この日は遅めに家を出た。レッズファンがわらわらしている中に長いこといるのはイヤだからね。まさか、ホーム側の自由席がレッズファンに占拠されていることはなかろうなぁと思いつつスタジアムに向かう。

　いつもの道を駐車場に向かう途中、住宅越しにスタジアムの見える場所がある。そこから見えたスタンドの様子に絶句した。フリーゾーンの最上部はほぼ赤で埋め尽くされている。ちょっと想像を超える状況だ。こんなに数多くのアウェーサポが押しかけたのはＪ参入１年目のダービー以来のことじゃないだろうか。（あの時のオレンジ率は今日の赤者率より高かったが。）

　入場しようと荷物チェックの最中にレッズファンの大ブーイング。時間的にみて能活でも出てきたのか？と思う。スタンドに上がってゆっくり見てみると、先ほどの言ったとおりフリーゾーンの上部域はずっとホーム側まで赤・赤・赤。最前部エリアもハーフウェーラインあたりまで赤い。

　自由席はもちろん見切り席まで真っ赤っか。なんかメチャメチャ密度が濃い。聞くところによると、ビジョンの下のにもびっしりとレッズファンで埋め尽くされていたとか。そこじゃゲーム見えないだろ。チケットは完売していたはずなのにホーム側の自由席にはかなりの余裕があった。ということは、かなりの数の浦和ファンがホーム側のチケットでアウェー側の自由席に潜り込んだと言うことだろう。ま、磐田スタジアムでは自由席のチケットチェックはしないから出来るだろうが、狭かっただろうね。ゴメンねレッズはヒト。

　で、応援が始まると五月っ蠅い。ただ、そのうち耳も慣れてしまうんで特に五月蠅く感じなくなる。わたしは少しホームよりいたにも関わらずジュビロの応援が聞き取りにくくなったりしたが、点を取ってヤツらを黙らせてやれと思ったわたしだった。
　この日のわたしの横は親子連れ。父と娘だ。娘は小学５年生くらいかな？選手入場で身を乗り出したり、ジュビロ側の応援にあわせようと一生懸命体動かしたりジュビロ大好きってのを体一杯であらわしていてかわいらしかった。高校生くらいになったらゴール裏に行くようになるのかな。

　このにちはレッズサポーターが大挙して押しかけ大音響の応援を繰り返したわけだが、これが思わぬ効果を生んだ。というのは得点したときの磐田ファンの反応だ。ふだんは立ち上がるヒトなどいないメインスタンドで得点のたびに立ち上がって快哉を叫ぶヒトの多かったこと。１点目より２点目、２点目より３点目と増えていった。これは間違いなくレッズ効果。レッズの熱気が磐田ファンにも乗り移った感じだよ。スタンドも地味にヒートアップしていたね。そして、タイムアップの笛でまた立ち上がる。さすがのレッズファンもそのときは静かになってしまった。

　メインスタンドの放送局のクルーやチーム関係者の陣取るエリアの一番ホーム側。ふだんはチーム関係者がいるブースがこのにちは放送用のブースになっていた。スカパー！かと思ったらＴＢＳらしかったが、解説が小倉と相馬。（相馬かと思ったら福田だったらしい。）ハーフタイムは撮影会状態になっていた。　

　さて、この日一番のニュースはマッチデイの抽選に当たったこと（笑）。１０年以上磐田に通い続けて２度目。ハーフタイムにトイレに行っていて、席に帰ってきたときは当選ナンバーの発表が始まっていた。画面にはクルトン賞のナンバーとアナウンス。と、ゲーム前に覚えていたナンバーが読み上げられているじゃあないか。慌ててナンバーを確認すると当たりぢゃあ〜。
　ゲームが終わり、わっしょい、勝利は続くよが終わった後で引き替え場所へ。パンを貰って、ジュビロ君、ジュビィちゃんと写真撮影のためにピッチサイドへ。ところが、ジュビ＆ジュビィは２度目のわっしょいの最中でしばし待たされれてしまった。前回は負けゲームのときだったけど、今回は勝利のあとでことさらに気分が良かった。

