League2001

     

【18】14節 vsサンフレッチェ広島(2001.11/17)


 取りあえず結果は出しました。しかし、奥のトップ下は。。。機能していませんでした。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:吉田
  R:太田
  AR:青木・原田
  S:二俣
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:晴
  気温:16度(推定)
  観衆:11,998人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:田中・大岩・秀人
  MF:西・福西・服部・浄・俊哉
  FW:奥・中山
  SUB:山本・河村・山西・ノブお・前田
  交代出場:俊哉→ノブお(82min)
  得点:福西(67min)
  警告:なし
  退場:なし
  シュート:10
  CK:6


 ☆Member (サンフレッチェ広島)
  GK:下田
  DF:奥野・オレグ・上村
  MF:駒野・沢田・桑原・森崎和・藤本
  FW:久保・大木
  SUB:森保・高橋・スカチェンコ・・
  得点:なし
  交代出場:奥野→森保(69min)
       大木→高橋(85min)
       久保→スカチェンコ(85min)
  警告:上村(19min)、オレグ(33min)、久保(75min)、森崎(81min)
  退場:なし
  シュート:8
  CK:5



 はい、取りあえず勝ちましたが、これではチャンピオンシップで鹿島に勝てないなあ。。。
 前半は問題点満載っていうか、突っ込みどころ満載っていうか。。。

 立ち上がりは広島ペース。前の3人(久保・大木・藤本)の攻撃は速くて正確。シンプルながら効果的。2列目から遅れて飛び出してくる選手にジュビロのディフェンスが手こずる。
 一方のジュビロは前半7分のカウンターからの金澤のシュート、10分過ぎの奥のシュートが入っていたら。。。その後のジュビロはどうもリズムが悪い。かつての素早いパス回しが影を潜めてしまい、攻撃は遅攻に終始。全般に判断が遅い。足下へのパスが多く展開が小さい。パスが弱くたびたびカットされる。奥のトップ下は今ひとつ回らず。藤田とのポジショニングも難しい。タイミングいいプレスもない。しかも、中央に寄ってしまうし。。。
 それでも後半になると少しはリズム良くパスが回るようになって、スペースにパスが出るようになって。。。で、セットプレーからの得点。福西の得点は久しぶりでした。得点以降は、安定したゲーム運びでしたが。。。しかし、これでは辛い。

ジュビロ 1-0 サンフレッチェ
 


【17】13節 vs横浜Fマリノス(2001.11/10)


 またまたV勝ち。90分で勝たねば。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:氏平
  R:梅本
  AR:石沢・武田
  S:山口
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:曇
  気温:16度(推定)
  観衆:15,253人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:田中・大岩・山西
  MF:西・福西・服部・奥・俊哉
  FW:清水・中山
  SUB:山本・河村・浄・ノブお・前田
  交代出場:清水→前田(67min)
       西→ノブお(79min)
       奥→浄(91+min)
  得点:中山(95min)
  警告:山西(60min)
  退場:なし
  シュート:19
  CK:11


 ☆Member (横浜Fマリノス)
  GK:榎本
  DF:小村・松田・波戸
  MF:ナザ・遠藤・永山・古賀・中村
  FW:坂田・城
  SUB:下川・金子・上野・平間・安永
  交代出場:なし
  得点:なし
  警告:坂田(8min)、小村(14min)、古賀(91+min)
  退場:なし
  シュート:8
  CK:3



 今日も後半の半ばになって運動量が落ちたね。中盤の攻守の切り替えが遅くなって中盤がスカスカに。。。

 前半はジュビロペース。バランス良く守り、左右を上手く使ってチャンスを作りだしていましたが、例によって点が取れません。。。マリノスも降格の危機感からめちゃめちゃ気合いが入っています。がっちりと引いて守ってカウンターを狙ってきます。しかし、前半に関してはマリノス、ノーチャンス。

