【16】5節 vs鹿島アントラーズ(2004.9/18)
前半終わって勝ったと思ったケドね。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:滝 弘之
R:上川 徹
AR:柴田・名木
S:村上
会場:静岡スタジアムエコパ
天気:曇り
気温:27度(推定)
観衆:28,679人
☆Member(Jubilo)
GK:佐藤
DF:秀人・田中・山西
MF:河村・福西・服部・俊哉・名波
FW:中山・前田
SUB:岩丸・菊地・森下・成岡・西野
交代出場:福西→菊地(58')、名波→成岡(73')・藤田→森下(90')
得点:福西(19')、藤田[PK](23')、中山(43')、前田[PK](47'+)
警告:福西(25')、河村(44')、前田(45',65')、服部(75')
退場:前田[累積](65')
シュート:9
CK:5
☆Member (鹿島アントラーズ)
GK:曽ヶ端
DF:内田・金古・大岩・石川
MF:フェルナンド・中田・小笠原・新井場
FW:鈴木・野澤
SUB:小澤・本田・青木・深井・バロン
交代出場:石川→本田(53')・深井→野澤(73')フェルナンド・バロン→(75')
得点:鈴木(18',76'[PK],85')・金古(81')
警告:鈴木(19')、金古(45')
退場:なし
シュート:13
CK:8
負けが混んでいるとこんなもんなのかな。それしにしても前半と後半が違いすぎ。
前半、開始早々はアントラーズの早い仕掛けにとまどって何もしないうちに失点してしまうものの、徐々にペースを握るようになる。前線の中山と前田がうまくボールにからんでリズムを作ることができた。落としたり、キープしたり、裏へ抜ける動きを見せたりで中盤とのつなぎも二人のコンビーネーションも良かった。2トップがうまくボールをつなげるんで2列目も前を向いてプレーが出来るので組み立てに余裕が出来る。中盤のフォローも速く次々とチャンスを作り出す。この日は今までと違って、少し長めのボールを使うことが多かった。得点の場面は長いボールが有効に使えていた。
ディフェンスに関しても、久しぶりに寄せが速く厳しいチェックが出来ていた。ここ2〜3試合続いていたちぐはぐなプレスではなく、周囲と連動してうまく囲い込んで攻撃の芽をつみ取っていた。プレスが効いていたためにインターセプトも多く、しばらくお目にかかったことの無かったカウンタ攻撃も見られた。ともかく、人もボールも良く動いて良いサッカーが出来ていた。ただ、飛ばしすぎの感があって一抹の不安もあったが、3点差あるから負けることはあるまいと思いつつハーフタイムへ。
後半。開始から15分までは、アントラーズが攻勢に出るも余裕を持って跳ね返すことが出来ていた。アントラーズは前半の半ば過ぎから長いボールをディフェンスの背後(特に山西のサイド)に放り込んで、サイドからクロスを放る攻撃を繰り返していた。クロスボールに対する対応がちょっと不安だったが何とかなると思っていた。
ところが前田の退場で状況が一変した。この日、前田は前線の基点として非常に機能していた。その前田が居なくなってしまい、ジュビロは攻撃のリズムを失い全く防戦一方になった。パワープレーで押しまくるアントラーズに中盤とDFラインがずるずると下がり、さらに連携を失い失点を重ねる。さらに足が止まって寄せが甘くなる。気づけば同点。最後は踏ん張って逆転は免れたが後味の悪いドローだった。
とはいえ、何もさせてもらえなかった前節に比べれば遙かに内容のあるゲームだった。前田の退場までとは言え、チームはプラン通りに戦って4点を取った。後は、これを90分続けられること。さらに交代で出た選手たちがいかにバランスを崩すことなく戦えるかと言うことだ。このゲームで途中出場した菊地にしても成岡にしても、まだまだレギュラーメンバーを越えるものではない。
しかし、中山の動きの質はまだ健在だ。前田とのコンビネーションも良かった。今日のゲームで曲がりなりにも戦えたのは中山の力による所も大きい。(もちろんその片割れである前田も)久しぶりに出場した河村にも注目してみてみた。右のアウトサイドとしての出場で、守備の祭には4バックの右SBのような働きもしていた。前半は攻守に良かったと思ったが、後半は少し消極的なり攻撃できなくなってしまったのが残念。少し気になるのがDFライン。クロスボールの対応が曖昧でフリーにし過ぎ、もっと厳しく行かないとこれからもやられてしまう気がする。ん〜いっそのこと4バックでやってみたら?
ジュビロ 4ー4 アントラーズ
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