【16】26節 vsガンバ大阪(2006.10/07)
スターターは以下の通り。
可憐 前田
康太 太田
鰤塩 菊地
服部 マコ 大井 秀人
能活
序盤から激しい仕掛け合うが次第にガンバがリズムを掴むようになる。さすがにガンバは中盤での繋ぎが上手い。ダイレクトで繋いでゴール前まで運んでくる。もっとヴァイタルで厳しく行かないとやりたいようにやられてしまう。
ところが、先制したのはジュビロの方。右サイドからのクロス(太田)に中で2枚、ファーに1枚詰めたが真ん中にいたカレンの頭にドンぴしゃ合った。カレン自身もビックリの先制ゴール。
その後はガンバの圧倒的なポゼッションの前に押し込まれるジュビロ。中盤でセカンドが拾えないのが苦しい。それでも、サイドを上手く封じているのでDFのズレが少なく何とか持ちこたえている。そして、時折効果的なカウンターを繰り出すことも出来ている。中盤で勝てていないので長いボールを前戦に送ることが多いがあまり有効とは言えない。ボランチの二人が時折しゃかりきにドリブル突破するのが何とも・・・。しかし、鰤塩は攻守に効いている。ガンバは後ろで組み立てるときの横パスを狙っているのが分かると思うんだが、時折ミスから奪われてピンチを招くのも何とも・・・。
圧倒的にガンバのリズムなのにジュビロに追加点が入ってしまう。38分、ゴール正面やや左よりのペナに入ったあたり、鰤塩がシュートに行くと見せかけて、左前に入り込んでいた康太にパス。これを康太は右足でコントロールショット。右隅に決まった。
2点を取ってはいるものの、前半は終始ガンバのペースだった。それでも2列目からの飛び出しにはついて行けているし、2トップに決定的な仕事させていない。しかし、ガンバの圧倒的なポゼッションに縦に速い攻めで対抗するジュビロなんて時代は変わったもんだよ。強豪チームに対抗する下位チームの戦術だもんね。
後半
46分 可憐→船谷
前田の1トップとなる。この選手交代は謎。カレンは点を取っているし、ディフェンスにも十分に貢献しているのに何故下げたのか?確かに、中盤から後ろのディフェンスという点ではこれもありだったろうと思う。実際、遠藤に直接FKをぶち込まれるまではバランス良く守れていた。ただ、攻撃に関してはほとんどノーチャンスになってしまった。ジュビロは守りきれるチームじゃないのよ。攻めの姿勢を持つことで結果的に失点を防げる。
ガンバ全開の攻め。ほとんどハーフコートでゲームが続く。ジュビロは攻めにスピードがなくなってきた。前田が激しくマークされ形ができない。それでも、太田が抜け出してクロスバーにあたるシュートがあった。公式によると後半のシュートは3本だけらしい。ラインを下げ過ぎてイヤな時間帯が続く。立て続けにCK。そして、
70分 失点(遠藤)
74分 鰤塩→犬塚 犬塚は中盤の右サイドに。3バックにしたように見えた。3ー4ー1ー2って感じ。中盤ルーズになってきた。攻め込まれっぱなしでフォーメーションがワケわかんなくなってきているのは、中盤がマンマークのせい?
ジュビロは攻撃の形ができないでなおも苦しい時間帯が続く。ピンチのてんこ盛りじゃあ。
88分 太田→茶野
90分 失点(シジクレイ)
茶野が入った直後に失点。マークが混乱していたところでやられてしまったよ。ガンバ怒濤の攻撃。逆転負けを覚悟したワケだが、決勝点を取ったのはジュビロ。
92分、カウンター攻撃から犬塚がドリブルで突っかけてペナに侵入。パスと見せかけて、さらに縦に突っかけゴールライン付近までえぐってマイナスのパス。そのパスを前田がGKの鼻先で触ってゴールに流し込んでチーム3点目!程なくタイムアップ。そんな劇的にしなくてもいいんだけど・・・。
内容的にはガンバのゲームだったね。中盤の構成力といい、前線でのタレントといい、ガンバは強いよ。ジュビロは個人、特に最終ラインの選手のがんばりで何とか勝利を得た。と、同時にどーよこの決定力。シュート8本で3点。ショットオンゴールは5本だからね。いや〜、中位力全開のゲームだったよ。
鰺さんは勝ったにもかかわらず不満なようだ。意図したゲームが出来なかった模様で納得がいっていない様子。『カウンター攻撃が個人技に走りすぎて組織的ではなかった。』なんて言っている。攻撃のことばっかり言ってるけど、守備もシステマチックとは言えないような気がするのは俺だけ?
ジュビロ 3ー2 大阪脚組
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