズムができない。サイドからの攻撃もまるでダメ。覇気のないジュビロは西が孤軍奮闘。で、交通事故みたいなFKで先制される。

 後半。仕事をさせて貰えてなかったディマに代えて三浦を投入。左サイドの2列目に入る。西は前線へ上げる。しかし、流れは変わらず。こりゃダメだなあ〜って思ったところへ薩川の退場劇。1枚目から2枚目までわずかに30秒。立て続けのイエローカードであっという間に退場。モットラム見事!(おいおい)
 これでジュビロは押せ押せになるが、がっちり引いて守るレイソルを崩せない。69分になって動きの悪い久藤に代えて清水を投入。3バックにして三浦を右のWBの位置へ。圧倒的に中盤を支配するものの決定的な形はなかなか作れず。相変わらずサイドからの攻撃に精彩が見られない。かといって、真ん中を割るのはさらに難しくいたずらに時間が流れるばかり。。後半に放ったシュートは(手元の集計で)6本。圧倒的ボール支配率の割に少なく、決定的なのは西の1本のみ。その西のシュートがクロスバーにはじかれたとき、わたしは敗戦を覚悟しました。結局、打開出来ぬままタイムアップ。

 攻撃は深刻です。前線での運動量が少なすぎますね。もっと動いてスペースを作らないとダメ。足もとで繋いでるだけでは何にも出来ません。コンビネーションが悪いってのか、視野が狭いのか、判断が遅いってのか、サイドや前線が良い動きをしても、そこにパスが出ない。以前の流れるようなパスワークはどこへ行ってしまったの?
 守備については、以前のようなボロボロの状態ではなくなってきたように思います。薩川退場まででも決定的な形は作らせませんでした。アジウソンの復活が大きいです。ドリブルで突っかけられたときの心配は残りますが、まずまずでしょう。
 それにつけても、プレッシングサッカーはどこへ行ってしまったのか?昨シーズンまでのジュビロは高い位置でプレスをかけてボールを奪って速い攻め!って形が多かったように思うんですがねえ。やっぱ、プレスだよプレス!
 こんな金返せなゲームの中で数少ない光明は、西くんのアグレッシブな動きと、後半から出場の三浦のプレー。もう少し慣れれば文丈は戦力になりそうです。
 それに引き替えて、奥と俊哉の不振は目を覆うばかり。動きに精彩がありません。とりわけ奥。彼がボールを持つとリズムが消えてしまいます。 2列目でもボランチでも同じでした。。。思い切って外してみたら。



  

ジュビロ 0-1 レイソル


【19】11節 vsヴェルディ川崎('99.10/30)

 弱さを確認するために東京まで行ったようなもんだね。。。

 (記録は手元の時計と見たままに寄ります。公式記録ではありません。なお、時間の表記は国際式によります。)

MC:不明
R:太田
AR:不明
会場:国立霞ヶ丘競技場
天気:晴れ
気温:20度(推定)
観衆:15,293名

☆Member(Jubilo)
  GK:尾崎
  DF:安藤・秀人・アジウソン・服部
  MF:俊哉・奥・文丈・福西
  FW:高原・中山
  SUB:大神・前田・山西・喜多・西
  交代出場:奥→前田(59min)
       俊哉→西(76min)
  得点:なし
  警告:アジウソン(56min)・(56min)
  退場:アジウソン
  シュート:前半6、後半7
  直接FK:前半9、後半11
  CK:前半5、後半9
  オフサイド:前半2、後半3


☆Member (Verdy)
  GK:本並
  DF:小林・中澤・米山
    MF:杉山・林・山田・北澤・ジェフェルソン
  FW:桜井・エンリケ
  SUB:広長・山田、あとは不明
  交代出場:ジェフェルソン→広長(64min)
       桜井→山田(89min)
  得点:桜井(17min)
  警告:桜井(52min)
  退場:エンリケ(56min)
  シュート:前半4、後半3
  直接FK:前半6、後半9
  CK:前半0、後半1
  オフサイド:前半0、後半2


