【12】2−11節 vsFC東京(2000.11/08)
ポカポカの水曜日。日が落ちてもそんなに冷え込まなかった。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:
R:梅本
AR:・
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴
気温:19度(推定)
観衆:9,516人
☆Member(Jubilo)
GK:ヴァン=ズワム
DF:秀人・田中・服部
MF:西・福西・名波・藤田・山西
FW:中山・高原
SUB:大神・大岩・文丈・奥・川口
交代出場:高原→奥(63min)
得点:服部(86min)
中山(89min)
警告:なし
退場:なし
☆Member (東京)
GK:土肥
DF:内藤・山尾・サンドロ
MF:藤山・浅利・小池・増田・小林
FW:ツッゥト・神野
SB:小峰・佐藤・喜名
交代出場:内藤→小峰(33min)
小林→佐藤(54min)
小池→喜名(86min)
得点:なし
警告:サンドロ
退場:なし
国立の借りを返して、溜飲を下げたおいらです。
ゲームは終始、ジュビロが攻めて東京が守るって展開。東京はタテ一発のカウンターを狙っているのが見え見え。アマラオがいなくてラッキーであったが、ツゥットの個人技も結構脅威。彼を自由にさせれなければ東京のカウンターとて対して怖くない。
東京はほとんど全員が自陣に引いて守ってしまいます。スペースを消されてなかなかチャンスが作れません。サイドから崩そうという意図も見られるんですが、如何せんラストパスの精度が低すぎ。>西・山西。リズミカルにパスは回るんですが、勝負のパスが通りません。まだまだ、足もとへのパスが多いな。良いときのジュビロはスペースにパスが出て周りがきちんと反応するんだけど。。。って、まぁあれだけ引かれてしまっては厳しいか。一発でサイドを変えるパスが蹴られる選手がいればなあ。。。と思うAGATHAです。
高原はきれていました。ポストをこなし、ウラへ抜ける、外へ開く、隙あらばシュートを狙う。効いていました。それだけに負傷退場が痛かった。顔面を骨折して全治二ヶ月。今季は絶望です。
怪我の高原の代わりに奥がトップ下に入り、中山の1トップ気味にしたんですが、これもなかなか機能して、結局、2点ゲットします。
名波はさすがです。攻撃への顔出しはもちろんですが、後半になって東京が結構前に出てくるようになると、中盤できちんとバランスをとって相手の攻撃の芽を潰す動きをしてくれます。まだ、疲れが残っているみたいで、終盤少し運動量が落ちてきましたが、危ないところにはきちんと顔を出していました。
服部も頼りになるな〜。1対1の勝負では滅多に負けませんし、ウラを取られることもほんとどなかった。この日は、たびたび攻め上がってスルーパスまで披露。スタンドから『おぉ〜』とか声が上がってました。そして、先制ゴール。MOMも納得。
で、福西。これまでの福西はプレーが軽くて危なっかしくて見てられなかったんですが、この日の福西が見違えるように堅実なプレーをしていました。名波と連携して巧くバランスを取っていました。出来るぢゃん。もうちょい運動量が多くなればもっとOK。
さて、ゲームは1点を争う展開。シュートが正面だったりポストに当たったりクロスバーにはじかれたり。。。後半からは東京も前に出てくるようになり、ボールをキープする時間も増えてくる。。。カウンターから決定機を作られる。。。ん〜、東京の思うつぼにはまってしまうのか。。。それとも延長なのか?そう思い始めた86分。ゴール前の混戦で服部が抜け出してシュート。ボールはGKの股間を抜けて(そう、わたしには見えた)インゴールへ。。。爆発する歓喜。メインスタンドなのに立ち上がる立ち上がる。。。。(笑)
ここからがホントの勝負。『集中だぞ〜』と思ってみていた3分後、左サイドから俊哉が綺麗にクロスを上げてファーサイドに詰めていたゴンの頭にドンピシャ。これでゲームは決まった。歓喜のあとに安堵が流れる。安心して帰路に就くヒトも。。。長いロスタイムの後タイムアップ。
ジュビロ 2ー0 東京
【11】2−9節 vs横浜Fマリノス(2000.8/12)
台風接近の報。雨を覚悟してスタジアムに向かったが、雨は降らず。涼しい夜だった。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:伊藤