　週末が近づいてきた。レッズ戦だ。しかし、何とも勝てるイメージが作れないんだよな。まず、レッズの攻撃をどうやって凌ぐのか？キープレーヤのマンマークとゾーンを併用する鰺さんのやり方がうまくはまるんだろうか、たいていはバランスを崩して、マークしていなかった別の選手に２列目から飛び出されてやられちゃうことが多いわけだ。
　も一つ。堅いレッズのディフェンスを破れるのか？レッズの守備力はＪ屈指だからこれも難問だなあ。まぁ、闘莉王がサスペンドなのは朗報なんだが、かといってそれにつけ込まないでお付き合いしちゃいそうなジュビロだからな。どー考えても零封なんてできっこないし、０−０で淡々と進んだりしたら勝てないだろうなあ。勝機があるとすれば殴り合いに持ち込んだとき。３−２とか４−３とかのゲーム。ポゼッションを高めて攻め立てるレッズ、カウンターで対抗のジュビロ。先制できれば面白いかな。（って、数年前とは立場が逆転だね。）そして、追加タイムの決勝点で勝利（笑）。

　で、さらにもう一つの心配は大挙して押しかけるであろうレッズファンを磐田スタジアムでどう捌くかってこと。異例の自由席のホーム、アウェー別販売をしたものの、レッズファンの中にはホーム自由席を購入したものがかなりの数に上る模様。ホーム側の三角地帯に赤いヒトっちが陣取ったりしたらもめ事は必至だ。対策は講じているのか？昨日付でオフィシャルウェブにはレッズ戦に関する案内が出ていたが、わがＹＦＣは呑気だからかなり心配している。当日は、できるだけキックオフ間際にスタジアム入りして、ゲームが終わったら速攻で帰ることにしようと思う。レッズ相手だと、出待ちなどして長居をすると、勝っても負けてもイヤな気分を味わうことになるからね。

　ちょっと一杯やってきた。別にやけ酒じゃないよ。予定の行動。行き帰りの電車の中でちょっと考えたんだけど、しかし、酷い出来だったね。やっぱりヴァイタルがスカスカでは安定したゲームは出来ないってことだよな。今日のゲームに関してはそこが福岡との一番の差だったということだな。
　引かれた相手をどう崩すのか？これも課題だな。ミドルを打つとか、サイドチェンジを入れるとかの工夫が欲しい。ドリブルで突っかけられるヤツも欲しいね。鯵サンはポゼッションサッカーがしたいようだが、現実の鯵ジュビロはリアクションサッカー。上位チームは仕掛けてくれるからカウンターができる。だから点も取れる。が、下位チームは仕掛けてくれない。
今日は太田の出来が悪すぎた。スペースが無かったこともあったがもう少し右サイドで起点を作って欲しかった。しかし、太田に代わる選手はいない。船谷の投入も疑問だったが、カレン出来ががあれだけ悪いと代えられてもしかたないかと。では交替は誰？この日のサブでは外にいないのも事実。ま、福西を残してカレン→隊長ってのもあったかもしれないが、こりゃ五十歩五十一歩かな。ま、選手層も含めてこれが今の実力かな。
　あとは言いたかないがモティべーションの差だな。今季はまだ残留に絡んでいるチームとのゲームが２つも残っているからね。そうじゃなければ上位チーム。やりにくいところばかり残っているね。

　今週はミッドウィークに代表戦がなく静かだ。もっとも、オシム＝ジャパンに招聘されているのは能活だけだからあんまり関係ないんだけどね。優勝を争えるチームだったころは代表選手を輩出していて、代表戦が立て込むと大変だった。優勝をねらえなくなってもジーコのころはやはりたくさんの選手が代表に選出されて、クラブの合宿に参加できないこともあったりと結構大変だった。それが、今ではＧＫの能活一人だけだから、チームとしては助かっているんじゃないかと思う。もちろん、選手は代表に選ばれ、キャップ数を重ねたいと思うものなんだろうが、クラブチーム至上主義者のわたしとしては、チームの立て直しに時間が欲しい時期にちゃんと選手がいることは喜ばしいことだ。とはいえ、アジア大会に出場するＵー２１日本代表合宿にカレンの他、上田と松井が呼ばれている。カレン、上田は現状ではジュビロのレギュラーだからちょっと痛い。上田、松井は本大会では呼ばれないんだろうけどね。

