League'98 2nd.stage


【11】1節 vs 横浜マリノス('98.8/22)

 まずはスタメンから。
 ジュビロ。GK-大神、DF -アジウソン・マコ・古賀・山西、MF-俊哉・ドゥンガ・服部・名波、FW-奥・中山。リザーブは、尾崎、遠藤、清水、川口、高原。交代は、70min 名波→清水、 70min 奥→高原、102min 俊哉→川口。
 マリノスサイドは割愛。レフェリー:アルフレド=ロダス。観衆15,300余。

 前半はすばらしいゲームでした。優勝チームにふさわしいゲームでした。ボール支配率はマリノスの方が上だったと思うが、決定的なチャンスを作らせずに凌いでおいて、カウンター気味の攻撃が効いていました。特に、中盤から素早くマリノスのサイドバックの裏をつき、ファーサイドで待つ選手にあわせる。これで2点取りました。まだまだ点を取れるチャンスがありましたが、これを決めておかなかったのが逆転される伏線となりました。

 後半、マリノスはディフェンスをきちんと修正してきました。もともとセンターバックは堅いから、サイドをきちんとすればなかなか破れません。マリノス攻勢のうちにゲームは進みます。20分ころからジュビロは選手交代の準備を始めます。清水・高原が呼ばれています。交代の選手がハーフウェーライン上で準備をする中、山西のOG。この二人はそのまま投入されますが、なんと名波・奥と交代。これが、わからん。奥はまだしも名波を代えたら誰が中盤でバランスを取る。しかも、監督は清水に真ん中でプレーしなさい、と指示したという。とゆーことは左サイドの名波の位置はがら空きに。。。これでバランスが崩れたジュビロは結局最後まで修正が効きませんでした。そのうち足も止まって、突っ立ってる選手が増えてきます。そこへバルディビエソのワザアリの一発。勢いに乗るマリノス。それでもなんとか延長へ。

 延長戦はノーガードの打ち合い状態。組織的なプレーは少なくなり個人技に走ることが多くなります。お互いに動けませんが、ジュビロの方が消耗が大きい。だんだんサッカーにならなくなってきます。延長後半、俊哉に代えて川口投入。って誰がパス出すんじゃい。ドゥンガはバテバテで動けんのんじゃぞ。で、最後は安永に押し込まれておしまい。

 ま、長いシーズン、こおゆうこともあるでしょ。


ジュビロ2ー3v(2-0)(0-2)マリノス》

【12】3節 vs 名古屋グランパスエイト('98.9/5)

 さて、スタメンです。実は、セカンドステージから今までゲートで配布していたスタメン票が配られなくなってしまいました。とっても残念です。
 ジュビロ。GK:大神、DF:古賀・アジウソン・マコ・服部、MF:秀人!・ドゥンガ・俊哉・名波、FW:奥・ゴン。リザーブは、尾崎・遠藤・福西・清水・ノブお。交代:82min・名波→福西、86min・奥→ノブお。Card:マコ・ドゥンガ・秀人。

グランパス。GK:伊藤、DF:石川・トーレス・大岩・中谷、MF:ウリダ・アルー・平野・望月、FW:福田・野口。リザーブ:河野・古賀・浅野・大森・小倉。交代:65min・野口→古賀、78min・中谷→小倉。Card:大岩2(退場)・ウリダ・望月・中谷。

 好調グランパスと不調のジュビロ。ものすごく心配しつつスタジアムに向かった。げんを担いでアウェーユニはやめた。
 前半は立ち上がりからジュビロのペース。立ち上がり2分。右サイドのエンドライン際から、古賀がDFを抜ききらぬ姿勢からのセンタリング。これをニアのゴン・名波が浮玉でつないでファーサイドでフリーになっていた奥がボレーシュート。あっという間の先制劇でした。これで波に乗るか?と思ったものの、グランパスも激しいプレスで対抗。ゲームは緊迫しました。ジュビロはピッチを広く使ってゴール前に迫ります。時折決定的なチャンスを作りますが得点に至りません。とりわけ、ゴンちゃんがどフリーを3本以上外しました。これを決めておけばゲームはもっともっと楽になったのに。でも、このへんががゴンちゃんなんですけどね。。
 奥・俊哉・秀人あたりの動きがいいです。あと、古賀も積極的に仕掛けていっていい感じです。どうやら、グランパスの左サイドを衝く作戦のようです。ところが、名波がいけません。消えている時間が多い。。。
 ボールを支配するジュビロですが決定期に決められず逆襲を許します。35min、フリーキックをトーレスが折り返し、それを野口に蹴り込まれて同点。一瞬の隙をつかれた感じでした。しかし、その1分後。グランパスGK伊藤とトーレス?の連携ミスを衝いて奥がシュート、こぼれたところを俊哉が蹴り込んで2−1。
 前半、このままいけるかな?と思った42min、中谷のドリブル突破を許したジュビロはバランスを崩して守備が崩壊、中谷のクロスを福田にたたき込まれて再び同点。だって、ペナルティアークあたりからの福田のシュートに競ろうとしたのは秀人。CBはどこにいたの?って感じでした。3ゲームで失点7の今のジュビロのDFの不安定さを露呈するまことにおそまつな失点でした。そして、タイムアップ。


