道東culture shock |
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「こんどの旅行はCuture Shockを感じた。」 これは、この北海道旅行を終えたときのニョーボの感想である。 ま、Culture Shockは大げさとしても、北海道には遠州にはないものがたくさんある、日本は広いなぁと思わせるに十分な旅行だった。 まず、コース概略から。 浜松ー羽田ー中標津ー脳失刺枳─失?(泊) 根室ー摩周湖ー屈斜路湖ー美幌峠ー網走(泊) 網走ー層雲峡ー旭川ー札幌(泊) 札幌ー(車中泊)ー上野ー浜松 わたしは北海道は2度目だ。が、ちゃんとした旅行では初めて。というのも1度目は大学時代のクラブの合宿で、ザック背負って歩こうなんて普通ぢゃない旅だったから、現地入りするのに夜行急行連泊。もちろん座席の自由席。宿泊は全泊テント。帰りも夜行急行連泊。 で、今度は、ニョーボは初めてだし、そもそも学生じゃないからちゃんとした旅行。 羽田空港は搭乗口に東京とフライト先の気温が出るようになっている。それによると東京の32℃に対して中標津22℃、釧路なんか18℃なんて出ている。ちょっと目を疑った。でも、ホント、涼しい涼しい。根室の近くではセイタカアワダチソウの黄色い花が咲いていた。(遠州地方では11月半ばだ。)納沙布岬では食堂でストーブを焚いていた。 中標津空港でレンタカーを借りて取りあえず開陽台に行って根釧台地の広さを確認。遠く国後と思しき島影が見えた。根釧台地を根室に向かって走る。周りは牧場と原野ばかり。周囲何キロ四方といったオーダーで人が住んでいなんじゃないかと思う。牛の方が多かったりして。思い出したように集落が現れる。家々はずいぶんゆったりと建てられていて、路地も道幅が広い。(そーゆーのは路地とは言わんか?)ひたすらのどか。でも、一番穏やかな季節に来ているワケで、冬のきびしさに思いを馳せる。 根室半島(って言うのかな?)に入るとちょっと雰囲気が変わる。住んでらっしゃる人たちには失礼だが最果てと言う言葉がしっくりくる景色が広がるようになる。根室って言う名前は多分全国区だと思う。でも、小さい町だ。鉄道のレールが根室駅の先で途切れているのがホテルから見えた。旅情を誘う風景だった。 納沙布岬には時計回りにクルマを走らせた。北側の海岸の方が寂しい。気候がきびしいのかな。時間が遅かったためか、岬には人影がまばらだった。半袖では寒い。ガイドブックで有名な何とかいう食堂でちょっと早い夕食をとった。つぶ貝ってのが美味しかった。 根室から網走へもクルマで移動。摩周湖(やっぱり霧がかかっていた!?)、美幌峠を経て網走まで。摩周湖〜屈斜路湖〜美幌峠のあたりは本州とあんまり違いの感じられない風景だが、人が少ない。クルマも。 網走では、網走監獄(旧網走刑務所を使った資料館)を見学した後、能取岬に行ってみた。断崖の上に広い草原の広がる岬だが訪れる人も少ないようで、静かだった。(写真)遠く国後島が見えた。帰りは来た道を帰らず、岬の反対側へ回り込んで帰ることにしたが、途中から道が悪くなってちょっとアセった。が、人の気配が少ない場所のためか、シカやキツネがいっぱいいた。クマもいるんじゃないかとちょっとビビった。 3日目は網走〜札幌間のロングドライブ。寄り道しながらのんびり走った。ま、ノンビリのスピードが本州とは違いますケド。北海道は道が広くて、信号がなくてホントに走りやすい。そう、この時カムリをレンタルしたんだが、中標津空港から根室、網走、札幌まで走る間無給油。1800ccのAT車で19km/Lという脅威的な燃費をたたき出した。(でも、北海道では驚くに値しないんだろうな。) 層雲峡でロープウェーとリフトに乗って黒岳の中腹まで上がった。途中でキタキツネにあった。(写真)リフト乗り場に、「ここはクマの生息地です。」っていう注意を促すでかい看板があった。登山者に対するものだと思うが、かなり恐いことが書いてあったぞ。ま、本州と違ってヒグマだからな。 で、層雲峡の一番見物の崖はなんやらすうっと通り過ぎてしまって、よくわからんかった。 あとはひたすら札幌へ。 札幌はすんごいお街。(わが家では町の中心街をこう呼ぶ。)おっきな町だなー。実は、旭川あたりから、同じ北海道でも雰囲気が違うんだなあと感じながらクルマを走らせてきたのだが、札幌はまた別格かな。宿泊するホテルがわからなくて迷った。チェックインして一息ついたあと、ニョーボたっての希望でビールファクトリーに行く。ここは面白かったぞ。 翌日は札幌観光。ま、旧道庁とか大通り公園とかおきまりのコースを回る。札幌は結構暑かった。28℃ほどはあった。でも、湿気が少ないんで過ごしやすい気がした。わたしは冬の寒さは平気な方なので、スキーも好きだし、夏あんまり暑くないこの町は住んでみたい。お街だし。コンサドーレも出来たし。もっとも、ニョーボが寒いの嫌いだけど。。。 で、帰りは"北斗星"を予定していた。が、なんでも集中豪雨があってルート上の江差線?が不通になっていて、前日のニュースでは復旧の目処が経っていないとか恐いことを言っていた。最悪の場合は、延泊して飛行機かなって考えたんだが、なんとか動いた。例によってDuetをとっておいた。さすがはJR東日本の看板列車。(JR北海道の所有の編成もあるらしい)なかなか雰囲気ありますね。いつか、なんとかA寝台とかいうすんごいヤツに乗ってみたいもんだ。 今回の結論。ん〜、日本は広いぞ。こんどは沖縄にも行かねば。 |
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