　しかし、強豪チームは大変だよね。今、その立場から転がり落ちてつくづく思うんだが、上記各種代表に選ばれチームを離れる選手が多いこともさることながら、チームが外国チームとのゲームで過密日程になることも大変なことだ。ゲームはホームゲームだけではないから外国に行かなければならない。東アジアだけならまだしも、東南アジアやイランや中東にも行かねばならないわけだからねぇ。アジアの大会に出たことのないチームのサポは言いたい放題言ってくれるけど大変なんだって。横浜、鹿島や大阪脚隊なファンの方々には分かっていただけると思うけど中国や韓国のチームだって侮れない。ましてや西アジアのチームは強いぞ。しかも、１０万人がすべて敵な超アウェー状態だってあるし。レッズな皆さんも来年は存分に辛酸を嘗めていただきたいものだと切に思うものである。

　いやぁ〜、久しぶりの３連勝。何でも、２００４シーズンの開幕３連勝以来ののことだそうだ。ってことは２年半ぶり？

　朝起きたときには今にも雨が落ちてきそうな曇り空。『えっ？雨なのか、今日は。』さらに気温も低く肌寒い。ところが、昼前から空が明るくなり薄日も差し込むようになってきた。
　この日は少しゆっくり目に出発。いつもの中は条にクルマを止めた後、久しぶりにオフィシャルショップに行った。秋冬物の発表後に初めて行ってみたがめぼしいものはなかった。最近、欲しいと思うグッズが少ないのはどういうことだろう？
　スタジアムに入る。ゲートにアンケート用紙を持ったおねいさんが何人もいたが、わたしには用紙をくれなかった。何故？バックスタンドのいつものところでまったりするが日向は結構暑い。風が強い。

　さて、この日はゲーム前の練習をじっくり見ようと早めに自分の席に向かった。隊長がやたら面白そうに鳥かごをやっていた。ワンコが全っ然ボールを取れなくて笑ってしまったよ。
　まわりのお客さんは普段あまりスタジアムに足を運んだことがないような人たちが多かった。やっぱり、法人でシーズン券を買っているんだろうなと思う。しかも、年齢層高っ。俺でもめちゃ若造。
　バックスタンド最上段のフリーゾーンの両サイドに仕切りがしてあって、今日も中坊ご招待か？と思っていると、キックオフまで２０分を切ったあたりから同じ色のジャージと思しきそろいの服を着た集団が３種、わらわらわらとスタンドを上がっていく。やっぱりそうだったか。この日はハーフタイムで紹介がなかったからどこの学校かはわからなかった。彼らも入れて11,000余の観衆ということかな。

　トスに勝った大宮が場所を取ったため、攻める方向がいつもの逆。たぶん、風を考えて場所を選らんと思うんだけど風は途中で止んでしまう。しかし、ゲームは前半大宮ペース、後半は磐田ペースで終始ホームから遠いサイドで行われて見づらかった。
　途中交代でピッチを去る福西はキャプテンマークを近くにいたキクチに投げてよこした。キクはそれをマコに渡そうとしたが、マコに『お前が付けろよ。』と言われ、渋々自分の腕に巻いていた。

　ＭＯＭは鰤塩。インタビューの後でバックスタンドで深々と礼をしてゴール裏へ。ゴールとスタンドの間に入っていてゴール裏のお客さんと何やらやりとりがったようで、メガホンを渡されていた。さらに鰤塩コールに合わせて大旗を振って喜んでいた。
　鰤がゴール裏に向かうころに前田のインタビューが場内に流れた。この模様はＮＨＫの録画放送でも流れていたが、鰤塩のインタビューはスルーされていた。

　この日は朝から爽やかに晴れ渡った。天高くとはよく言ったもので、澄み渡る秋空は吸い込まれるように青かった。サックスブルーの空の下、気持ちの良い車を飛ばしてでエコパへと向かった。

