３回戦：vs 福島ＦＣ('96.11/17)

　ジュビロの今シーズンが終わりました。今日、スタジアムに足を運ばなかった皆さん、あなた方が正解です。去年の天皇杯の小瀬競技場での敗北なんか消し飛んでしまうほどのひどい試合です。これがオフト＝ジュビロの集大成かと思うと情けなくて。。。今日の試合の観客が少なくて、ラジオも含め一切中継されなかったことが不幸中の幸いです。

　どれほど酷かったかというと、日頃選手に優しく罵声が少ないと言われ、かなり酷いがゲームだと思っても拍手の起こるホームサイドのゴール裏サポーター席の人たちが、ゲーム終了後に挨拶に行った選手たちに対して罵 声とブーイングを浴びせ、一つの拍手も起こらなかったほどでした。さらに、本来あってはならないことですが、ゴール裏からペットボトルやゴミが投げ込まれていました。わたしは、今シーズンホームゲームはほとんど 見ましたが、どんなに酷いと思った試合でも、物が投げ込まれたことは記憶にありません。それほど今日のゲームはボロボロでした。

　ゲームは、今季最低のパフォーマンスで。寄せが遅い、フォローがない、上がりが遅い、攻めが左サイドに寄りすぎて単調、シュートを打てない。。。数え上げたらキリがありません。
　今のジュビロの浮沈はドゥンガが握っています、彼が攻めにかかりすぎるとカウンターでやられます。そして、ＦＷの拙攻やＤＦのミスが続くとキレてしまい、集中力を欠いてしまいます。この試合も、前半ですでにキレてま した。その悪い点が出た試合でした。
　一方の福島はジュビロをよく研究していました。中盤のチェックが早くジュビロに仕事をさせません。そして、簡単な繋ぎからトップにあずけるシンプルな攻めでよく攻め込みます。ＤＦも３番の選手を中心に危険なエリアを きちんとケアーして決定的な場面を作らせません。そして、中盤のパスカットから一気の速攻で先制。後はジュビロの焦りを誘って幸運なオウンゴール。これで、The end。
　福島は、シンプルでけれんみのないサッカーをしますね。いいチームじゃないですか。これで、ＪＦＬ１４位とはびっくりです。漏れ聞くところでは、チーム内にごちゃごちゃあって、来年度は主力が抜けそうな様子ですが、めげずに頑張って欲しいです。ジュビロ戦のような出来なら４回戦のエスパ戦 もいけるでしょう。

---