R:太田
AR:柴田・南
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:曇
気温:28度(推定)
観衆:17,373人
☆Member(Jubilo)
GK:ヴァン=ズワム
DF:井原・田中・秀人
MF:奥・福西・服部・藤田・西
FW:中山・高原
SUB:尾崎・金澤・文丈・川口・ラドチェンコ
交代出場:奥→金澤(78min)
西→文丈(84min)
得点:中山(34min)
高原(43min)
中山(45min)
高原(55min)
警告:秀人(88min)
退場:なし
シュート:前半12、後半7
CK:前半3、後半5
☆Member (マリノス)
GK:榎本
DF:小村・ユーリッチ・波戸
MF:安藤・上野・遠藤・三浦・中村
FW:エジミウソン・柳
SB:鏑木・永山・外池
交代出場:安藤→永山(46min)
エジミウソン→外池(68min)
得点:なし
警告:?(34min)・三浦(48min)・遠藤(92min)
退場:林
シュート:前半1、後半8
CK:前半1、後半2
ジュビロは全く不思議なチームだ。前節0−3でなす術もなく沈黙。なのに、この日は堰を切ったようなゴールショウ。もっと安定感のある戦い方が出来ないもんかなあ。。。
とは言え、この日のジュビロは確かに良かった。ま、マリノスが酷すぎたって話もあるが。。。勝ってもストレスの溜まる勝ち方が多かった昨今のジュビロなんですが、この日はスコーンと勝ちました。中盤での激しいプレス、奪ってからの素早い攻め。ショートパスを使った中央突破。DFラインからのロングフィードによるカウンター。左サイドからの果敢なアタック。攻めは多彩でした!で、ゴン・タカ2点づつの計4点。二人ともあと2点づつはチャンスがあったかな。
勝因は中盤でのプレス。ハットを中心に激しいチェックで俊輔以下のマリノスの中盤に仕事をさせなかった。動きだがしが早く、球離れも良かった。
ディフェンスもマリノスがサイドを衝いてこなかったこともあってほとんど破綻がなかった。
ジュビロ 4ー0 マリノス
【10】2−7節 vsジェフユナイテッド市原(2000.7/29)
朝方、もの凄い雨が降ってコンディションが心配されたが、ゲーム中の降雨はなかった。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:森津
R:梅本
AR:山口・黛
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴れ
気温:28度(推定)
観衆:12,512人
☆Member(Jubilo)
GK:ヴァン=ズワム
DF:井原・田中・服部
MF:藤田・ジヴコビッチ・奥・文丈・福西
FW:中山・高原
SUB:尾崎・金澤・西・川口・ラドチェンコ
交代出場:文丈→西(65min)
ジヴコビッチ→浄(85min)
得点:中山(40min)
中山(54min)
福西(76min)
警告:中山・ジヴコビッチ・西
退場:なし
シュート:前半9、後半11
CK:前半、後半
☆Member (ジェフ)
GK:立石
DF:中田・茶野・喜多・阿部
MF:酒井・井幡・中西・大柴
FW:バロン・小倉
SUB:林・鈴木・佐藤
交代出場:大柴→林(37min)《怪我》
中田→鈴木(69min)
小倉→佐藤(90min)
得点:バロン(7min)
警告:酒井・中西・林・林
退場:林
シュート:前半3、後半3
CK:前半、後半
相変わらずのセットプレーからの失点。いただけませんなあ。もっとちゃんと練習して欲しいもんですなあ。。。ま、それでもその後で盛り返せましたからよかったんですけどね。
秀人が怪我で出場できなくてどーなることかと思ったんですが、服部がストッパーとして完璧な仕事をしてくれました。その分、中盤が後半の半ば以降にルーズになってしまいましたが、ジェフの雑な攻めと最終ラインの頑張りで持ちこたえました。2-1になってジェフに流れが行った時間帯に反撃を許さなかったことが勝利に繋がりました。しかし、どこにいても頼りになる男です、ハット。
攻撃面ではゴンと高原は相変わらず良いです。ま、高原クンはゴールに見放されてましたが、動きの質は良かったように思います。ジレは後半バテてましたが、質の高いパスを供給してました。西の復帰も大きいです。早速、独特のリズムのドリブルを見せてくれていました、完全復活は近いことでしょう。
