【7】11節 vs 川崎フロンターレ(2008.5/06)
スタメンは以下の通り。
GK:能活
DF:大井・田中・加賀
MF:駒野・上田・犬塚・西・村井
FW:山崎・万代
R:松井・俊・船谷・松浦・名波・前田・中山
主力が大幅に抜ける中をどこまで出来るか?川崎相手にこのメンツでは厳しいことは承知の上だったが、予想以上にやられた。
立ち上がりの10分、先制するまでは人もボールの動いてアグレッシブだった。が、そこまでだった。今日のゲームは。前からきっちりプレスされると何も出来なくなってしまうのはデフォルトだな。そして、セットプレーから失点するのもデフォだ。
磐田には3つ目の動きがない。川崎にはできていて磐田にはできていない。判断のスピードも遅い。もちろん、回りが動いていないために出すところがないというところもあるだるだろう。ボランチ二人の判断が遅いからビルドアップに時間がかかって川崎はきちんと陣形を整えてしまう。特に犬塚の判断が遅かった。力不足の感がぬぐえない河村が先発する理由が分かろうというものだ。彼しかいないのだよ。
それでも前半はサッカーになっていた。後半立ち上がりのセットプレーからの失点で相手にリズムを与えたことが大敗の予兆だった。その後は運動量が落ちたこともあって面白いように裏を取られ、フリーで走り込まれ次々に失点した。なんでああも逆サイドがガラガラになるのか?
失点はDFラインだけの責任ではないが、川崎の攻撃陣を止めるには脆弱すぎた。健太郎は不安定なプレーを連発するし、加賀のポジショニングもびみょーだったし、マコもリカバーし切れていなかった。
攻撃に関してもいつもの課題がまるで解消されていない。2トップのポストプレーが絶望的にダメ。萬代のトラップは・・・。全く収まらない、落とせない、叩けない。さらに山崎ともどもウラへ抜けようとするばかりでパスの出してと全く合っていなかった。ジウシ不在の影響が如実に現れていた。後半途中から前田が入ったが流れを引き戻すところまでは行かなかった。もちろん、前述の二人よりははるかにちゃんとポストが出来るんだが、回りの選手がすでに電池切れで動けていなかったから。
とはいえ、ボランチにしてもCBにしても、現状では彼らしかいないのだから、なんで彼を使うんだと言ったって仕方がないのだろうと思う。下位チームには通用しても上位チームには通じない。今や磐田はそう言うチームなんだから、もし上位を狙うんだったら中断期間に補強に動く必要があるだろう。どこを補強するかなんて言わずもがなだ。
ジュビロ 1ー4 富士通海豚隊
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