 押し気味に進める前半。ボロボロの後半。最近、こんなゲームが大い気がしてやな予感がする後半開始。が、グランパスの攻勢を受けることなくゲームは進む。相変わらずボールの支配率は高いが有効な攻めは少ない。ショートパスが多く、細かいことをやりすぎる。もっとシンプルにいこうよ。攻めにかかろうとしたところでパスカットされてピンチを迎えること数度。あぶないあぶない。
 63min、大岩が名波をラリアートをかますようにして倒してしまう。モットラムレフェリーは流した。が、アドバンテージを見ていたレフェリーは、プレーが切れたところで大岩に対してこの日2枚目の警告。そして彼は退場。相手は10人となったわけだが、先日の名古屋でのゲームでは、後半相手の退場で数的優位になったのに押しまくられたりしたんで、結構心配でした。ま、この日に関しては杞憂に終わりましたが。。。実は相手が10人になってもジュビロらしい攻撃が出来ていませんでした。DFも何かばたばたしている感じで。。。どおもバランスが。。。  そんな中で、74minDFラインをかいくぐって抜け出したゴンがエリア内で倒されてPK。ゲーム前の約束事でアジウソンが蹴ることになっていたらしいが、ゴール裏から「中山中山ゴンゴールゥッ」の大合唱。アジウソンはキッカーを中山に譲りました。ゴンちゃん、これをゴール右隅にゲット。うれしそうでしたねえ。   グランパスも必死の反撃を試みます。数的不利を承知で攻めに来ます。小倉を投入。遠目でよくわからなかったけど結構攻撃に絡んでいた様に思う。40min過ぎからグランパスの怒濤の攻撃。何とか凌いで反撃  正直言って内容はよくありませんでしたが、勝ったことでよし、というゲームでした。大岩の退場がありましたし、第一ピクシーがいませんでした。彼がいたら、今日みたいなゲームでは勝てなかったでしょうね。さらに、ドゥンガセンセが切れなかったのも勝因かもね(^^;

ロスタイムになって、左サイドのノブおにドゥンガがパス、エリア内に切れ込んでの折り返しはDFに当たってゴール正面のゴンの前に、DFをうまくかわしてシュート。GK伊藤の手の先をかすめてゴールネットを揺らしました。これでやっと勝利を確信。ほどなくタイムアップ。いやはや疲れるゲームでした。




ジュビロ4−2(2−2)グランパス

【13】4節 vs ベルマーレ平塚('98.9/12)

 平塚に行って来ました。
 ジュビロのスタメンは、GK:大神、DF:古賀・アジウソン・マコ・山西、MF:服部・福西・名波・俊哉、FW:中山・奥。
リザーブ:尾崎・遠藤・清水・ノブお・高原。
交替:46min山西→ノブお、79min中山→遠藤。

 ベルマーレはスタメンのみ。GK:小島、DF:公文・クラウジオ・三木・高田、MF:田坂・松川・バデア・リカルジーニョ、FW:呂比須・栗原。


 まあ、勝っただけのゲームですね。それはお寒い内容でした。(これはお互いに)コメントするのがめんどくさいようなゲームでした。でも、それぢゃあ観戦記になりませんので、とりあえず。。。。。
 立ち上がりから動きの悪いジュビロ。イージーなミスが多くてなかなかリズムに乗れません。特に山西、古賀、奥。取りあえず、ゲームを支配しているけれど、決定的なチャンスも作れない。足下へのプレーが多すぎて狭い地域でのボール回しに終始してしまう。もっと大きく、そして速くボールを動かさないとDFを崩すことはできまい。どうにも覇気の感じられないゲームです。

