zao1     蔵王

 もう7〜8年ほど前のことになるでしょうか、"極楽スキー"というムックがあった。その誌上で酷評されたことのある蔵王。曰く、リフトの乗り継ぎが最悪、宿の食事は最低等。。。

 そんな蔵王だが、一度は行ってみたいスキー場だった。この時はバスツアーであった。とある団体が主催したツアーで、講習会がセットされていた。(安かったぞ)
 最初に班割り。取りあえず自己申告。ピナともども中級と申告。インストラクターが滑りをチェックして細かく班分け。わたしは上から2番目の班だった。
 講習会が行われたのは横倉ゲレンデ。講習が終わったあとフリーで滑走。大森ゲレンデが気に入った。最終日のフリー滑走で、お地蔵さんのある山頂まで上がって懺悔坂を降りた。その後、いろんなところを滑ったが、どこを滑ったのか分からないぞっと。(^^;

 

   

 
    猿と発哺温泉

   実は、わたしはあんまり温泉が好きではない。風呂が嫌いなのだ。春〜秋の間はシャワーで済ませてしまう。ところが、ピナは大の風呂好きである。もともとが温泉場育ちなので、実家の風呂に温泉引いてるくらいなのである。だから、スキーと温泉を組み合わせたがる。(諸般の事情で却下!ってことの方が多いか?)

 で、この時は温泉ありのところに行った。志賀までクルマで行こうなんてガッツはないから電車だ。(なぜって、ピナと行けば100%ワタシの運転である)金がないから夜行急行。長野で長野電鉄に乗り換えるんだが、この待合い室が、寒い・暗い。。。(後日、やはり長野電鉄始発に乗ることがあったが、JR長野駅で待てばいいことがわかった。暖かいぞ。)湯田中でバスに乗り換え。30分待つ。のどかである。とてもスキーに行く雰囲気ぢゃあないぞ。バスが来て、奥志賀高原方面行きに乗る。爆睡。車内アナウンスに起こされた。ぽかぽか陽気である。
 取りあえず宿に入る。薬師の湯である。宿の前に猿の出迎えである。思いがけず部屋に通してもらった。部屋から外を見るといるいる、わらわらわらと猿が現れる。窓には、不用意に窓を開けるな、と張り紙してある。見てると飽きない。すっかり和んでしまったが、このまま部屋にいては何しに来たのか分からないから、取りあえず着替える。で、ゲレンデに行く。この日はブナ平中心に滑る。夕方、宿に戻るとやっぱり猿のお出迎え。

 翌日は、焼額・奥志賀方面に向かう。3月下旬ともなると連休といえども割合空いている。ショートターンが苦手なわたしにはこの界隈はつらいものがあるが、ロケーションがいいので我慢する。

 さて、最終日。この日は寺小屋に行く。正午には発甫を後にした。やっぱり、猿が送ってくれた。長野発の"しなのxx号"のチケがダブルブッキング。今時こんな事あるんだなあ。次の列車に席を確保して事なきを得た。


   

 


    ドツボの連休スキー

  その日、わたしたちは早朝の東名を東に向かった。八ヶ岳東麓のスキー場となると、わたしたちの住む遠州地方からだと、普通は夜行である。嫌いなことばかりで恐縮だが、わたしは夜行が嫌いだ。いや、別に慣れていないワケじゃあない。その昔、山登りに熱中していた頃、たいていは夜行列車で山に向かった。今でも、スキーのためにたびたび夜行で出かける。2時間も寝ておけば体は動く。が、やはり夜行はイヤである。

 わたしたちは、清水で東名を捨て52号を北上した。南部・身延・鰍沢と快調に通過する。ところが、韮崎の手前で渋滞が始まった。どおやら、朝の通勤時間のようでもある。なんとか20号に合流。ところが須玉IC手前でまたまた止まってしまう。141号に入っても、ベタベタベタ。。。こりゃあ、野辺山あたりから詰まってんのか??実はこの渋滞、工事であった。野辺山に向かう途中で断続的に工事のため片側交互通行を行っていた。ハイシーズンの週末に工事せんといて。予想外の(読みが甘い)混み具合で予定を大幅に遅れ、この時点でリエックスを諦め、八千穂国際に変更。が、海ノ口の手前でまた止まってしまう。もはややけくそ気味。

