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滋賀ってわりとイイかも

 しがと言えば志賀な我が家ですが、滋賀県に行ってみた。初日は比叡山。坂本から比叡山ケーブルでお山の上へ。その坂本まで行くために乗った京福電鉄の電車が小さくて面白かった。山科から大津へ向かう途中、いきなり道の真ん中を走り初めてビックリ。浜大津の駅に入るときも信号待ち!

 それはともかく比叡山。20年ほど前に一度行ったっきり。しかも、その時はバスで連れて行かれて周囲のことはまるで覚えていない。ん〜、流石にデカイお寺です。国宝に指定された建物のあるんですね。これでも信長の焼き討ちでずいぶん小さくなってしまったそうですから、栄治のお山は大層なものだったんでしょう。

 さて、再び坂本に降りてきて、日吉神社や何やかや見る。お山の上も坂本も紅葉が素晴らしかった。京福坂本駅から神社までの道が風情があります。

   この日の宿は琵琶湖ホテル。全室レイクビューの綺麗なホテル。部屋は広くて明るくてよい。1Fのロビーがお洒落でした。実は、いつも思っているんですけど、ホテルの部屋ってなんであんなに照明が暗いのかなあ。ボクは明るいのが好きなんでいつも不満です。明るいは暗いを兼ねる?と思うんだけどね〜。この日、初めて生麩なるものを食した。これがなかなかの美味。。。考えてみるに、以前にもそれと知らずに食べたことがあったかも。


 翌日は車を借りてまず近江八幡へ。昔の家並みを保存した町並みや運河沿いの風情を楽しみむ町かな。ところが、堀を運行する船がほぼ運休状態で乗れませんでした。ツーリストもほとんどいなくて静かな町でした。

 次は安土城跡。行ってみるとだだっ広い駐車場の脇を山に入っていく道がある。。。工事中の脇をすり抜けて天守閣跡まで登る。登り初めてスグ、左手に羽柴秀吉宅の遺構があらわれる。道は階段状に整備されていて綺麗だが登りにくい。途中一休みしつつ三の丸、二の丸、本丸そして天守閣の跡へ上り詰める。と、天守閣は発掘調査中。近江平野が一望できる場所にあるんで眺望は抜群。平山城って分類に属するそうですが、本丸や天守までは遠い。本丸のほど近くに信長の館があったそうですが、秀吉なんかは麓に館があるわけで、信長が『サルを呼べ!』とか言うと、蘭丸か誰かが麓の秀吉の館まで呼びに行く、『殿がお呼びでございます。』とかなんとか告げられると、彼はおっとり刀でこの階段をダッシュ!いやいやいや信長様は気が短いで大変ぢゃのお(笑)。

 さて、城跡を辞して博物館へ。ところが、お休み!!え〜、安土城のもろもろの説明はココを見ないと。。。なにやら、祝祭日の翌日はお休みだとか。そんなぁ。しょーがないので湖岸をドライブしつつ米原へ向かうことにする。安土城の博物館は、彦根城と合わせて次回に。

   大津駅の駅レンタカーでクルマを借りたわれわれは米原駅でクルマを返した。この米原駅のレンタカー屋が凄かった。大津で借りるとき、米原駅の駅レンは分かりにくいと聞いていた。なんでも、多角経営をしているとかでレンタカー屋らしからない、と。行ってみて納得。喫茶店と土産物屋を経営するかたわらで駅レンもやっている様子で、土産物屋の中で返却の手続きをした。多角経営ねえ。。。失礼ながら、いずれも流行っているようには見えなかったけど。。。

 今宵の宿は長浜グランドホテル。駅からは見えるんですが、なんか遠い。道を知らずに大回りをしてしまった。お宿は、ホテル風旅館って感じ。泊まり客が少なくてゆったり。でも、料理は今ひとつだった。


 最終日、この日は長浜市内を散策。昔の町並みをいかした観光をメインに据えているみたいでした。その筆頭が黒壁スクエア。たぶん、この手の嚆矢は倉敷の美観地区だと思うのですが、そこと違うのは、ふつーのヒトがフツーに暮らしてることかな。  その中に、曳山博物館ってのがあって、何にも知らずに入っていったら、山とは山車のことで(余談ですが、遠州では屋台と呼びます)、それを曳いて練り歩くことから曳山。ただ、この山車は舞台がついていて、祭りのメインは、この山車の上の舞台で子供が舞を舞うってこと。なかなか立派な山車でした。また、町の人々が祭りに誇りを持っていることが伝わってくるなかなか楽しい博物館でした。長浜城に行きましたが、これはん〜ってな感じ。オープン直後だった鉄道博物館は、"鉄分の多い方"には必見かも(笑)。

 ってわけで滋賀の南部を回ってきましたが、滋賀って(静岡県西部から)近いですね。わりと見るところもたくさんあるし、安土城博物館のリベンジもあるし、また行かねば。。。