第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会
【4回戦】 vs 栃木SC (2008.11/02
)


 スタメンはこんな感じ。
   中山  可憐
     名波
 岡田       西
   河村  成岡
  加賀 秀人 大井
     松井

R:八田・森下・太田・山本・藤井・萬代

 立ち上がりは互いに慎重な入りを見せた。栃木は前からプレスをかけてハーフカウンターを狙ってくる。前線に素早く送り込んでシンプルに攻めてくる。磐田はサイドに起点を作られて突破される。特に岡田のサイドがやられている。
 磐田は中盤で手数をかけすぎる。パスを回す割には連動性が乏しい。しかも足元へのパスが多くなかなか栃木の守備ブロックを崩せない。動き出しやフォローが遅いのも気になる。それでもセットプレーを上手く使って先制した。河村のゴールだ。
 たぶん、栃木は狙い通りのサッカーだったに違いないが磐田リードでハーフタイム。

 後半。
 相変わらずポゼッションは磐田。前半に比べると前に運べるようになってきてきちんと崩しのパスが入るようになった。プレスもかかるようになってきた。なってきたが、今度はフィニッシュの精度がない。何度も決定機を迎えたが決めきれず自分たちでゲームを難しくしてしまった。
 64分 名波→太田 前十字の損傷から復帰。久しぶりの公式戦だ。
 67分 中盤で奪われカウンター気味にやられた。相手の思うつぼだ。
 70分 中山 カレンが上手く溜めてヒール出だしたパスをシュート。DFが来ていたが上手くかわし、GKの取れないところへ流し込んだ。交代直前の一発。
 71分 中山→萬代 これまた久しぶりの公式戦。
 72分 太田 これまたカレンのスルーパス。カレンがDFを上手く引きつけておいて、ウラへ抜けでた太田に絶妙のパスだった。太田のシュートも狙い澄ました技ありシュート。
 太田のポジションは基本的には右のアウトサイドだが、時折、名波が交代した後トップ下に入った西とポジションチェンジしていた。
 3点目を取ったあたりから磐田には余裕が感じられるようになってきた。少ないタッチ数で回せるようになり決定機も何度か作った。カレン、萬代に点が欲しかったところだ。栃木も意地を賭けて点を取りに来たが磐田は体を張ったディフェンスで追加点は与えなかった。

 ジュビロ 3-1 栃木SC