 11時を大幅に回った頃、八千穂国際に到着。やっとクルマを止め、ゲレンデに向かうと、わぁを。。。。混んでる。。。むちゃむちゃ混んでる。。萎えた。で、メシにする。この日、久しぶりに回数券を買った。(いつ以来か?この時以来あったか?)1本滑ったらやんなった。とりあえず、根性出して3〜4本滑った。そしたら、もう夕方になっちゃった。やっぱり夜行で行かなくちゃ。(^^;

 翌日は、富士見パノラマ。がむばって8時に駐車場に着く。ゴンドラで駆け上がり、快適だったのは最初の1本だけ。狭いコースに入り込みが多いため、ちょっと恐い。3本目あたりからイモを洗うような騒ぎである。おまけに雪がぐずぐずになってきた。危ないので撤収。やっぱり、2月の2週目の土日は行くもんぢゃないな。


 

   

 

    蔵王再び

    またまた蔵王である。とりわけ蔵王が好きなわけではない。時々利用する講習付き格安ツアーの行く先が、たまたま蔵王だったということである。宿は前回同様で蔵王国際ホテル。ここはまあまあだと思う。巷間噂されるほどのスゴサはみじんもない。

 この時も、横倉ゲレンデで講習。講習の間中、雪が降って寒かったなあ。説明聞きながら待ってるときが、たまらなく寒い。ってことはイントラの方も重々承知で、わたしの班は、「寒いから、とにかくたくさん滑りましょ。」というワケで本数は滑った。(あんまり教えてくれなかったなあ)

 最終日、PSN(PC-VAN Skier's Net)の方々とお会いする。リフト待ちをしているところで後ろから大きな声で呼ばれた。ハンドルと呼ぶニックネームで呼び合うのが作法?なんですが、妙な名を付けていたため、リフト待ちをしていた人たちの大半を振り向かせる結果となり、この後でハンドルをAGATHAに変更した。


   

 
    サンバレーのくされ雪

 志賀高原は、わたしが一番気に入っているのエリアだ。厳冬期の雪質は抜群だし。(北海道と比べないように)3月下旬でもまあまあの雪質だ。混んでいると言っても八ヶ岳周辺や白馬界隈に比べれば空いている。そして、何より広くてコースヴァリエーションが豊かなことだ。ただ、遠州からはちょっと遠い。。。

 例によって電車で行く。ただし、今回は温泉ではなくサンバレー。ホテル志賀サンバレーに宿泊。なんと目の前がゲレンデだよん。ただ、皆さんご承知の通りここは志賀の入口。他のスキー場に移動するのが大変。奥志賀までバスで行こうとして、途中で気分が悪くなってバスを降りてしまったのがこの時のこと。ニョーボが珍しくジャイアント行こうなんて言ったのもこの時のこと。丸池のコブで吹っ飛んだのもこの時のこと。そして、非常に暖かくて腐った雪に苦労したのもこの時のこと。でも、腐っても志賀!!

   

 
    全山湿雪車山

 腐った雪に苦労したのは、この時の車山の方が酷かった。実は、わたしが最初にスキーをしたのがこの車山。今を去るXX年も前のこと。その後、シーズン始めの発滑りに行くことはあっても3月の下旬に行ったことはなかった。ワタシの中の車山は雪のつきがわるくカリカリバーンのゲレンデというものだった。だから、この時ゲレンデに着いて、雪が多くて、これが車山か?と思った。(普通このくらいあるものらしい)が、あればいいってもんでもないぞ。とにかく湿った重たい雪で、わたしの技でわ如何ともしがたい。急斜面でないと曲がれないぞっと。ちょっとショックなシーズン滑り納めだった。

 この前日にこれまた久しぶりにブランシュに行った。以前に来たときの方がもっと楽しめたように思ったんだけど。。。ヘタになったわけではないハズだが。。。