 相変わらず、わくわくすることの少ないつまんないサッカー。前半なんか寝ちゃうトコだったぜ。

 今日は全般的に。。。
 前線での動き出しが遅く(運動量も少ない)、パスの出しどころがないため攻撃が遅滞。当然のようにスペースへのパスも少ない。時折、右サイドで安藤がいい動きをするもボールが出ず。前半は、とまどいながらのプレーに見えた。
 また、サイドにボールが出ても、突破出来きず、フォローもなく、最後は潰される。もっと中盤でプレスをかけなきゃ。(多少かかった時間帯もあったが)
 FWの二人はまあまあかな。今日の困ったちゃんは福西。動き少なくボールもさばけず、彼のところで流れが消えてしまう。
 前半残り5分ころと、後半20分ころのリズム良く攻められた時に得点したかった。特に後半20分ころは中盤が空いてスペースだらけだっただけに惜しかった。
 今日は最終ラインも何度か裏をとられたり、ドフリーの選手を作ったりで今ひとつ。失点シーンは、DFがボールを見てしまって桜井の動きをつかまえられなかった。ただ、ポジションミスなんかはありながら、ヴェルディのショボイ攻めに助けられて、決定的なピンチはこれ1回のみ。エンリケ退場後は失点の恐れはほとんどなくなった。
 ところが、点を取れる気がしない。前線での動き出しが遅く形が作れないためか、左から早めに放り込むばかりで工夫に欠ける。(しかも服部のクロスは精度が低い)ドリブルでつっかけるとかリズムを変えるプレーが欲しかった。それを期待された西は充分に仕事ができなかった。CKが前後半合わせて15回もあったのにひとつもものに出来ないとは工夫のなさの際たるもの。
 それでも、今日はReysol戦に比べると惜しいシュートガ多かった。アジウソンのFK、俊哉のドライブシュート、ゴンのヘッド、前田のドッカンミドル。
 選手交替も西をもっと早く投入してもよかったかも。(今日の西の出来は決して良くはなかったが。。。)
  

ジュビロ 0-1 ヴェルディ


【20】12節 vsサンフレッチェ広島('99.11/07)

 一時は、また今日も。。。と思いかけたが、終わってみれば快勝のスコア。

 (記録は公式記録ではありません。手元の時計と見たままに寄りますんで、見落としもあるハズです。なお、時間の表記は国際式によります。)

MC:滝
R:浜名
AR:片桐・平野
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴れ
気温:22度(推定)
観衆:8,046

☆Member(Jubilo)
  GK:尾崎
  DF:安藤・秀人・前田・山西
  MF:俊哉・服部・文丈・福西
  FW:中山・西
  SUB:大神・古賀・清水・喜多・のぶ
  交代出場:西→のぶ(81min)
  得点:秀人(38min)・中山(41min)・福西(64min)(83min)・西(61min)
  警告:服部(13min)
  退場:なし
  シュート:前半5、後半8
  直接FK:前半3、後半10
  CK:前半1、後半3
  オフサイド:前半1、後半5


☆Member (SANFRECCE)
  GK:下田
  DF:フォックス・伊藤・上村
  MF:沢田・森保・服部公太・桑原・藤本・吉田
  FW:高橋
  SUB:前川・川島・古賀・山口・森山
  交代出場:桑原→森山(64min)
       高橋→山口(67min)
       吉田→古賀(70min)
  得点:上村(11min)・服部(21min)
  警告:伊藤(68min)・服部(76min)
  退場:なし
  シュート:前半3、後半3
  直接FK:前半8、後半13
  CK:前半0、後半0
  オフサイド:前半1、後半2


 前半立ち上がりから20分ころまでは相変わらずのジュビロ。動き出しが遅く、運動量も少ない。中盤でのプレスが弱く連携もバラバラ。今日も良いトコ無いなあ〜、って思ってるうちに2失点。1つはGKとDFの連携ミス。1つはプレスが弱いためフリーでミドルを打たせてしまったため。前半終わったら帰ろうかな〜とかチラっと思う。

 対するサンフレッチェは、前線からガンガンプレスをかけてきてタテに速いジュビロが嫌いな攻撃を仕掛けてきます。ひたすらパワープレー。ただ、サイドを使ってこないんでその点は安心。さしものプレスも30分あたりで落ちてくる。

 相変わらず攻めが遅く、前へ!って意識が低いジュビロだったが、セットプレーから取った秀人のゴールで雰囲気が一変した。急に動きが良くなり前線でのプレスが効くようになってきた。そして、4分後。福西のスルーパスにゴンが反応。ディフェンスの間をぬうように入り込んで一振り。いやいやビックリ。前半で追いついてしまった。


 後半になってもジュビロの攻勢は続く。前線〜中盤で盛んにポジションチェンジしながらの久しぶりに見るジュビロらしいパス回し。長らく見たことのなかったプレスの効いたゲーム。フォローも早い。出来るじゃないの!。持たされてるんじゃなくて、ボールを支配して中盤を圧倒するジュビロをほんとに久しぶりに見た。