 後半も半ばまでジュビロペース。ところが、前述したとおり中盤があいてきました。そこを俊輔に使われるようになって、マリノスが次々とチャンスを作り出します。なおかつ、ジュビロは前掛かりになって、カウンターを喰いやすい状況に。。。これを救ったのはアルノとヤマ。アルノが復帰したおかげで、ディフェンスラインが以前の落ち着きを取り戻したように感じます。しかし、ディフェンスはなんですな、最終ラインの3人でやるものではありませんね。GKももとより、中盤の底と呼ばれる選手との連携が必須。このゲームも中盤でのディフェンスがルースになったところで相手にペースを握られてしまいました。

 それにしても、攻撃陣もなんだか点が取れそうな気配が少なかったですね。シュートは打つんですが、なかなか決定的に崩すところまではいきません。両サイドの西と奥の動きが中途半端のような気がします。。。


ジュビロ 1v-0 マリノス
 


【16】11節 vs柏レイソル(2001.10/31)


 ものの見事の逆転負け。これだけ見事な負けは久しぶりに見たぞ。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:?
  R:リム=キーチョン
  AR:?・?
  S:倉田
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:晴
  気温:16度(推定)
  観衆:9,289人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:大神
  DF:秀人・田中・大岩
  MF:西・福西・服部・奥・俊哉
  FW:清水・中山
  SUB:大神・山西・浄・ノブお・前田
  交代出場:清水→前田(75min)
       俊哉→浄(78min)
       西→ノブお(80min)
  得点:清水(32min)
  警告:福西(61min)、奥(63min)
  退場:なし
  シュート:10
  CK:4


 ☆Member (柏レイソル)
  GK:南
  DF:渡辺た・根引・入江
  MF:渡辺み・明神・平山・ユ・大野
  FW:北嶋・町田
  SUB:吉田・中澤・杉山・砂川・玉田
  交代出場:ユ→砂川(46min)
       平山→杉山(85min)
  得点:渡辺た(64min)、渡辺み(74min)、砂川(83min)
  警告:杉山(87min)
  退場:なし
  シュート:8
  CK:7



 どうも、このところ、後半の半ばになると運動量ががた落ちになるんですよね。やはり疲労がたまっているのかな。この日も前半は良いサッカーをして柏を圧倒し1−0でリードを取りました。ところが、後半は全くのレイソルペース。ま、レイソルがジュビロをよく研究していたこともあるんですが、チャンスらしい形が作れないままに失点を重ねてしまいました。2点目を取られたあたりから目立って集中力が落ちてきたように思いました。大神とDF陣の連携の悪さも気になりました。レイソルの中盤のプレスがそれほどきつかったとは思いませんでしたが、セカンドボールをことごとく拾われて組立が厳しかったのは確かです。いつもはジュビロがやっているサッカーをレイソルにやられたように思います。攻撃陣は両サイドが封じられて有効なサイドからの攻撃が少なく形が作れなかった。ノブおも有効ではなかった。なにより中山が厳しくマークされてポストを封じられた結果、組立が苦しくなったことが大きいですね。やはり、名波がいないと攻めのバリエーションに欠けてしまいます。言ってもせんないことですが。。。ってなワケで、このところ見たこともないような完敗でした。さて、土曜のアビスパ戦までに立て直せるか。アビスパも苦手なチームなんだよね。


ジュビロ 1-3 レイソル
 


【15】8節 vs鹿島アントラーズ(2001.10/13)


 アントラーズとのゲームはいつもタイトなゲームになります。激しい展開の中から勝機を掴みました。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:?
  R:リム=キーチョン
  AR:柴田・土本
  S:平田
  会場:静岡スタジアムエコパ
  天気:晴
  気温:26度(推定)
  観衆:28,255人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:秀人・田中・山西
  MF:西・福西・服部・奥・俊哉
  FW:前田・中山
  SUB:大神・山西・河村・浄・ノブお
  交代出場:西→浄(54min)
       奥→河村(64min)
       前田→ノブお(87min)
  得点:中山(59min)、俊哉(79min)
  警告:奥(15min)
  退場:なし
  シュート:13
  CK:4