 後半になっても基本的には前半を同じような展開。後半の頭からノブおが投入されたが、なかなか彼が活きるスペースが前線に生まれない。また、彼を活かすよなパスを供給することもない。何のためにノブを投入したんぢゃ。
 得点は、まずPKから。右サイドをえぐった古賀が倒されてPKが与えられたが、微妙なプレーで、田坂が執拗に抗議していた。(カードが出たが。。)中山がど真ん中に蹴り込んで先制。5分後、服部のクロスをマコちゃんがシュート、こぼれたところをゴンちゃんが押し込んで2点目。
 ところが、25minころ、DFが振られて決定的な形を作られた。失点を覚悟した瞬間、シュートミスに助けられた。
 2点をリードしたものの、相変わらず、ピリッとしないゲームを続けるジュビロ。コンビネーションが悪く、周囲の動き出しも遅い。サイドを有効に使えない。なんともストレスのたまるゲーム。その上、35min過ぎから運動量が落ちてきてベルマーレのペースとなってくる。

 残り10分近く、ゴンを下げて遠藤を投入。5バックとする。(ノブおの1トップ。)監督は逃げ切りを計った。でも、こおゆう展開で失敗することがままある。ロスタイムにアジウソンがPKを与えてしまう。いや〜な予感がしたが、この1点だけに押さえてなんとか逃げ切った。

 しかし、ひっどいゲームだった。評価できるのは俊哉と服部くらいかな?最近、どーも名波がヘン。というより今日はみんなヘンだった。チーム内に何かあるんぢゃないか?


《ジュビロ2ー1(0ー0)ベルマーレ》

【14】6節 vs ヴェルディ川崎('98.9/19)

 ファーストステージで苦杯を嘗めさせられたヴェルディ。かつての強さはないが○○っても鯛、だと思う。

 ジュビロのメンバーです。
GK:大神、DF:古賀・マコ・アジウソン・服部、MF:ドゥンガ・福西・名波・俊哉、FW:中山・奥
R:小林・遠藤・秀人・ノブお・高原
交替:31min・ゴン→ノブお、80min・ドゥンガ→秀人、86min・奥→高原。

 ヴェルディです。
GK:菊池、DF:長田・柱谷・米山・中村、MF:菅原・北澤・ラモス・山口、FW:前園・カズ。
R:本並・山田・三浦・石塚・玄。
交替:22min・カズ→玄、64min・長田→山田、70min・前園→石塚。


 前半は、中盤での潰し合いから始まった。まあ、コンパクトなサッカーと言えば言えなくもない。ただ、互いにゴール前まで迫るシーンが少なく盛り上がりに欠ける。淡々とゲームは進む。
 ジュビロはパスミスが多く冴えない展開。おまけにゴンちゃんが負傷退場。(肉離れ?)それでも、25min過ぎあたりからパスが回るようになり、1タッチ・2タッチでポンポン回してゴール前に迫るシーンもみられるようになってきた。が、相変わらずシュートまでいけない。たぶん、前半のシュートは1〜2本。
 一方のヴェルディ。昔日の輝きは何処へ?攻めに全く迫力がない。全般に運動量が少な目。特に中盤の動きが少ない。それでも、前半はジュビロの右サイドを何回か突破してチャンスを作っていた。このうちに1つでも決めていたら展開は変わっていたか?互角のままハーフタイムへ。

