【21】32節 vs川崎フロンターレ(2007.11/18)
中山 前田
船谷
丸木 太田
犬塚 エン
大井 田中 加賀
能活
R:松井・秀人・岡田・村井・中島・松浦・林
前半
立ち上がりから積極的に仕掛けてリズム良い攻めが出来た。5分、高い位置で奪ったボールを前田がシュートするも枠の外。互いに仕掛け合うスリリングな展開となっている。磐田は中盤での動きがよく何度となくパスカットから良い形を作っている。前に行こうという意識が高く、有効な縦パスも入っている。12分にはCKから決定的なシュートを打つも、これまた枠の外。
ところが、21分ジュニーニョに中央を割られて失点。個人技でやられたが、もっと束際を厳しく行かないと止められまい。失点したものの磐田は攻めの姿勢を崩さない。左右ともに形が出来ているだけにフィニッシュの精度が低い点が残念。
30分を迎える辺りからパスミスが目立ち始め攻めのリズムが悪くなってくる。川崎はピッチを広く使って巧く攻めてくる。42分、ニアに飛び込まれて失点。何ともあっさりと失点するのが歯がゆい。ここでもマークに付きれていない。そのままハーフタイム。
後半。
再び磐田の攻勢。48分、船谷の決定的シュートはGKに弾かれる。磐田は前戦からの動きが戻ってきてボールも良く回る。左からも作れるようになってくる。
60分、中山→林 そして、
63分 前田
オウンゴールにも見えたが前田の得点とのアナウンスだった。ここから俄然磐田ペース。中盤を圧倒して攻め込む。が、何とも前に急ぎすぎる気がした。ペースを握りながら点が取れな次時間帯が続き、少し前にかかって危ないかなあと思った矢先の78分、カウンターからジュニーニョにDFがぶっこ抜かれて失点。これも個の力でやられた。残念ながらこれでゲームの行方は決まってしまった。
85分 丸木→村井
選手交代も奏効するところ無くこのまま押し切られた。
まぁ、結局のところ個の力にやられてしまったゲームだった。FWの決定力がその最たるものだ。個人で打開できるFWが一枚いればもっと戦えたと思う。実際、シュートは川崎を1本上回る16本打っているんだから、決定的なチャンスを確実に決めておけばもっと戦えた。中盤はともかく、DFラインも、てこ入れしないと来年は厳しいと思う。もちろん、個の力に組織の力で対抗するのが王道であるわけだが、これも残念だが今の磐田にはかつてのような組織力は、ない。総合的なチーム力で川崎の方が上だったということだ。悔しいが、強豪相手に善戦する弱小チームのようだったよ。
もっとも、この日のゲームは主力級が相当数いなかった(カレン・上田・鰤塩・茶野・成岡)ことを考えれば、結果はある程度は受け入れられるものではある。負けたとはいえ、積極的に仕掛ける意識が高く、川崎に真っ向勝負を挑んだ上での結果だから、これは今後に活きるはずだ。太田も今日は仕掛ける意識が高かった。犬塚はサイドで使うよりボランチで使った方が良い仕事をすることも収穫じゃないかと思う。
ジュビロ 1ー3 川崎富士通隊
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