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"にく色"の電車に乗りたい!

 ニョーボは突然ヘンなことを言い出すことがある。この時も、
「ねえ、大阪には"にく色"の電車ってあるんだって?見てみたい。」と。
"にく色"の電車???何のことだ?
JRにはそんなんはありそうもないし、阪急電車はチョコレート色だし。。。あ、阪神電車か?
「"にく色"っちゅうか肌色っぽいのならあるよ。」とわたし。
「あ、それ見たい。どおしてもって言うわけぢゃないけど。」

 とゆうワケで、"にく色"の電車の走る大阪、ではなくて神戸に行くことにした。
 浜松を朝ゆっくりとスタートしても昼前には神戸についてしまう。とりあえず、異人館巡り。なんでも、オランダ館とかいうところでオリジナルの香水を調合してくれるとかで、そのためにちょっとお高いパスポートを買った。洋館はたいていはどれも同じ様な作りで3つも見ればOKって感じですね。高い入場料をとるだけあってうろこの家がなにかと充実していたかな。料金に相応しい内容かどうかは意見の分かれるところでしょうが。。。
 二人とも神戸は初めてではない。わたしなどは4度目である。観光で行くべきところはたいてい見てしまっている。いろいろ考えて、午後からは布引ハーブ園に行くことにした。新神戸駅のわきからゴンドラに乗って10分くらいか?最近、ハーブに凝り始めたニョーボは大喜びである。苗を買って帰りたがったが、これは思いとどまってもらう。山頂部から山腹にかけて広がる園内はなかなかいい雰囲気で、デートにも使えるかな?
 そうこうするうちに夕方になってしまいホテルに向かう。今宵の宿はオークラホテルである。以前にニョーボが泊まったことがあって是非もう一度泊まりたいと言うんで、ちょっと無理をした。(笑)
 食事は外でしようということで、目星をつけて置いた店に向かったが、いずれも考えていたのとは違う店構えでパス。結局、南京町で中華になってしまった。なんとかいう店のブタマンを食べそこねた。。。バスドラム背負ってギターを引き語るおじさん(外国人)が人だかりを作ってた。
 翌日は、神戸港の周遊からスタート(中突堤から乗船)。50分のコースを選択。この港巡りってやつわたしゃ好きなんだな。お客はジジババばかりですけど、なんかいいんだよねー。去年、長崎行ったときも乗っちゃった。
   で、お後はニョーボのリクエストでお買いもの。ハーバーランド界隈でぶらぶらと。カバンが欲しかったらしくいろいろ歩き回っても気に入るものがないらしく結局買わなかったが。。。途中で、ピングー屋(っていうのか?)を見つけて思わず入ってしまった。(われわれはペンギンが大好き。その延長上にピングーもいるのだ。)
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   さて、いよいよ"にく色"の電車との対面です。高速神戸駅で電車を待ちます。入ってくるのは阪急や山陽電鉄の車両ばかり。でも、待つことしばし。"にく色"の電車がやってきた。二人で、「あー、"にく色"!」と声をそろえてしまい、隣で待っていたおばはんに睨まれてしまった。二人とも"にく色"の電車に乗ることが出来て満足だった。(ホントか?)