 後半にはいると、ジュビロの攻勢が始まる。開始早々の福西のヘッドに始まってシュートの雨を降らせる。ヴェルディファンには申し訳ないが、地力の差が出始める。パスが面白いように回ってゴールに迫るが。。。シュートが決まらない。ワクに行かないシュートが多すぎる。特にノブおくん。ドゥンガ先生もフリーのシュートをハズしたり、奥が空振りしたり。いや〜なムードが漂い始めた64min。奥がPエリアに切り込んでゴール前に流し込む。相手DFの足先に当たってコースが変わったボールを俊哉がたたき込んで先制。最近の俊哉は非常にいい。今日も、運動量が不足がちな中盤で右に左に顔を出して起点を作っていた。
 1点取ってしまえば勝てる。そう思ってみていたが、先制後はちょっと一休みっていう感じで、攻勢がやんでしまったが、そのうちヴェルディが電池切れを起こして中盤がスカスカになってくる。こうなるとパスは回し放題なんだが、ジュビロの中盤もチェックが甘く、速攻からゴール前に迫られるシーンが出てくる。が、この日の最終ラインは安定している。やはり、アジウソンは頼りになる。
 後半は比較的安心して見たいた。セットプレーさえ気をつけていれば、流れの中から点を取られる気がしなかった。
  結局、1−0で終わったが、後半はヴェルディを圧倒。ファーストステージの借りはきっちり返させていただいた。ただ、シュートの雨を降らせたにもかかわらず、得点は1。ちょっと寂しいぞ。4〜5点くらいぶち込んで欲しいものなのである。バランスも取れていたし。。。最後の詰めがねえ。。。
 やっぱり、ドゥンガが入ると攻撃にメリハリができますね。ただ、この日のドゥンガがいまひとつ調子が良くなかったです。パスミスが多く、ドゥンガらしくないプレーが多かった。ノブおくんも今ひとつ。自分で勝負にいかなくちゃ。FWなんだからねえ。名波も後半の後半は電池切れ。しかし、この日は暑かった。(ゲーム開始時に29度)お疲れさんでした。取りあえず、今ステージ初の完封ゲームです。


《ジュビロ1ー0(0ー0)ヴェルディ》

【15】8節 vs ジェフユナイテッド市原('98.9/26)

   結果だけを見ると圧勝したように感じますが、とんでもない。難しいゲームでした。

 それでわ、スタメン。GK:大神、DF:古賀・マコ・アジウソン・服部、MF:ドゥンガ・福西・名波・俊哉、FW:ノブお・奥。リザーブは、尾崎・デジマール・喜多・清水・高原。交替、66min:ノブお→高原、75min:ドゥンガ→喜多。

 ジェフは、GK:下川、DF:中西・山口・スコルテン・茶野、MF:野々村・酒井・横山・  武藤、FW:広山・武田。リザーブは、白井・鈴木・栗原・ビングリー・金。


 さて、立ち上がりは素晴らしかった。開始わずかに1分の先制。ドゥンガ→名波→福西と繋いで抜け出した奥がシュート。見事な攻撃でした。その後10分くらいは、前節のヴィッセル戦を思わせるような素早いパス回し。何度も決定機を迎えるも追加点が取れません。これが、ゲームがもつれる伏線でした。
 そのうちにジェフがペースを掴んできます。中盤を簡単に繋いでサイドを使った速い攻撃で何度もゴール前に迫ります。ジュビロは相手FWを捕まえきれてない。クロスの精度が低く助かりましたが、あぶない場面が増えてきます。ジュビロは中盤で雑なパスを繰り返しペースが握れません。ま、ジェフも中盤でのマークを厳しくするなど、きちんと修正してきましたけどね。
 結局、このまま前半終了。しっかし、この日のノブおくん、よくなかったです。「そこわ勝負だろお!」「シュートだろおぉ」って場面がたくさんありました。この日はドゥンガからノブおを活かそうとするパスが数多く出ていましたが、これを活かすことができません。ボールのもらい方が下手。とはよく言われることなんですが、この日はそれを実感してしまいました。


 実は、この日は9月下旬とは思えないほど暑い日でした。キックオフされた14時の気温は29度。そのせいもあるのかどうにも選手の動きが鈍い。周りの選手の動き出しが遅く、ボールの出しどころがなくパスが滞りがち。結局、無理に出したパスをカットされるって展開が続く。
 2失点は、いずれも速攻から。1点目は、素早いリスタートから。一瞬の隙をつかれて、タテに放り込まれて失点。広山のシュートは大神の股間を抜けていきました。ん〜、広山は良い選手ですね。公文式やってたからか?
 奥のヘディングで突き放したのもつかの間。(奥、ハットトリック完成)ゴールキックからのボールをつながれて、簡単にウラに放り込まれて、アジウソンも振り切られて、広山の2点目。アジウソンは足の具合が悪いためなのか、一瞬の速い動きについていけません。(膝の裏側の靱帯が切れたままという話です。)それにしても、あまりにも簡単にDFラインが破られます。ま、これはDFラインだけの責任ではないでしょうが。。。タテに放り込まれるパスの出所をきちんと抑えなければ。。。ドゥンガが上がりっぱなしになって中盤のバランスが崩れてしまっていた。
 しかし、このあと途中出場の高原が3点取るなんて誰が予想したでしょうか?ドゥンガがさがり喜多が投入された結果、中盤のバランスが取れるようになってきました。ボールの周りがスムーズになってきてペースを握り始めます。そして、高原の1点目。中盤から出たボールを名波がヒールで落としたところに走り込み、フェイントでDFをかわして右隅にシュート。見事なシュートでした。ところが、高原クン、ニコリともしません。2点目もあざやか。センターサークル付近から奥が右前方の古賀へ、古賀がダイレクトで左前方のスペースへ出すと、飛び出してきたキーパーの頭越しにループ。3点目はロスタイム。マコちゃんからのロングフィードに古賀が走り込んでエンドライン付近まで持ち込んでマイナスのセンタリング、これを高原が難なく蹴り込んでハットトリック。