 しかし、逆転弾はラッキーゴール。カウンターから右サイドを安藤が持って上がりクロスを送る。と、サンフレッチェのDFがクリアミス。これがつめていた西の前にコロコロっと。これを西が押し込んで3−2。4点目は2分後。DFの裏をねらった西のワンタッチパスに中山が反応して(相手DFのまわりを270度ほども回ったか?)GKと1対1。中山のシュートはGKにはじかれるも、つめていた福西が押し込んで4−2。あっという間の2得点。サンフレッチェが前掛かりになったところを巧くDFラインのうらをねらった攻撃だった。

 終了間際にもDFのクリアミスから福西のがゴールして、終わってみれば5−2。文丈がいい仕事をした。福西も、前半こそ運動量が少なかったが、後半になると良い動きをした。ヴェルディ戦でもこのくらい動いて欲しかったぞ。西クンはゴンちゃんのまわりをよく走り回ってた(笑)。なんか、奥がいない方がいいみたい。(禁句か?)

  

ジュビロ 5-2 サンフレッチェ

【21】最終節 vsベルマーレ平塚('99.11/ 27)

 失点が多すぎる!

 (記録は公式記録ではありません。手元の時計と見たままに寄りますんで、見落としもあるハズです。なお、時間の表記は国際式によります。)

MC:村松
R:ナザリー
AR:大石・中込
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴れのち曇り
気温:15度(推定)
観衆:8,815人

☆Member(Jubilo)
  GK:大神
  DF:安藤・秀人・アジウソン・服部
  MF:俊哉・文丈・奥・福西
  FW:中山・高原
  SUB:尾崎・前田・山西・喜多・西
  交代出場:アジウソン→前田(46min)
       服部→山西(68min)
       俊哉→西(76min)
  得点:高原(24min)・高原(58min)・中山(88min)
  警告:山西(90min)
  退場:なし
  シュート:前半10、後半8
  直接FK:前半6、後半9
  CK:前半5、後半2
  オフサイド:前半2、後半2


☆Member (SANFRECCE)
  GK:水谷
  DF:茂庭・三木・レイバット
  MF:和波・貞富・堀・磯崎・田辺
  FW:外池・小松原
  SUB:坂井・西本・以下不明
  交代出場:田辺→坂井(46min)
       小松原→西本(72min)
  得点:外池(52min)・和波(69min)
  警告:なし
  退場:なし
  シュート:前半2、後半5
  直接FK:前半7、後半7
  CK:前半2、後半1
  オフサイド:前半2、後半1


 さて、観戦記です。
 ここ2ゲームばかり大量得点してますんで、調子は上り気味って見てもいいのかも知れませんが、実際のところはあんまり変わっていないんじゃないな?失点の多さがそれを物語っています。

 今日は開始から珍しくプレスをかけていきました。でも、なんかチグハグ。組織的にプレスをかけにいってるって感じがあんまりしない。動きがバラバラなんだよね。
 それでも、攻撃面では何回かいい形を作って、崩して先制しました。攻撃が左サイドにかたよるのが気になります。安藤が良い上がりをしてるのにボールが出ない、カットされる、右サイドを破られる。。。ってパターンが多かったのも気に入らない。前半から結構とばしてたんで、点が取れないと苦しいなあって思ってたんで、1−0でのハーフタイムは取りあえずOKか。

 後半、アジウソンに代わって前田。(アジウソンはゲーム後のセレモニーで足を引きずってました。ちょっと気になります。)でも、この前田の投入はディフェンスのリズムが微妙に狂ってしまったように思えてなりません。
 前半同様、ボールは支配しますが、なかなか決定的なチャンスを作り出せない展開の中、失点。やっぱり、遅れて出てくる選手を掴まえ切れていません。高原のゴールで再びリードするものの、中盤でのプレスが効かなくなり、スペースが出来てきてまずい展開。
 そんな中から、2失点目。ディフェンスの連携の乱れから裏をとられてやられました。前半から右サイド(安藤のサイド)の和波をフリーにしていて気になっていたんですが、ついにやられました。

 その後も攻めることは攻めるんですが、攻守のバランスが悪い。その上、ドリブルで真ん中を割られるクセは何にも直ってない。それでも、何とか点を取りたいジュビロは中盤からの飛び出した福西が倒されて得たPKをゴンが決めて何とか勝ちました。いや〜、気候もゲームも寒い寒い。こんなんでだいじょぶ?チャンピオンシップ。
 

  

ジュビロ 3-2 ベルマーレ