【5】8節 vsサンフレッチェ広島(2006.04/16)
スターターはこんな感じ。
前田
成岡
船谷 太田
鰤塩 福西
服部 キム マコ 秀人
能活
R:松井・大井・ 茶野・ 村井・名波・カレン・中山
主審 穴沢努 副審 上荒敬司 平野伸一
前半
いきなりの得点。左サイドで起点を作って右に大きくサイドチェンジして太田に。太田はオーバーラップしてくる秀人に流す。秀人が中に送ると、そのボールがそのままファーサードのネットを揺らした。まだ1分経ってなかった。シュータリングってヤツだな。(笑)
これでかなり楽になった。ただ、ここから暫くは広島の攻勢が続く。後れて出てくる選手をきちんと掴まえないと決定的な形を作られてしまう。互いに中盤は厳しくきている。
広島はパスワークで崩していこうとしている。ヴァイタルエリアまでは進んでくるがそこからの展開が手詰まりな感じだ。広島のペースでゲームが進むが決定的な形を作られることはない。何か悪いときのジュビロを見ているようだ。
一方のジュビロも前線の動きが薄く、前田に上手く入ってこない。それでも、右サイドは太田と秀人がうまいコンビネーションで時折いい崩しをしている。特に太田が効いている。
と、20分、中盤でボールを貰った太田がそのままドリブルを仕掛けると、するするっとゴール前へ。エリアの少し外側から右足を振り抜くと、ボールはGKの手をかすめてネットに吸い込まれていった。早い段階で2点目を取るのは今季初。
しかし、30分を過ぎるあたりからぐだぐだしてきた。早くも運動量が落ちてきたか?って感じの動きの少なさ。前がボールを引き出す動きをしないと形にならない。
右に対して左サイドは全く機能していない。押し込まれて再三クロスを上げられている。後半にかけてここは手当をしないと。ただし、クロスが上げられても、高さにはキムが効いているためにそんなに心配はしていない。
後半
立ち上がりから広島が前に出てきた。相変わらず左サイドがやられている。54分、船谷を下げて村井を投入。これで左サイドがどうなるか。この時間帯、広島の決定機が決定的な形を作ってくるようになる。1〜2本決定的なシュートを打たれた。が、シュートは枠外。
この流れの悪い時間を凌ぐと、次第に村井投入の効果が出てきた。左サイドで勝てるようになって、こちらのサイドからも攻められるになった。
60分、中盤がややルーズになってきて両チームが激しく攻め合う。ただ、ジュビロはカウンター攻撃が形にならないのが苦しい。ポゼッションは広島だが、広島の攻撃はジュビロのDFラインの前で回すばかりで選手が動かず、裏を取る抜けるやスペースを作る動きがないため中盤を含むDFブロックが崩されることはない。時より上がるクロスも余裕を持って跳ね返す。
84分、成岡→名波。85分、前田→中山と立て続けに選手を代える。そして、追加タイムに入った
92分、右サイドで起点を作った太田が名波とのパス交換で真ん中に入ってきて、さらに左サイドに流れながらシュート。これが決まって3−0。その後、しばらくしてタイムアップ。今季、ホーム初勝利。MOMは文句なしで太田。
最後に一言。快勝には違いないが、ジュビロがどうこう言う前に広島の出来が悪すぎたような気はする。
ジュビロ 3ー0 紫熊
|