League2002

     
 

【18】15節 vs名古屋グランパスエイト(2002.11/30)

 最終戦も今シーズンを象徴するようなぎりぎりの勝利。最後まではらはらさせてくれました。

 例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:
  R:メンデス=プラタス
  AR:竹内・入部
  S:小椋
  会場:豊田スタジアム
  天気:曇
  気温:15度(推定)
  観衆:35,617人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:山本
  DF:秀人・田中・大岩
  MF:河村・福西・ジレ・俊哉・ノブお
  FW:高原・中山
  SUB:アルノ・山西・西・グラウ・前田
  交代出場:高原→西(63')
       秀人→山西(91')
  得点:高原(6')・服西(24')・中山[PK](91')
  警告:なし
  退場:なし
  シュート:8
  CK:4


 ☆Member (名古屋グランパスエイト)
  GK:楢崎
  DF:大森・パナディッチ・古賀
  MF:山口素・酒井・滝澤・中村・岡山
  FW:ヴァスティッチ・ウェズレイ
  SUB:本田・海本・原・原田・山口慶
  交代出場:山口素→原(HT)
       酒井→山口慶(78')
       滝澤→原田(79')
  得点:ウェズレイ(66')・ヴァスティッチ(67')
  警告:岡山(41')、パナディッチ(90')
  退場:なし
  シュート:7
  CK:4


 ケガのために名波と服部が休養。(天皇杯も出ないって話も)で、スターティングの布陣はこんな感じ。

  高原     中山

ジレ        ノブお

     俊哉

  福西    河村

 大岩  田中  秀人

     山本


 前半は余裕の展開。いつものように中盤を制してパスを回して相手ゴールに迫る。6分には河村からのパスを高原が叩き込んであっさり先制。その後、24分にCKから福西が流し込んで2点目。ジュビロはそれほど前に出て行っているわけではない。バランス重視で安全に戦っている印象だ。ただ、まったりとしたゲームになってしまっている。ミスも目立ち、リードしてはいるがたまたま点が取れているだけな気がする。ただ、グランパスの攻撃はフリーのスペースへのパスが出てこないので怖くない。

 後半も相変わらずのまったりペース。楽勝?でも中盤があいてきたなあと思った矢先の66分、67分と立て続けに失点。一転して厳しいゲームになる。それでも、ここで踏みとどまるのが今年のジュビロ。グランパスに傾きかけた流れを引き戻し、残り10分はグランパスをゴール前に釘付けにする場面も出るなど怒濤の攻撃。しかし、体を張って踏ん張るグランパスDFの前に延長必至と思われた90分。右サイドをドリブルで突っかけてエリア内に侵入したノブおをパナディッチが引き倒してPKを得ます。これを中山が決めて勝ち越し。ほどなくタイムアップの笛。いや〜、今シーズンのジュビロらしいっちゃあらしいゲームだった。(苦笑)



ジュビロ 3ー2 グランパス
 

     
 

【17】14節 vs東京ヴェルディ1969(2002.11/23)

 今シーズンを象徴するようなぎりぎりの勝利。最後まではらはらさせてくれました。

 例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:野村
  R:吉田
  AR:谷内・木城
  S:勝又
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:晴れ
  気温:15度(推定)
  観衆:16,883人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:山本
  DF:秀人・田中・山西
  MF:河村・福西・服部・俊哉・名波
  FW:高原・中山
  SUB:アルノ・大岩・西・浄・ノブお
  交代出場:河村→ノブお(68')
       俊哉→浄(79')
       高原→西(91')
  得点:福西(119')
  警告:なし
  退場:なし
  シュート:12
  CK:1


 ☆Member (東京ヴェルディ)
  GK:高木
  DF:相馬・ロペス・米山・柳沢
  MF:山田・林・エジムンド・小林大
  FW:桜井・平本
  SUB: 高桑・羽山・田中・小林慶・佐野
  交代出場ロペス→小林慶(79')
       桜井→佐野(85')
       小林大→羽山(87')
       平本→田中(113')
  得点:なし
  警告:平本(34')、小林大(36')、桜井(53')、山田(55')、エジムンド(98')
  退場:なし
  シュート:7
  CK:4


 厳しいゲームでしたねえ。いやいや、勝てて良かったです。前節のヴェルディのゲームぶりから、楽勝もあるか?なんて思ったわたしでしたが、とんでもありませんでした。

 この日のゲームは、どーも最初から微妙にかみ合っていない感じでした。このところ復活していたパス回しが影を潜めリズムがつかめません。それが、優勝へのプレッシャーだったのかヴェルディの出来の良さからくるものだったのかは分かりませんが、歯がゆい展開でした。それでも、サイドから崩したり、中央のパス交換からチャンスを作り出しました。が、ラストパスが不正確だったり、シュートが枠に飛ばなかったりで得点できませんでした。そして、ハーフタイム。前半のプレーで一番不満だったのは河村。以前の中途半端なプレーに戻ってしまっていました。すべてに消極的だった気がします。(後半は、やや持ち直して、勝負に行く場面も見られるようになりましたが、途中でノブおと交代。)


