karu

軽井沢晩夏

 実は、高校卒業以来、夏は必ず信州に行っていた。(この翌年、行く機会がなく途切れてしまったが。)で、突然思い立って軽井沢に行った。
 今回はクルマである。遠州地方(静岡県西部)から信州というのは結構行き難い。間の南アルプス(赤石山脈)やその前衛山塊に阻まれて大きく迂回しなくてはならない。常識的に考えて以下の4ルートが考えられる。(便宜上浜松を起点、諏訪を終点にする)
1.浜松ー(東名高速)ー清水ー(R52)ー韮崎ー(中央道)ー諏訪
2.浜松ー(東名高速)ー富士ー(西富士道路)(富士宮道路)(甲府・精進湖道路)ー甲府南ー(中央道)ー諏訪
3.浜松ー(東名高速)ー小牧ジャンクションー(中央道)ー諏訪
4.浜松ー(R257)ー稲武ー(R153)ー飯田ー(中央道)ー諏訪
 もちろん、ほかにもルートはあるだろう。例えば天竜川を忠実にさかのぼっていくカルトなコースもあるが(走ったことあり)、一般的ではない。
 この4つのうちわたしがよく使うのは4つめのルート。時間的には4つとも大差はない。その日の交通事情により速かったり遅かったりするが、最大20分程度の差である。(20分違えばでかいって話もあるが)このルートが一番有料区間が短く安く上がる。これがこのルートの最大のメリットだ。
 前振りが長かったが。。。
 この時も4ルートを使った。ピラタスロープウェーに乗り、天狗の箱庭とか縞枯山荘、雨池峠にも足を延ばしてみた。宿に向かう途中で見た夕焼けの八ヶ岳連峰が美しかった。この日は原村に泊。
 翌日、八ヶ岳の東麓を走って軽井沢へ。8月最後の日曜だったんだが混んでいた。軽井沢市街地をぶらぶらしたあと、ニョーボがどおしても行きたいと言ったペイネ美術館へ行った。絵そのものより見せ方がうまいと感じた。古い別荘を美術館にして、レイアウトにも工夫したりと。後はひたすらクルマをとばした。