 ジェフは、4点目となる高原のゴール以降は集中がきれてしまいました。終わってみれば大差がつきましたが、実際にはハラハラドキドキの展開。結局、攻撃力の差が出た形となりましたが、ジェフにマキがいたらどおなっていたことか?
 ところで、古賀君。ほんとに良い選手になりましたね。2〜3年前の彼と比較しても格段にうまくなってます。デジマール必要だったの?ところで、ジュビロのスタメンのフィールドプレーヤーで点を取っていないのは古賀だけだそうです。最後は古賀に点とらせてやれーって思ってました。高原に出した6点目のアシストの時、自分でうっても良いのになあって思いました。





《ジュビロ6ー2(1ー0)ジェフ》

【16】10節 vs セレッソ大阪('98.10/14)

 リーグ再開の緒戦です。ホームにセレッソを迎えての対戦です。
R:ロダス  例によってスタメンから。
 GK:大神、DF:古賀・マコ・喜多・服部、MF:ドゥンガ・福西・名波・俊哉、FW:ゴン・奥。R:尾崎・デジマール・良香・清水・ノブお
 交代は、85min 俊哉→清水

 セレッソは、GK:下川、DF:木沢・堀池・ペリクレス・橋口、MF:ピンタード・森島・西谷・悟。FW:黄(ファン)・西澤、R:勝矢・白井・堂森・横山。(以外は不明)
 交代は、46min 西谷→白井、68min 木沢→堂森、77min 橋口→横山


 結果から見れば快勝。しかし、内容はそうよくはなかった。
 前半開始から激しくプレスしてくるセレッソに対し、素早いパス回しで対抗するジュビロ。一進一退の中で、カウンターからピンタードに決定的なシュートを打たれる。大神がフィスティングで辛くも逃れたが、バランスを崩した危ない場面だった。さらに、黄もGKと1対1に。大神が飛び込んで事なきを得た。
 ジュビロは中盤は支配するものの、最終ラインをがちがちに固められ、シュートまでいけない。2度目の決定的なピンチを大神の身を挺したプレーで防いだあたりからジュビロにもチャンスらしいチャンスが増えてくる。が、今度はシュートが枠にいかない。このまま0−0で前半を終わるのかな?と思い始めた38min、右サイドを中山が突破して上げたセンタリングに俊哉が飛び込んでボレーシュート。鮮やかな速攻で先制。
 喜多くん、ちょっと緊張気味で危なっかしい場面が目立った。特にパス出しに余裕がありません。


 後半は、終始ジュビロのペース。ところが、チャンスを確実に決められない。自分たちでゲームを難しくしている印象である。特に、今日のゴンちゃんは決定率が低かった。(今年が特別凄すぎるってハナシもある。)ただ、前半はまるでできていなかったゴンちゃんのポストプレーができるようになってペースを掴んだんですけどね。
 待望の追加点はそのゴンちゃんでした。右サイドのドゥンガからのセンタリングを名波がシュート、DFにあたって浮いたところを詰めていたゴンが蹴り込んで2点目。ちょっと難しいシュートだったと思いますが、GKと1対1を外して、難しいシュートを決める。ん〜ゴンちゃん健在です。(笑)  実を言うとこのあとカウンターから危ない場面を招きましたが。。。セレッソのシュートはことごとく枠をはずれました。助かりました。
 3点目は清水。中盤でボールをもらいドリブルを始める。奥とゴンが外に開く動きをすると真ん中がぽっかり空きました。そこにするするっと入り込んでいってミドルシュート。20mくらいはあったかと思います。意表をつくシュートでした。お見事。ドゥンガ先生喜んでました。そのドゥンガ先生、怒鳴り散らしながらも、今日はよく動き回ってました。ちょっと上がり気味の位置であったのが気になりましたが。。。涼しくなって動けるようになってきたか?



