明けましておめでとうございます。今年も日記をご贔屓に。
年末から年始にかけて北海道に行ったり、ニョーボの実家に帰省していたりでバタバタしていました。その合間を縫ってコクリツに遠征してりしてバタバタに拍車がかかっています。北海道にはリナザウを持って行って、ページの更新が出来る態勢は作ってあったんですが、全然そんな気にならなくて(だってリゾートしに行ったんだもん。)27日のセミ=ファイナルも携帯電話でチェックしたり、生観戦組の情報なんかで大体の感じはつかんでいました。日記を更新しようとすればできない訳ではなかったんですが、まぁほらリゾートでまったりの日々をだったんで、そおいった日常はまあいっかってところで。。。
で、今回のコクリツ遠征の記はニョーボ実家にリナザウを持ち込んでて、折りを見て書き連ねています。写真は撮りましたが、リナザウでは加工出来ませんので、後日、優勝おめでとうページでも作ってどどーんと公開致します。乞うご期待!
さて、決戦の朝。夜明け前には起床のAGATHAでありました。「えー、元旦から出掛けるわけぇ。」なニョーボ殿には、とあるものをプレゼントすることで懐柔。「エスパが勝ったら、行きたかっただろ。」の問いには「行かない!」とキッパリ。『あーそうですか。でもおいらは違うんだよん。』
元日をコクリツで迎える。日本リーグのころはサッカー選手の夢のようなものであったらしい。Jリーグが発足して多少変わったかも知れませんが、元日にファイナルを迎えるってのはやっぱり選手にとってもファンにとっても特別なことじゃあないでしょうか?少なくともわたしにとっては、積年の夢がかなった今年でありました。
朝、8時前に家を出ます。駅までの道を足早に歩きます。静まり返った家々の様子と軒先のお飾りで今日が正月であることを実感します。酔狂なのかなあ、やっぱり。
浜松駅でY氏と落ち合い東京へ。自由席がベタ混みの様子に慌てて指定席を購入する。元日に出歩くヤツなんてろくにいねーだろうと高をくくっていたらとんでもないことでした。しかも、一目で国立へ向かうと分かる人々が多数。
10時半ちょい過ぎに千駄ケ谷駅に到着。一計を案じて、直接スタジアムに向かわず、アウェー自由席の列並びが伸びているであろう方向を経由しながら向かいましたが、全く余裕。列はスタジアムを取り巻くブロックから外へは出ないどころか、スタジアム西側の公園の中にも入っていない状態でした。磐田からのツアーバス(16台とのこと)が到着する前に列に並べたのも勝因か。まもなく列整理。そして開門。一番メイン寄り(通路挟んでSA席)中段の席をゲット。ここならロイヤルボックスに上がってカップを持ち上げる選手たちをカメラで十分狙える位置でもあります。列並び中に目撃した大きな方のY氏がゲートをくぐるのを発見。何度かけてもなぜか電話がつながりませんでしたので追いかけて声をかけました。電話を家に忘れてきてしまったとのことで、納得。ほどなくN氏、M女史も合流。何も示し合わせた訳でも、連絡を取り合った訳でもないのに、よくご一緒するんですよね。
自由席はアウェー扱いのジュビロサイドから埋まって行きました。キックオフの1時間前にはジュビロサイドは空席が見えなくなっていたように思いました。セレッソサイドも30分前には一杯になっていたと思います。最終的には51,000余の観衆で埋め尽くされることとなりました。ま、完売だった訳で当然と言えば当然。
天皇杯の決勝って、2度目の生観戦になるんですけど、贔屓チームが出場するのは今年が初めてです。わたし自身のテンションが前回と段違いなのは当然なんですが、いつも見ているJ以上に指定席と自由席の温度差が大きいような気がしました。例えば、見慣れた磐田スタジアムのゲームでは、例えばメインスタンドの観客は概しておとなしく、得点シーンで立ち上がったりする人はごく少数です。(わたしは、そのマイノリティ。)でも、大事なゲームや、チャンピオンシップの時などは、わたしがびっくりするようなノリで、総立ちになったりします。
今回は、たまたまSA指定席に隣接するエリアにいて、さらに内側を俯瞰出来る場所に位置していたんで特にそう感じたのかも知れません。ま、これは無理もない話で指定席の多くはカードが決まる前に既に完売に近かったわけですから、どちらのサポーターやファンではない人達がほとんどであると推察されます。両チームのファンから見れば単なるサッカー好きってことになるのかな。そんなわけで指定席はことさらにおとない雰囲気だったんですが、自由席もわりとまったりしたムードでした。列並びからのんびりでしたし、ゲーム前のサポ同士の煽り合いなんかもなかった。これについては、Y氏が絶妙の解説をしてくれました。いわく、「両方とも、こいつらが相手なら勝ったと思ってるんじゃない?」。
-------------------------------------------------------------------------
手持ちの時計は48分を回りました。表示されたロスタイムの3分台に入り、わたしの周囲は試合終了を待ち侘びています。選手は相変わらず激しく動き回っていますが、ベンチはそわそわしています。やがて、吉田レフェリーの右手が真っすぐ上がり、タイムアップを告げる笛が聞こえてきました。監督にかけより喜びを爆発させる選手、スタッフ。ジュビロゴール裏は、ブルーの紙テープが乱れ飛び、総立ちとなって歓喜の渦に包まれていました。コールが響き、わっしょいが繰り返されていました。
ゲームが勝利で終わりましたから、当然、表彰式も見て帰ります。準優勝のセレッソの表彰が淡々と終われば、続いてジュビロの表彰です。ジュビロサイドが沸き立つ中を選手がロイヤルボックスに上がって行きます。一人一人の選手にメダルが渡され、各種カップが授与された後、最後に天皇杯が手渡されました。そして、カップを高々と掲げて勝利の雄叫び!こんなに早くこの日が来るとは感無量でした。
ピッチに戻った選手たちは写真撮影の後、ヤンツーさんの胴上げ。この日44回目の誕生日を迎えた監督が何度も宙に舞います。ヤンツーさん泣いていたんじゃないでしょうか?続いて、菅野フィジコも胴上げされていました。やがて、ウィニングランに移ります。ゴール裏ではみんなそろって両手を高々とあげて歓喜に答えていましたが、選手は喜びを爆発させるというより、かみしめているといった風に見えました。その中で、印象的だったのが名波。いつもの無愛想は態度とは打って変わって、何度も何度も求めに応じてスタンドのファンと握手。最後は、履いていたスパイクをスタンドに投げ入れていました。対象的だったのがグラウ。退場してしまったためか、あの陽気な男が、しょげているような、少し自重しているよな感じにも見えました。でも、インタビューを終えてピッチを去る時には、ゴール裏にやってきて、いつも来ているアンダーシャツをスタンドに投げ込んで行きました。
優勝セレモニーをすべて見届けてからスタジアムを去りました。勝った勢いで、調子に乗って新宿まで歩いてしまいました。歩く道すがら、ふっと 今日が元日であったことを思い出しました。元旦決勝って、けっこう浮世離れしていることなんだと再確認。東京駅で新幹線に乗ろうとホームに上がってみてびっくりジュビサポ多すぎ(笑)。席に着いて見ると、前も後ろも、横も斜め前も、斜め後ろも全部ジュビサポ(大笑)。浮世離れの大集団。浮いてたかも。
わたしは、熱海で降りましたが、伊東で伊豆急に乗り換えたら同じ車両にセレッソサポの親子が乗っていました。これもビックリ。ってことで、元旦国立遠征が終わりました。が、まだ自宅に帰っていません(爆)。
|