 後半が始まっても前半からのリズムが変えられません。そのうちに、中盤でのプレスが落ちてきてヴェルディペースに陥っていきます。前半はほとんど打たせなかったシュートも結構飛んできます。エジムンドが持つと結構やな感じです。特に、FKは怖い怖い。山本がはじいて事なきを得るシーンは1度ではなかった様な気がします。お互いに攻め合い、守りあうじりじりした展開。我慢比べの様相を呈したまま延長戦に入ります。


 延長に入るとジュビロが元気づいてきます。ってか、ヴェルディの足が止まってきます。で、圧倒的に攻勢に出るんですが、GKの高木がファインセーブを連発して後一歩のところでゴールを割れません。延長後半になっても流れはジュビロ。ところが、ゴールが遠い。このまま引き分けに終わるのかと思った119分、相手クリアボールにチャージに行った金澤にあたって跳ね返ったボールが福西の前へ。ドリブルで突っかけ、パスと見せかけて(右サイドには中山がいた)DFを一人かわすと右足を一閃。これがいっぱいに手を伸ばしたGKの指の先をかすめてゴールへ。劇的Vゴールで優勝。



ジュビロ 1vー0 ヴェルディ
 

     
 

【16】12節 vs柏レイソル(2002.11/10)

 ずいぶん寒くなりました。デイマッチでもグランドコートが欲しい季節となってきました。

 例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:河野
  R:上川
  AR:石山・野田
  S:森
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:晴れ
  気温:15度(推定)
  観衆:16,533人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:山本
  DF:秀人・田中・山西
  MF:河村・福西・服部・俊哉・名波
  FW:高原・中山
  SUB:アルノ・大岩・西・浄・ノブお
  交代出場:中山→西(75')
       田中→大岩(76')
       俊哉→浄(91')
       河村→ノブお(91')
  得点:高原(25',41')・西(96')
  警告:田中(30')、福西(78')
  退場:なし
  シュート:12
  CK:1


 ☆Member (柏レイソル)
  GK:南
  DF:渡辺・本田・薩川
  MF:砂川・サンパイオ・田ノ上・リカルジーニョ・玉田
  FW:エジウソン・宇野沢
  SUB: 清水・森川・落合・加藤・菅沼
  交代出場:宇野沢→菅沼(69min)
       砂川→加藤(80min)
  得点:玉田(16')、エジウソン[PK](80')
  警告:リカルジーニョ(17')、渡辺(36')、田ノ上(51')、玉田(93')
  退場:なし
  シュート:8
  CK:4


 いや〜、90分で勝ちたかったゲームですね。今年はどうも立ち上がりが悪いです。どう言うのか、受けに回ってしまっているような感じがして、なんかうまくパスが回らないなあってうちに、レイソルの見事な速攻にはまってしまって、あれあれって感じで失点。スタジアムが静まりかえって気がしました。

 まあ、それでもこの日のジュビロはあわてませんでした。自分たちのペースが作れるようにパスを回し攻撃を組み立てました。ただ、河村の攻撃参加が中途半端な感じがしました。タイミングが悪いというのか、連携が取れていないと言うのか。。。相手の薩川がうまかったのかも知れませんが、右サイドは機能しませんでした。そんなわけで、前半の最後になるとフリーでいてもボールは回ってきませんでした。

 さて、得点シーンですが、1点目はなんつうか、ゴール近くでそんなにパス回すんかい、って感じのパス回すから高原が押し込んだもの。追加点はサイドから。クロスを中山が落とす。相手DFにあたってこぼれるところを高原が蹴り込んだもの。レイソルのDFはちょっと棒立ちになっていました。

 レイソルも前目の選手は足の速い選手がそろっていて、ちょっと気を抜くとゴール前まで持って行かれてしまう効果的なカウンターを繰り出して応戦します。ボールポゼッションはジュビロ有利ながら互角の展開でハーフタイムへ。


 後半になっても大ざっぱな展開は変わらず。ところが、決定機はジュビロの方が多くなってきます。ただ、これまた得意の、ゴール前の曲芸的ボール回しの末シュート打たず。。。が炸裂して追加点奪えず。動きに精細のない中山に代えて西を投入するも流れを引っ張り込めず、90分にはエリア内のファールでレイソルにPK献上。これをエジウソンが外すわけなく、延長へ。


 延長突入で監督は勝負に出ました。選手を2人いっぺんに替えて攻勢に。これが奏功したか、延長にはいると圧倒的ジュビロペースの中、96分に相手ボールのインターセプトから服部のクロスが西にぴたりとあい、これを角度のないところからノートラップで叩き込んでVゴール。ボールはニアサイドのポストに当たってファーサイドのサイドネットに入ってるように見えました。豪快を絵に描いたようなシュートでした。



ジュビロ 3vー2 レイソル
 

agatha@inh.co.jp