福西をボランチに上げ、マコちゃんをスウィーパーに置いてから、バランスが良くなったように思います。前節の劇的勝利と言い、ゴンちゃんの100ゴールと言い、良い流れになってきました。
ジュビロ 3ー1 ジェフ
【9】2−5節 vsヴェルディ川崎(2000.7/22)
暑く湿度の高い夜だった。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:氏平
R:石山
AR:土本・大石
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴れ
気温:30度(推定)
観衆:10,384人
☆Member(Jubilo)
GK:ヴァン=ズワム
DF:秀人・田中・井原
MF:藤田・ジヴコビッチ・奥・服部・福西
FW:中山・高原
SUB:尾崎・金澤・文丈・川口・ラドチェンコ
交代出場:ジヴコビッチ→金澤(76min)
奥→文丈(90min)
得点:中山(23min)
藤田(90min)
警告:高原(39min)・奥(81min)・福西(81min)
退場:なし
シュート:前半6、後半5
CK:前半3、後半3
☆Member (ヴェルディ)
GK:本並
DF:梅山・米山・中澤
MF:石塚・林・杉山・山田・キム=トグン
FW:廣長・飯尾
SUB:三上・桜井・菊池利三
交代出場:廣長→桜井(59min)
梅山→三上(61min)《怪我》
三上→菊池(69min)《怪我》
得点:なし
警告:梅山(43min)・菊池(88min)・林(90min)
退場:なし
シュート:前半7、後半4
CK:前半4、後半2
ゲームはヴェルディペースで流れる時間帯が多く、ジュビロはカウンターからチャンスをうかがう、という普段とは逆の展開も多かった。
最終ラインは今の陣容で良い気がします。ヴェルディのFWをきちんと掴まえて、決定的な仕事はほとんどさせていませんでした。ただ、両WBの守備には不安が残ります。前半は左サイドが上がったウラを徹底的に狙われていました。もう一つ気になるのが、福西のプレーが軽いこと。もっと粘っこくないと服部にかかる負担が大きすぎます。その服部クンはやはりジュビロの要。危ないスペースを埋め、執拗なチェックをしかけ、相手のチャンスの目を事前に摘んでいく。これで正確なロングフィードが出来ればオニに金棒なんだけど。。。(そしたらドゥンガか?)
この日、もう一人目に付いたのは高原。積極的なプレーぶりでアピール。マンオブももらっていました。一点目は高原のドリブル突破で勝負アリって感じでしたし、これ以外にも盛んに仕掛けていました。シュートもばんばん打っていましたし、さらに、苦手なポストプレーもきちんとこなしていました。この日くらいに前線で動きがあれば、中盤からのパスもスムーズに出て来るというもの。
二点目は中盤で簡単に繋いで、ウラに飛び出した俊哉がGKとの1対1を冷静に流し込んだもの。ロスタイムに入ろうかって時間帯でした。快勝、とは言わないまでも、それぞれがきちんと仕事をしたことが結果に現れたゲームだったと思います。実際、以前と比べてバランスの取れたサッカーが出来るようになってきたと思います。もちろん、まだまだ凡ミスはありますし、ミスから決定的な形を作られることもありますが、そのミスをちゃんとフォローする姿勢が見えていますので、ファーストステージの頃のような、スカスカの中盤やDFラインを見せられたりってことはほとんどなくなりました。
他チームのファンからは、『ジュビロ、プレー荒すぎ』って指摘を受けました。ずっとジュビロを見続けていると、(フェリポン以降、ダーティになりましたから)多少荒っぽいかなとは思うことはありますが、あんまり気にしていなかったんです。ん〜、でも、アジアクラブ選手権での戦いぶりから、フェアプレー賞をもらってるジュビロなんですけどね〜。(笑)
ジュビロ 2ー0 ヴェルディ
【8】2−2節 vs名古屋グランパスエイト(2000.7/1)
この日の磐田は暑かった。
例によって、記録は手元の集計によりますので公式記録と異なる場合があります。なお、タイム表示は国際式によっています。
MC:仲西
R:岡田
AR:山口森久・山口博司
会場:ジュビロ磐田スタジアム
天気:晴れ
気温:30度(推定)
観衆:14,291人
☆Member(Jubilo)
GK:ヴァン=ズワム
DF:秀人・福西・田中
MF:藤田・ジヴコビッチ・奥・服部・金澤
FW:中山・高原
SUB:尾崎・井原・文丈・川口・ラドチェンコ
交代出場:服部→文丈(29min)《怪我》
ジヴコビッチ→川口(85min)
高原→ラドチェンコ(91min)
得点:中山(35min)
田中(37min)
高原(41min)
中山(73min)
高原(84min)
警告:文丈(73min)
退場:なし
シュート:前半8、後半9
CK:前半3、後半7
☆Member (グランパス)
GK:楢崎
DF:石川・大岩・古賀
MF:大森・ウリダ・滝澤・岡山・ストイコビッチ
FW:呂比須・原
SUB:本田・宮原・藤田・ホミルド・福田
交代出場:原→福田(46min)
滝澤→宮原(46min)
得点:呂比須(87min)
警告:石川(48min)・呂比須(50min)
退場:なし
シュート:前半1、後半8
CK:前半0、後半2
連敗の心配を胸に向かったゲームは、5−1の勝利。でも、ジュビロが強かったと言うより、グランパスが酷すぎたってことぢゃないかな。グランパスは中盤がルーズで、ジュビロの中盤にかなり自由に持たせてくれました。アウトサイドのケアには手が回らないのか、藤田は終始フリーでした。さらに、2トップに対してのプレッシャーも弱く、中山・高原はきちんとポストがこなせていました。
先制は中山。うまくディフェンスのウラをとって楢崎と1対1に。股間を抜くシュートで先制。実は、1対1になったとき、またフカしちゃうんだろうなとかGKにあてちゃうんだろなとか思ったことを、ここに告白しちゃいます。(笑)とても中山らしからぬ力を抜いたワザアリゴールでした。この日の中山は、らしくない(笑)プレーが結構あって、ループシュートを狙ったり、高原との見事なコンビを見せたり(オイオイ)と八面六臂の大活躍でした。
追加点がスグに取れたのがでかかったです。CKからニアで高原がすらしたボールをファーサイドでマコ!がゲット。これでグランパスが手中が切れちゃった感じでしたね。チーム3点目の高原のゴールの時は、ゴール正面でキープする中山と高原にだれもあたりにきませんでした。
何点取っても安心できないのが今年のジュビロ。後半どちらが最初に点を取るかが焦点でした。後半も20分くらいからジュビロの運動量がちょっと落ちてきた気がして気になっていました。案の定、中盤でスペースが出来てしまい、結果引き過ぎとなり押し込まれてしまいます。が、これ断ち切って再びジュビロに流れを引き戻したのは隊長。文丈から左サイドの奥にボールが出る。すかさずクロスを放り込むと、エリア左サイドに飛び込んできた中山が左足で合わせてゴールに流し込む。点で合わせる中山の真骨頂。
さらにこれまであまりコンビネーションがよくないと言われてきたゴン・高原の1・2から高原のゴール。ディフェンスを抜き去る前に放った難しいシュートだった思いますが、見事サイドネットを揺らしました。
この日の5点はそれぞれ見ごたえのあるシーンで、お客さんは久しぶりに溜飲を下げることが出来たことでしょう。
さて、冒頭にも書きましたが、そんなにジュビロが良かったのかは疑問が残ります。確かに中盤を制してジュビロらしいパス回しから何度も崩しを見せましたが、これはグランパスのプレスとディフェンスの厳しさが足りないためだったと思います。ジュビロサイドのディフェンスは、まあまあバランスが取れていたと思います。終了間際の1失点が気に入りませんが。。。
新加入のジヴコビッチはなかなか面白い選手とみました。技術的に高いものを持っているようですし、良いところへパスを通します。しかも多彩なパス。ただ、受け手の側がまだ彼のプレーの特徴を十分把握していないためか、かみ合わない点が多いです。この点が改善されれば、かなりイイセンいけそうですね。しかし、ひたすらパスにこだわる選手ですね。この日はシュートを打っていません。
さて、もう一人の新加入選手ヴァン=ズワムですが、この日は見せ場が少なく、ちょっとどういった選手なのかわかりずらかったです。決定的なのを1本止めていますけどね。
ジュビロ 5ー1 グランパス
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