 ☆Member (鹿島アントラーズ)
  GK:曽ヶ端
  DF:名良橋・秋田・ファビアーノ・相馬
  MF:熊谷・中田・小笠原・ビスマルク
  FW:平瀬・柳沢
  SUB:高桑・金古・本田・本山・長谷川
  交代出場:熊谷→本山(71min)
       柳沢→長谷川(77min)
       小笠原→本田(84min)
  得点:なし
  警告:ビスマルク(80min)
  退場:なし
  シュート:4
  CK:6



 流石に両雄の対決はがちがちの勝負。中盤の潰し合いでスペースが無い。それでも、序盤ペースを握ったのはジュビロ。右サイドの西が再三の上がりからラストパスを送ってチャンスを作る。あと一歩のところで得点には至らず。

 しかしながら、立ち上がりに立て続けにチャンスを作りながら得点できないのが今年のジュビロの特徴だったりする(苦笑)。その内に互角の展開に。しかし、今年のジュビロのディフェンスは凄い。中盤での惜しみない運動量できちんとボールホルダーをチェック。パスコースを限定させて最終ラインの守備を助けます。その最終ラインもアントラーズの2トップをきっちり抑えて仕事をさせません。マコの読みも冴えています。守り合いなら今年のジュビロは強いぞ。

 それでも、前半30分過ぎになったところで左サイドを立て続けに破られた。相手のラストパスに精度がなかったために事なきを得ましたが、奥の緩慢なプレーが気になりました。加えて、右サイドの西の動きにも陰りが見え始め、切り替えが遅くなってきました。何度もタテに走らされて電池が切れかかっいたようです。

 そして、終了間際のビッグチャンス。アントラーズのCKからのカウンターアタック。西がドリブルで駆け上がり、ゴンがDFを背負ってスペースを作ります。そこへ走り込んだマコ!へ西が絶妙のパス。マコが放ったループ気味のシュートを曽ヶ端が右手一本ではじいてCKに。いや〜、実にスリリング。ほどなくハーフタイム。


 後半、怒濤の攻めに出てくるかと思ったアントラーズが意外に出てこない。もっとも、ジュビロも両サイドが元気なく攻めが詰まったか?西が限界と見て浄を投入。奥を右サイドに回す。
 59min、アルノからのキックが直接曽ヶ端のところへ、中山が突っかかっていって両者倒れ込む。スタジアムの誰もが中山のファールと思ったに違いありません。が、笛は無し。すかさず立ち上がった中山はカバーに入っていた相馬をハズして、副審の方を見てからゴールに流し込みます。半信半疑という風情で。直後に笛が鳴ってゴールを認定するジェスチャーを見せるレフェリーのリム=キーチョン氏。詰め寄るアントラーズの選手たち。。。まぁ、なんだかなあ。わたしにはファールに見えたけど、レフェリーがそうじゃないって言うんだからファールじゃないってこと。ぶーぶー言っても始まらん。ましてやキーパーチャージなんかじゃない。ルールをよく勉強するように!

 さて、ジュビロは64minに河村を投入。奥の位置に入れる。これでかなり守備的になった。名良崎の攻撃参加を止めることが出来たが、今度はこちらの攻撃がなかなか形にならない。中盤も最終ラインも引き気味になってちょっとヤな時間帯が続く。それでも79minにワンチャンスを活かして追加点。中盤から服部が右サイドのスペースにパス、中山がこれに反応。そしてゴールラインまでえぐってゴール前にパスを送り込みます。これが前で前田がDFを引きつけ、遅れて走り込んだ俊哉の足下への絶妙なパスになる。これを俊哉が強烈なインサイドキックで叩き込んで2点目をゲット。これでゲームは決まった。あとは時間の経過を待つばかりの展開だったがジュビロは冷静に、集中を切らさずに守りきって零封。ホーム20連勝を記録した。


ジュビロ 2-0 アントラーズ
 


【14】6節 vs名古屋グランパスエイト(2001.9/22)


