第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦
【4回戦】 vs サガン鳥栖(2005.11/03)
4回戦。J1チームにとっては緒戦です。今年の相手はサガン鳥栖。スターターはこんな感じ。
中山 西
成岡
村井 太田
名波 服部
茶野 キム 秀人
能活
リザーブ:山本・河村・船谷・ノブお!・カレン
R:塩川
前半
立ち上がり、トスは激しくプレスをかけてきて少々とまどい気味。立ち上がり1分。ミスからボールを奪われてピンチ。シュートミスに助けられたが、これが決まっていたらこの日も厳しいゲームになっただろう。この時間帯、ジュビロはDFはちょっと混乱していていて
、連携に不安を感じさせたが、ゲームが進んで行くに従って安定していった。特にキムが落ち着きを取り戻したのが大きかった。もう一つ、立ち上がりの時間帯、
ボランチが引き過ぎて中盤にスペースを与えすぎていたように感じた。
DFは次第に落ち着きを取り戻していったが、攻撃陣は鳥栖の寄せの早さに苦しんでいた。
ジュビロは押し上げ遅く切り替えも緩慢。従ってフォローも遅れ気味。それでも、
15分クリアボールを西が豪快に蹴り込んで先制。
この日はサイドをうまく使えていた。特に左サイドの村井がキレキレ。周りとの連携も良くなってきました、ポゼッションは磐田。鳥栖は長いボールを前線に放ってくるがせいどが無く怖くない。
ジュビロもDFからの長いボール多い気がする。
33分、最近はついぞ見たことのない美しいカウンター攻撃(村井→西→村井→)から成岡の2点目。村井のクロス、成岡の技ありシュート。このところ見られなかった胸のすくゴールだった。
前半はジュビロペースのまま終了。しかし、何だかんだ言っても名波はすげーわ。攻守によく動いて縦横にパス。思い切り効いていました。西もいいところに顔を出していてアクセントになっている。
後半
取りあえずジュビロペース。60分、中山に代えてカレン投入。62分、カレンが自ら持ち込んでゲット。この3点目でゲームは決まった。今日は一発でサイドを変えるパスが良く出る。ちゃんと通って形になっている。
23分、成岡→船谷。
このあたりから一時押し込まれる時間帯が続く。サイドからクロスがくると浮いている選手が出てしまう癖は相変わらず。特にファーサイドがガラガラになって怖い。
28分、名波→河村。
両サイドが下げさせられて苦しい時間帯が続く。
名波が交代してからは攻撃がグダグダになってしまって形が作れない。
ジンギュはセンターの方が安定感がある。単純にカバーしやすいだけって話もあるが、むやみに上がらないところも助かる。そのジンギュから村井にロングパスがわたり(トラップが"神"級だった!スタンドがどよめいたぞ。)村井がエリア内に侵入、やや遅れて入ってきた西にマイナスのラストパス。西が豪快に蹴り込んで4点目。西はこの日2点目。村井も2アシスト。その後はすっきりゲームを終わらせての勝利。一月ぶりの勝利ってどうよ。
第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会5回戦
【5回戦】 vs アルビレックス新潟(2005.11/03)
スターター
岡本 カレン
成岡
村井 太田
服部 福西
茶野 田中 秀人
川口
R:佐藤・大井・河村・名波・藤井
前半
立ち上がりロングボールをFWにあてる。カップ戦用の戦術なのか?
中盤からのプレスが弱いのが気になる。カレンの動きが良くない。岡本もポジション取りが良くなく、前線に怖さがない。攻守の切り替えのが遅く、押し上げも遅い。まっとりとゲームが流れる。
新潟は前回と同じ戦い方だろうと思う。前半は守備的に行って後半勝負のプランかと。が、カウンターにはうまく対応してシュートまで行かせない。半ばを過ぎる頃から新潟が少し前に出てくるが、バランスよく守っている。
ロングボールを放ったのは立ち上がりだけで、あとはいつものサッカー。しかし、カレンと岡本はポストも出来なければ、裏へ抜けるプレー無しで仕事が出来ていない。ボールを引き出す動きがない。間延びしたサッカーで見所少なし。
後半
まったりと立ち上がる。前半同様の流れ。
58分 新潟海本が2枚目のイエローで退場となる。この後、押し込めるようになってくる。前線の二人も少しずつ動きが出てくる。岡本にキープしたり落としたりという落ち着いたプレーが出るようになってきた。
65分頃から新潟も次第に前に出てくる。中盤をシンプルに繋いでエジミウソンにあててくる。それでも今日はうまく抑えいている。
70分 成岡→名波 名波ボランチに入り、福西を一つ前へ。ジュビロは中盤を支配して攻め立てるようになったがゴールが遠い。1度、岡本がネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴール。
80分 岡本→藤井
80分 福西(名波のCKより)
藤井はFWらしい動きをする。裏を狙おうという動きが良いが、相方の調子が悪くて残念だった。
残り5分の戦い方に悔いが残る。守るのかもう1点取りに行くのか意思の統一が図れていなかったような気がする。新潟の捨て身の攻撃に同点に追いつかれ、そのまま前後半終了。
延長前半。
一人少ない新潟も攻めに出てきて一進一退の攻防となるが、いよいよジュビロが押し込むようになってきて波状攻撃を仕掛けるが、シュートが少ない。打っても村井のシュートがクロスバーにあたるなどつきもない。
延長後半。
さすがに新潟の動きが落ちてきて攻めに出られなくなってくる。引いて守る新潟のゴールを如何にこじ開けるか。なかなかゴールの臭いのないまま、これはPK戦突入か?と思わせた115分、CK後の混戦から田中が押し込んで2点目。新潟の選手が重なって倒れてファールを要求するもゴールが認められる。
その後はうまく時間を稼ぎ、新潟の攻めをしのいでタイムアップ。
ジュビロ 2−1 大白鳥