《ジュビロ3ー0(1ー0)セレッソ》

【17】12節 vs アビスパ福岡('98.10/21)

 最近、ゲームの度に雨です。
 さて、メンバーです。GK:大神、DF:古賀・マコ・喜多・山西、MF:ドゥンガ・名波・俊哉・服部、FW:ゴン・奥。R:尾崎・デジマール・秀人・清水・ノブお。
 アビスパは、GK:塚本、DF:西ケ谷・ボージョヴィッチ・岩井・久永、MF:西田・久藤!・石丸・フェルナンド、FW:山下、デュカノヴィッチ。


 前半は、ほぼ互角の展開。アビスパは中盤からよくプレスをかけてコンパクトなサッカーを展開します。開始から10分ほどはアビスパのペースでゲームが進みます。両サイドバックが上がったウラを狙って、サイドから度々いい形を作られます。右サイド(アビスパの)で久藤が良い動きをしていました。一方、ジュビロはパスミスが多くなかなかチャンスが作れません。相変わらずのショートパス攻撃で、足下に繋ぐばかり。。。動き出しが鈍いです。それでも、点を取ってしまうのは勢いの差なのか?22min、古賀のシュートをGKがはじいてこぼれたところを奥が蹴り込んで先制。2点目はオウンゴール。古賀のセンタリングが西ヶ谷のつま先にあたってインゴールへ。。。実は、先制した後も、相変わらずリズムがつかめず一進一退を繰り返していたときだけに値千金のオウンゴールでした。3点目はゴンゴール。ニアサイドに点で合わせるゴンちゃん得意のプレーでした。で、このまま終わるかと思えば、42min、デュカノヴィッチにお土産を渡してしまいました。一瞬のスキから真ん中を割られてのゴールでした。得点は3−0となりましたが、アビスパは、コンパクトでプレスの効いたいいサッカーをしていたと思います。

 後半、立ち上がりはまたまた攻め込まれます。どおも、ジュビロのディフェンスラインは不安定です。今一連携が取れていません。やっぱり、喜多が不慣れなせいなのか?彼のプレーは危なっかしい。信じられない凡ミスを連発。ゴール裏の客から飛んだ声を大神の声と聞き違えてスルーしたのか?としか思えないような凡プレーがありました。ドゥンガ先生に度々怒鳴りつけられてました。(当然!)秀人を使え。秀人を。
 ジュビロは後半半ばくらいから中距離パスを多用するようになり、アビスパの両サイドを切り崩したり、真ん中を割ったりと、やっとらしい攻撃ができるようになってきます。これは、たぶん、アビスパの運動量が落ちて、中盤でのチェックが甘くなったためでしょう。ゴンがDFの真ん中を割るスルーパスに反応して自身2点目。奥がゴール前の混戦から自身2点目。最後は、交代出場のノブおのゴール。今日は積極的なプレーが目立ちました。普段の彼なら切り返すか、後ろへ戻してしまうところを勝負してシュート。GKの狭いサイドをぶち抜いてゴール。周囲からは、「ほ〜おぉ」って声が。。。

 しっかし、ジュビロのサイドバックは攻撃が好きだね〜。どんどん上がる上がる。ついでに引いてこない。名波やハットがカバーに走り回る。。。。。山西〜、速く引いて来いよぉ。。。デジ(交代出場)も同じだ。守備しろよ。守備をよ。


 スコアだけ見たら圧勝。でも、内容は良くない。パスの精度が低すぎる。ミスが多いし。。。もっと、長めのパスを正確に繋ぎたいですね。できないことではないですよ。1stステージでは出来ていたんですから。しかしこのディフェンスでは、上位のチームには勝てません。3点くらいはぶち込まれてます。


《ジュビロ6ー1(3ー1)アビスパ福岡》

【18】14節 vs 清水エスパルス('98.10/31)

   良い天気だったなあ。今日はNHKの地上波での中継だったんで、みなさんご覧になったことと思いますので、観戦記は簡単に済ませます。(笑)
 さて、スタメンです。GK:大神、DF:古賀・マコ・秀人・服部、MF:ドゥンガ・名波・俊哉・福西、FW:ゴン・奥。リザーブは、:尾崎・喜多・山西・清水・ノブお。