 新しく素晴らしい豊田スタジアム。すごいですわ。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:?
  R:小幡
  AR:中村・原田
  S:土本
  会場:豊田スタジアム
  天気:晴
  気温:27度(推定)
  観衆:32,849人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:秀人・田中・山西
  MF:俊哉・福西・服部・名波・奥
  FW:中山・清水
  SUB:大神・浄・ノブお・ジレ・前田
  交代出場:清水→前田(67min)
       俊哉→浄(73min)
  得点:俊哉(36min)、前田(93min)
  警告:奥(26min)
  退場:なし
  シュート:8
  CK:7


 ☆Member (名古屋グランパスエイト)
  GK:楢崎
  DF:海本・大森・西沢・石川
  MF:山口・ウリダ・岡山・中村
  FW:ウェズレイ・森山
  SUB:本田・平岡・中谷・酒井・マルセロ
  交代出場:中村→マルセロ(66min)
       大森→中谷(86min)
  得点:なし
  警告:西澤(19min)、山口(24min)、中村(66min)
  退場:なし
  シュート:11
  CK:3



 開始早々は互いに中盤チェックが早くコンパクトなゲーム。グランパスはウェズレイとゴリをウラへ走らせる。が、2トップには仕事させず。やや守備的なグランパス。ジュビロも中盤を飛ばしてウラを狙う。一進一退が続く。
 攻撃陣の動き出し遅いことと、いまひとつコンビネーションがあわないことが気になる。しかし、奥のドリブルは効いている。
30分過ぎからは中盤でのプレスが効くようになってくる。と同時に攻撃のリズム出て来る。DFの統率がよく、中盤とのバランスもよい。DFのブレイクのタイミングがよく、パスカット多も多い。
 得点は俊哉。服部のクロスを中山が落とし、そこに走り込んで冷静に決める。


 後半も前半終盤同様、パスを繋いでいいリズムで攻められる。が、ゴール前で消極的。
 60分以降、流れ変わってしまう。グランパスの中盤でのプレスに劣勢になり押し込まれる時間が続く。右サイドを使われる山西がウラを取られ決定的な形を作られる。(結果的にはこれが唯一の決定的ピンチ)
 俊哉に代わって浄が入りDFが安定。バランスもよし。ジュビロは75分ころから運動量落ちてくる。結果、攻撃に厚みが無くなってくる。もっとも、グランパスは中盤でのプレスはかかるものの、の攻めが単調。ボールは支配されるが決定機は作らせないようになってくる。80分過ぎからは、ジュビロがうまく時間を使い始める。
 前田とまわりがあってない、しかし個人技は流石。グランパスのの終了間際の怒涛の攻撃を凌ぎ、ロスタイムに一発のカウンターから前田のゴールで追加点。


グランパス 0-2 ジュビロ
 


 

【13】5節 vs浦和レッズ(2001.9/15)


 磐田スタジアムにあんなにたくさんのアウェーサポーターが来ることはあまり例がない。Reds恐るべし。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:森津
  R:松村
  AR:森・鈴木
  S:間島
  会場:ジュビロ磐田スタジアム
  天気:晴時々曇
  気温:30度(推定)
  観衆:15,043人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:秀人・田中・大岩
  MF:俊哉・奥・服部・名波・ジレ
  FW:中山・清水
  SUB:大神・山西・ノブお・浄・前田
  交代出場:ジレ→ノブお(72min)
       清水→前田(75min)
       名波→浄(82min)
  得点:俊哉(22min,97min)
  警告:秀人(10min)
  退場:なし
  シュート:23
  CK:10


 ☆Member (浦和レッズ)
  GK:西部
  DF:土橋・山田・路木
  MF:城定・石井・鈴木・阿部・アドリアーノ
  FW:トゥット・エメルソン
  SUB:安藤・池田・福永・永井・福田
  交代出場:阿部→池田(46min)
       アドリアーノ→福永(76min)
       土橋→永井(86min)
       エメルソン→福田(91min)怪我
  得点:エメルソン(54min)
  警告:路木(29min)、山田(42min,74min)退場、城定(77min)、トゥット(95min)
  退場:山田(74min)
  シュート:6
  CK:2