　途中、磐田の中心街で用事を済ませてから行ったんだが、祭の装束を身にまとったヒトがたくさんいて、どーやら磐田は祭の模様。見付のお祭りは終わったよなあ？と思いつつエコパに向かうが、結構いろんな地区で秋祭りの模様だ。こおゆうのっていろんなしがらみがあって、出ないわけにはいかないんで集客に影響しそうだなあと思いつつスタジアムに向かう。
　いつもの駐車場に車を止めエコパへのスロープを上がっていく。キックオフの２時間半ほど前。すでに開門はされている。スタジアム正面の広場にいろんな出店が陣取っている。富士宮焼きそばとコロッケを買ってゲートをくぐる。メインスタンド２層目の前の方の適当なところに座って食事をする。ピッチでは前座試合の小学生が走り回っている。風が強い。台風崩れの低気圧が猛烈に発達しているらしいからその影響なんだろうと思う。混み合ってきたので席を離れ通路でぼーっとした後に再び２層目のスタンドに入り、メイン最上段に陣取って読書。今日は東京から来るいつもの観戦仲間は欠席だ。

　スタンドは閑古鳥が鳴いている。閑古鳥五月蠅過ぎ。県との協定か何かあるんだろうけど、今日は磐田でも良かったかも。結局、観衆は21,066人と磐田のキャパよりは入ったが、たぶん、エコパで開催したゲームの差ワーストだと思う。アウェーサポの集客力が小さいことも影響したか。しかし、ガンバは良い選手もたくさんいて、良いサッカーして、優勝を争っていてもアウェーの集客は期待できないんだね。

　キックオフが迫ってきたんで自分席に降りた。周囲はいつもと違うメンバーだったような気がする。右隣の若者は明らかにガンバファンだった。何で年間シートの席にガンバのファンが居るのか理解できなかった。遠藤のゴールでガッツポーズ、シジクレイの同点弾に快哉を叫んでちょっと気分を害したあがただった。ので、前田のゴールの時には立ち上がって差し上げた。タイムアップの後しばらく放心していたようだったが、ややあって気を取り直したように帰って行った。お疲れ！っつか、ガンバのファンはへこんでるだろうなと思う。前節の甲府、今節の磐田であわせ６点の勝点を積み上げる予定だったと思うからね。最悪でもどちらかに勝って３点はゲットできるだろう。ふつーにいけば４点は堅いか？って思っていたに違いないんだよ。それがこの２戦での勝点の上積みは無し。でもねえ、わたしゃガンバ応援してるよ。直接対決はジュビロに決まってるけど、ジュビロ以外が対戦相手なら断然ガンバを応援するからね。間違っても、劣る頭と書かれてしまうチームは応援しないから。でもよ、何でガンバサポは１層目と２層目に分かれてたんだ？また分裂してんの？

　エコパでのゲームって勝率悪いんだよね。昨年、今年のここまでのエコパでの戦績は１勝６分１敗。何故かエコパで勝てない。磐田では６勝しているのにどおゆうことなんだろうか。かつて、雨のナイトマッチには勝てないって話もあたんだけど、あれよりも勝てないよ。でも、そろそろ勝てるかなあぁ。（超楽観的希望）

　さて、明日のガンバ戦だが福西は間に合わないらしい。キムがサスペンドなので、能活・秀人・健太郎・マコ・ハット・鰤塩・キク・太田・康太・前田・カレンという布陣になりそうだとのこと。ただ、鰺さんのことだからまたフェイクかも知れないけどね。大阪は加地が間に合わないとの由。


　さて、先日わたしの職場にダービーのチケット優待販売のチラシが回ってきた。ちょっとここでは書けないが、カテゴリー２がスーパーディスカウントになっていた。で、職場のサッカー好きの女性から質問を受けた。
『この安売りの席はどうなんですか？』
わたしの回答は、
『席の位置は１層目のメイン・バックの指定席とゴールウラ席（券種ではカテゴリー３との間のびみょーな席だよ。前の方ではゲームは見えないね。だから、そーとーお安くなっているとは言えあまりお勧めできないよ。素直にカテゴリー３を買った方が良い。おれならそうする。』
エコパのカテゴリー２とカテゴリー３。もしカテ２の方が安かったら皆さんはどうされますか？
　しかし、ダービーのチケットを安売りかあ。世も末だよね〜｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡。