今日は、朝起きるともう雨が降っていました。最後まで迷っていましたが、この雨が生観戦を断念させる事になりました。ニョーボに話すと、『ずいぶん軟弱になったね。ジュビロに対する気持ちが萎えてきてるんじゃないの？』と。ってか、２週続けて東京にサッカー見に行くのが尋常じゃないって。新幹線で往復すれば１回２万円だよ。そんなに小遣いもらってないっての(誤爆？)。


　ま、ヨタはさておき、このゲームは内容勝負と思っていました。Ａ３での不調をどこまで戻しているか？あくまで次週から始まるナビスコ杯、そして３週間後のリーグ開幕にむけての調整ゲームです。もし、負けたとしてもゲーム内容が良くなっていれば全然問題無し、と考えていたわたしでした。まあ、負けたりしたら、結果しか見られないメディアがセンセーショナルに書き立てたでしょうが。。。その意味でも勝って良かったです。


　て、ワケでＴV観戦の感想です。しかし、前半は寝ていましたね。Ａ３を引きずっているようなショボイ内容。パスが回らない、スペースが使えない、イージーミスを繰り返す。。。今シーズン初めてジュビロを見た人は、これがあのジュビロか？と目を疑ったことでしょう。それでも、Ａ３でもっと凄まじきものをお見せ頂いたわたしにとっては、この前半も『この間よりは良いかな〜。ソンナム戦よりはずっと良いわ。』と思っていた次第。サンガ有利のまま前半終了。

　後半になると流れが一変します。ジュビロのパスまわしに速さと正確さが戻ってきます。ＦＷのポストも機能するようになってきました。グラウが良いです。中山の回りをうまく回る感じでコンビネーションも悪くなかったです。（タカとのコンビネーションは超１級でしたから、これと比較しちゃダメ。）よく動き回ってプレスをかけて、イーブンのボールは最後まであきらめないで追いかけて、とにかくこの日のグラウのプレーには気持ちが入っていました。そして２得点。このプレーがコンスタントに出来れば、中山の相棒はグラウで決まりでしょう。
　名波・服部が今ひとつピリっとしない中でチームを引っ張ったのは俊哉でした。１点目はきれいな切り返しから落ちつて決めました。２点目も半分以上は俊哉の点でしょう。ＧＫが跳ね返したボールをグラウが押し込みましたが。。。やはり、２列目以降からの飛び出しが、攻撃に置ける今年のポイントになりそうです。
　ディフェンスはかなり安定していました。京都の攻撃が淡白であったり、同じようにパスをまわすサッカーでカウンターに鋭さが無かったりで、結構、安心していました。ただ、河村が攻守に中途半端だったのが気になります。

　ともかく、一安心です。選手もこれで落ちついてサッカーが出来る事でしょう。前半はともかく、後半はジュビロサッカーの片鱗を見せてくれた事で、今までのイヤな流れを断ち切れそうな気がします。それが、このゲームの一番の成果だと思います。勝つ事によって得られる自信を手に入れられるってこともあります。いくら良いゲームをしていても、勝てないと、疑心暗鬼からだんだんとおかしくなってしまうものですからね。もちろん、まだまだ不十分ですが、とりあえず一つ乗り越えた感じです。


　この日は、日テレの中継だったワケですが、変に盛り上げようとしていてちょっとヤな感じでした。『頂上決戦』とか『真の王者の決定戦』とか訳の分からん修飾語は止めい！確かにジュビロはリーグチャンピオンだし、サンガは天皇杯ウィナーです。その２チームが戦うゼロックススーパーカップを盛り上げたいという気持ちは分からんでもありませんが、間にオフが挟まってメンバーも入れ替わったシーズン開幕前のゲームですからねぇ。ゼロックスはあくまでもプレシーズンマッチに過ぎないワケなんですよ、日テレさん。それ無理矢理盛り上げようとするとサッカーファンは間違いなく引いてしまいますし、よく分からない人は『日本の最高峰ってこんなもの？』って思っちゃいますよ。これって逆効果になりません？ゼロックススーパーカップはプレシーズンマッチの一つなんです。たまたま、リーグチャンピオンとカップウィナーが戦うってことだけなんです。プレミアシップのチャリティーシールズもそうでしょ。あまり頓珍漢な盛り上げ方はやめていただきたいものです。（ゲーム終了後の、「Ｊリーグ展望」とかいう名のヴェルディ応援番組は噴飯ものでしたが、チームオーナーさんということで笑って看過いたします。）