 90分で勝っておかなくてはいけないゲームだったね。途中から相手は10人になったわけだし。。。

 立ち上がりは一進一退。Redsはベタベタに引いてくるのかと思いきや、両サイドが高い位置に張って積極的に攻めに来る。中盤でのチェックも早く、左サイド(ジュビロの右)を効果的に突いてくる。ジュビロはなかなか決定的な形が作れない。
 そんな中で迎えた22分。名波の蹴ったCKはゴール前のフリーになった俊哉の頭にドンピシャ。GKの至近距離からのシュートは真っ赤に染まったレッズサポーターの目の前でゴールネットを揺らした。

 得点した後は、次第にジュビロペースとなり、ボールが回り始める。中盤を圧倒されたレッズは引き気味になり最終ラインの前にスペースが出来始める。ここをついた攻撃から何度となくチャンスを迎えるジュビロだが得点にはならない。名波がフリーでボールを持てるようになってくる。ジローの動きもいい。DFラインは良い読みで再三に渡ってレッズのパスをカット。終了近くにジローがGKと1対1になるがレッズのGKに阻まれる。レッズは前目のブラジルトリオの連携が悪くチャンスらしいチャンス無しのままハーフタイムへ。


 後半になっても相変わらずジュビロペース。DFも効果的なオーバーラップを見せる。が、一瞬の隙をつかれて失点。ツゥット〜エメルソンの連携でエメルソンに抜け出されアルノもかわされてボールはインゴールへ。。。これしかない!という攻撃をやられた。ここまで綺麗にやられたのはこれが最初で最後だったが。。。

 もっとも、同点にされてもペースはジュビロが握ったまま。だが、前半に比べるとツゥットとエメルソンの連携がいい。この二人に結構手こずる場面も現れ、ボールを支配し、中盤を制して攻めたてるジュビロに対し、引いて守ってカウンター一発に賭けるレッズ。一進一退の攻防となる。ジュビロはロングパスの出所にきちんとプレスにいかないと苦しい。
 ところが、74分、レッズの山田がこの日2枚目のイエローカードで退場。これがゲームの流れを決定的に変えた。この直前にノブおを投入、退場劇の直後に前田を投入してスイッチオン!レッズをゴール前に釘付けにして怒濤の攻撃が始まる。が、点にならない。この日のシュートは比較的にワクに行っていた。が、GKが弾き出したりDFに当たったりポストにはじかれたり。。。43分のノブおの突破から前田のHSは決まったと思った。わたしゃ半分立ち上がってしまったぞ。で、次の瞬間、今日はダメかも、とも。。。


 延長に入ってもジュビロは怒濤の攻撃。レッズはほとんどジュビロエンドに入ってこれない。で、迎えた97分。左サイドのスペースに出されたボールを途中出場の浄が折り返すが、ボールはファーサイドで待っている中山には届かない。手前で路木がクリアしようとした。ところが、このボールが遅れて走り込んでいた俊哉の足下に、まるで折り返したかのように転がる。これをダイレクトで蹴り込んであっけなく決着が付いてしまった。静まり返ってしまった浦和ゴール裏がゲームの終了を告げていた。


ジュビロ 2vー1 レッズ
 


【12】1節 vs清水エスパルス(2001.9/1)


 ファーストステージに続いてエスパルス戦はエコパでのゲームとなりました。ナイトマッチは照明が美しい。。。例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。


  MC:野村
  R:上川
  AR:柳沢・柴田
  S:二俣
  会場:静岡スタジアム・エコパ
  天気:曇
  気温:25度(推定)
  観衆:43,506人

 ☆Member(Jubilo)
  GK:アルノ
  DF:秀人・田中・大岩
  MF:奥・福西・服部・名波・ジレ
  FW:中山・清水
  SUB:大神・山西・ノブお・西・前田
  交代出場:ジレ→西(38min)
       清水→前田(74min)
  得点:福西(3min,12min)、前田(88min)
  警告:秀人(44min)、奥(77min)、西(78min)
  退場:なし
  シュート:10
  CK:4