 エスパルスは、GK:真田、DF:斉藤・森岡・西澤、MF:安藤・サントス・大榎・戸田・アレックス、FW:伊東・オリバ。リザーブ:羽田・和田・沢登・長谷川・石田。


 この日のジュビロは気合いが入っていました。チェックが厳しい厳しい。中盤から激しくプレスをかけてエスパルスの攻撃の目をことごとくつぶしていきました。前半からこんなに飛ばしちゃってダイジョブってほどのプレスでした。ボランチの二人がうまく機能したためもあってDFは安定していました。マコチャンのスペースへのカバーは流石だし、秀人も久々のCBを無難にこなしていました。喜多より数段安定しています。今のアジウソンなら秀人の方が安心して見ていられます。エスパルスのFWに仕事らしい仕事をさせませんでした。

 攻撃ですが、やっぱり、ドゥンガ・奥・俊哉・名波の4人が揃うと美しいパス回しができますね〜。奥は運動量が多くてよくボールに絡んでました。ドゥンガもこの日はキレることなくプレーを続け、MOMをもらってました。


 さて、この日唯一の得点となったゴンのPKとなった俊哉のプレーは非常に微妙なプレーでした。西沢は俊哉に触れているように見えますが、ファウルを取るほどのプレーだったかどうかは、生で見たときも、TVのニュースの映像でもちょっと判断が難しいプレーのように見えました。ただ、レフェリーの田辺氏は自信を持ってPKを宣告しました。ですから、ファウルだったということですが、もしわたしがエスパルスのファンだったら怒ると思いますね。この日の田辺レフェリーのジャッジは基準が一貫していなかったようにも思いました。どちらかに有利な笛だったということは、なかったと思いますが、ちょっと基準が曖昧だったように感じました。


《ジュビロ1ー0(0ー0)エスパルス》

【19】16節 vs 柏レイソル('98.11/7)

  まずはスタメンです。GK:大神、DF:古賀・マコ・秀人・服部、MF:ドゥンガ・名波・俊哉・福西、FW:ゴン・奥。リザーブは、:尾崎・喜多・デジマール・高原・ノブお。なお、柏側は割愛。

 4−0で勝っていながらなんですが、今ひとつですね〜。エスパルス戦・アントラーズ戦に比べれば一目瞭然、モティベーションが下がってしまうとこの程度のパフォーマンスなのかなあ、って印象です。プレスは甘いし、パスミスは多いし、カウンター対策も甘いし。ストイチコフがいたら2〜3点ぶちこまれていたかもね。。。それでも勝てるんだから文句言っちゃあいけませんけどね。


 前半開始早々はレイソルのペース。中盤をシンプルにサイドからの攻撃。ジュビロのSBの上がったウラを狙う攻撃は意図がはっきりした良い攻撃だったと思う。ただ、決定力に欠けたことと、最終局面でのジュビロのDFに防がれてしまった。
 ジュビロはいまひとつパスが繋がらない。。。ただ、先制点になった攻撃は見事だった。相手ボールをカットした俊哉がドリブルで突っかけディフェンスを引きつけて、右サイドを上がってきた奥にパス。ニアに走り込むゴンちゃんに吊られるディフェンス。奥のセンタリングはファーに流れた俊哉の頭にドンぴしゃ。


 後半ははじめレイソルペース。ジュビロは相変わらず動き出しが遅く、寄せも甘い。選手を交代して流れを変えなきゃと思い始めてしばらくして高原を投入。名波がアウト。これでジュビロはペースを掴みます。レイソルの運動量が落ちたためもあるのかボールが回るようになります。で、67min、左サイドの服部からのクロスが右サイドの古賀へ、古賀がこれをダイレクトボレーするとボールは南の頭上を越えてゴール右隅に。。。これってシュートだったのかなあ。おいらには折り返しのボールに見えたんだけど、高原に合わせるボールのように。ま、これで古賀の2得点目。ドゥンガがめちゃめちゃ喜んでました。
 そして、おまたせゴンゴールは73min。俊哉からのスルーパスを落ち着いて流し込んで4−0。さらに終了間際にさらにもう1点。ゴンちゃんがゴール裏に向かってパフォーマンス!と、思ったらこれはオフサイド。後でTVのニュースを見たら、パフォーマンスを済ませた(笑)ゴンちゃんが向き直って、「え、ノーゴール?オフサイドなの?」って顔してる姿が映されてました。

 で、このままタイムアップ。ロスタイムはほとんどありませんでした。


 
《ジュビロ4ー0(2ー0)レイソル》