 ☆Member (清水エスパルス)
  GK:羽田
  DF:齋藤・森岡・古賀
  MF:市川・伊東・平松・戸田・アレックス
  FW:バロン・澤登
  SUB:黒河・大榎・吉田・久保山・横山
  交代出場:齋藤→吉田(46min)
       澤登→横山(68min)
       古賀→大榎(75min)怪我
  得点:バロン(86min)
  警告:戸田(35min)
  退場:なし
  シュート:12
  CK:5



 久しぶりのダービー勝利。何度も何度も夜空に花火がうち上がりました。た〜まや〜(違)。

 さて、やはりというか、案の定というか中盤で潰し合うゲームとなって、ものをいったのはセットプレーでした。ジュビロもエスパルスも中盤でパスを回しながらリズムを作っていくチーム。エスパルスの方がよりサイド攻撃を意識した攻撃を展開しますが。。。開始早々の福西のヘッドがペースを一気にジュビロに引き寄せ、12分には福西が2点目。これもセットプレーからの流れ。これで余裕のゲーム運びを可能にしました。

 2点を失ってエスパルスは前にかかって攻撃をしかけてきます。ジレが市川を全く止められません。何度も決定的なピンチを招きます。ボールを支配して攻めるエスパルスにカウンターで対抗するジュビロってゲーム展開になります。ジュビロって華麗にパスを回して点を取るってイメージがあるかも知れませんが、実はカウンターも巧い。この時も、時折中盤でボールを奪って素早いカウンターで何度かゴールを脅かしました。この時間帯、ちょっと最終ラインが低すぎるようで気になりました。で、38分に市川にやられまくりのジレに代えて西を投入。監督の決断の早さにビックリ。これで右サイドは少し安定しました。

 半ばころのになるとエスパのペースが落ちてきてジュビロがリズム良くボールを回せる時間が来ます。小気味よくボールが回り、次々と選手が前線に飛び出してきて好調時を思わせる攻撃が出来るようになります。やはり名波の復調は大きいか。

 この日の最大の警戒ポイントだったアレックスですが、こちらは奥と福西、服部でしっかりケアー。タテを切って中で勝負させて囲んでしまうって作戦が当たって決定的な仕事をほとんどさせませんでした。おまけに前半終了近くのPKをアルノに止められて、アレック君この日は良いとこ無しでした。

 後半も前半同様、攻めるエスパルスにしぶとく守るジュビロって流れのゲームでした。失点喰らってもおかしくない形を2〜3回作られましたが、DFが体を張ったプレーで守ります。エスパルスは前線での動きが少なくパスが回らなくなってきます。中盤でのジュビロの素早いチェックも効いています。

 このまま終わるかと思われた86分、横山の巧い動きからバロンにあわされて失点。ちょっとジュビロの動きに疲れが見え始めていただけに心配になりましたが、もう一つ見所が残っていました。88分、FKのボールを中山が前田に落とす。前田はDFに囲まれながらも反転しつつ股抜きですり抜けGKと1対1に。最後はこれもかわしてゴール真ん中へ流し込んで3点目をゲット。これで勝負ありでしたね。あとはボールキープしつつ時間の経過を待つばかり。


 勝ちはしましたが快勝と言うわけにはいきませんね。流れの中からは1点。しかもこれは前田の個人技。両チームの熱い気持ちは伝わる好ゲームでしたが、内容も高かったかというとそれは?がつきます。ジュビロが相手の良さをうまく消せたってことが勝因かな。もちろん、セットプレーの差もありますが。。。それにしてもエスパルスの攻撃はちょっと寒かないかい。相変わらずの決定力不足。バロンも今一だなあ。ま、余所様のことをあれこれ言うだけたくさん見てるワケぢゃないけどね。。。


ジュビロ 3ー1 エスパルス
 


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